カクヨムの良いところ その① 執筆画面が使いやすい!
本稿は、すでにカクヨムを利用している方には当たり前のことですが、こんなに恵まれているんだよという視点で読んでもらえたらなと思います。
前回も言いましたが、私は長らく小説家になろうを使ってきました。執筆に関しても長く親しんでいたこともあり、カクヨムの執筆画面を使おうとは思っていませんでした。ただ開いてコピペして保存して公開する。ただそれだけのつもりでした。
しかし、なんとなしに使ってみたところ驚くほど快適だったのです!
快適ポイント①
プレビューから編集に切り替えた時に、プレビューで見ていた画面がそのまま表示されている。
私は推敲を何度も繰り返すタイプの書き手です。
どのぐらい書き直すのかというと、現在書いている長編だと1話につき軽く50回以上、下手すると100回以上、推敲していると思います。書いてる途中に上から読み直し、何度も推敲。書き終わったら誤字脱字がないか推敲。期間をあけて不自然な点がないか推敲。そして気に入らなければ書き直しで、また推敲の連続です。
(ちなみに本稿は気軽に書いているため、あまり推敲をしていません。誤字があった場合は笑ってやってください)
この推敲作業の時に誤字を発見したとしましょう。
小説家になろうの場合、プレビューを閉じて、編集ボタンを押して、もう一度該当箇所の文章までスクロールしなければなりません。しかし、カクヨムの場合、プレビューから編集画面へ切り替えると、編集画面の方も同じところまでスクロールされているため、即座に修正することが可能です。
これは狂ったように推敲する、推敲ジャンキーの私にとっては、とてもありがたい機能です。作業がめちゃくちゃ捗ります。正直、神機能です。
ただ一つ、不満を述べるとしたら、編集画面で保存ボタンを押下したのち、プレビュー画面に戻ると、画面の一番上へ戻されてしまう点でしょうか。修正をすぐ確認したいので、戻されてしまうと修正箇所を探すのが面倒なのです。
快適ポイント②
保存ボタンを押してもそのまま書き続けられる。
小説家になろうやアルファポリスの場合、一度保存すると編集画面が閉じられ、続けて書くことができません。しかしその点、カクヨムは連続で書き続けることができます。wordで文章を書いているかのように扱え、こまめに保存することができる。地味ですが、塵も積もればなんとやらで、こまめに保存したくなる私にとっては大変ありがたい機能なのです。
快適ポイント③
小説ごとに話を書くことができるので管理がとても楽!
私はストックを貯めてから小説を投稿していくタイプの書き手です。
小説家になろうでは、小説と話が紐づいていないので、管理がとても面倒でした。特に、複数の小説を同時に書こうとすると地獄絵図になります。
以下はイメージです。
第5話 別れ
第3話 王女様を助けたら惚れられてしまった。しかし俺は壺が好き
第2話 師匠は伝説の剣聖。だけど今はおじいちゃん
第4話 彼女という人は
第1話 炎術を極めた俺は、陶芸家に弟子入りする
第3話 恋心
第2話 調べ
第1話 出会い
わかりにくいですが、二つの小説が混ざり合ってしまっています。
最強主人公が陶芸を極めるファンタジー小説と、硬派な現実世界の恋愛小説が混ざってしまっているのです。
新しいものが上となり、順番の入れ替えはできません。なので整理することができず、このようにごちゃごちゃになってしまうのです。
ちなみにプロットや設定などもここにぶちこむため、更にカオスな状態になっていると付け加えておきましょう。そして1ページに収まらない分は次のページへ行くので、後で修正する時に一手間かかります。
でも、カクヨムは小説ごとに話をまとめられますよね。
例えば、
タイトル:ある日、壺に惚れてしまった最強炎術師の俺は、陶芸家の道を歩む
第1話 炎術を極めた俺は、陶芸家に弟子入りする
第2話 師匠は伝説の剣聖。だけど今はおじいちゃん
第3話 王女様を助けたら惚れられてしまった。しかし俺は壺が好き
タイトル:君との距離が縮まって
第1話 出会い
第2話 調べ
第3話 恋心
第4話 彼女という人は
第5話 別れ
とてもわかりやすいですよね。全然違います。
しかもカクヨムは話の順番の入れ替えもできます。あとでシーンを追加したくなった時でも、問題なく対応ができます。便利すぎて鼻血が出そうです。
どうでしょうか。
カクヨムが恵まれているということが少しは伝わったでしょうか?
おそらくカクヨムユーザーの方が、小説家になろうを使おうとしたら、ストレスが溜まって仕方がないと思います。私は慣れているので平気ですが。
ただ一点、小説家になろうの方が秀でている点があります。
それはルビ振りです。
カクヨムは《》か《》でルビを振りますが、小説家になろうでは、これに()が加わります。変換を経ずしてルビを振ることのできる()はタイピングが楽で、流れるようにルビを振ることができます。
もっとも、このルビ振りルールが違うせいで、カクヨムに持ってくる時に、一度()を全部《》に変換しないといけないわけですが。
ちなみにアルファポリスは《》のルールしか適用されないため、今後はすべてこの形式でルビを振ろうかと考えています。
また、小説ごとの話の管理機能はアルファポリスにもあります。ただ、やはりカクヨムの編集画面は美しいですし、何より編集とプレビューの切り替えがめちゃくちゃ楽です。執筆画面の使いやすさは、
カクヨム >> アルファポリス > 小説家になろう
といったところでしょうか。
次回はカクヨムの良いところ その②をお送りしたいと思います。
ではでは。
2024/03/16 追記
2024/03/14に小説家になろうにおいて、大規模なユーザページリニューアルが行われました。これによって、小説の執筆・管理が大幅に改善されました。ここに書かれている内容は、リニューアル前のものであり、古い仕様を含んでいます。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます