【PVを増やすために底辺が足掻く】カクヨム新参者の底辺作者がPVの低さに絶望し、それでもカクヨムを使っていこうと決めた理由

カクヨムはフォローが貰いやすい？

　前書き

　砺波ユウ様、レビューありがとうございます。

　またお褒めに預かり光栄でございます。

　これは私見ですが、読みやすい文章と、感情移入させる文章はまた別なのかなと思っています。当エッセイは私の体験談ですので、心の叫びが伝わりやすいのかなと。

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　カクヨムを利用し始めた時、PVの低さに絶望しました。ですが、真の絶望に至る前に救いの手が差し伸べられました。

　それはフォローと評価です。

　小説家になろうにおける「少女に抱かれて行く異世界の旅」は、だいたい100人来場したら1人がフォローをくださります。しかし、カクヨムは10人が1話を読んだら、1～2のフォローがつきます。

　もう少し正確にいうと、最新話まで読んでくださった方は、ほぼ確実にフォローをくださいました。評価についても積極的に頂けたと思います。

　だからこそ、真の絶望に至ることがなかったのです。

　この時点で、カクヨムはフォローが貰いやすい。と仮説を立てました。

　そしてデータが少なかったので、記事にはせず、しばらく寝かせました。

　先に結論を書いておきますね。

　①カクヨムはフォローを貰いやすい

　②カクヨムはフォローが外れにくい

　※ただし、序盤に限る。（文字数が増えるとフォロー率は下がっていく）

　①については後でデータを元に計算しますので、一旦脇に置きます。

　②のフォローが外れにくいですが、これは先方にフォロー通知が届くので心理的に外しにくいのだと思います。小説家になろうでは、先方に通知が届かないので、気軽にブクマを外すことができ、実際、日常茶飯事で剥がれ落ちていきます。

　それともう一つ。作品フォローの場合は、最新話まで読み進めていないと、更新通知が来ないという仕様も関係していそうです。更新通知が飛ぶと、寝た子を起こすことになり、もう読まないからとフォローを外されることがありますからね。

　更新してブクマが4件剥がれ落ちたりすると、精神的にかなりくるので、カクヨムのこの仕様は、作者サイドにとって大変ありがたい仕様だと思います。メンタルにダメージを負うと書けなくなってしまいますから。

　カクヨムの良いところ　その④に追加してもいいぐらいです。

　では①について説明しましょう。

　本来、フォロー率とは以下の式で算出されます。

　フォロー数　÷　ユニーク数（来場数）　＝　フォロー率

　例えば、1000人が来場して23件のフォローがついたなら、

　23　÷　1000　＝　0.023　＝　2.3%（フォロー率）

　となります。

　しかし、残念ながらカクヨムにはユニーク表示がありません。

　ですので、以下の二つの側面からアプローチし、小説家になろうとカクヨムの数値を比較することにしました。

　①ユニーク数ではなく総PV数で比較する。

　②第一話のPVを仮想ユニークとして設定し、比較する。

　では、早速①からやっていきたいと思います。

　小説家になろうにおける「少女に抱かれて行く異世界の旅」の総PVは「168,972 」です。（2023/9/30　現在）

　一方、フォロー数はというと、前回より2増えて、現在284です。

　フォロー数　÷　総PV　＝　フォロー率

　とした場合。

　284　÷　168972　＝　0.0016807518405416　＝　0.16807518405416%

　となります。

　一方、カクヨムではというと。

　フォロー数は19。総PVは1488となっています。式に当てはめると、

　19　÷　1488　＝　0.0127688172043011　＝　1.27688172043011%

　このままでは何の数字がわからないので、二つの数字にどのぐらい差があるのか計算します。

　すると、おどろくことに約7.6倍の差があります。つまり、PV比で7.6倍、カクヨムの方がフォローがつきやすいということです。

（1.27688172043011　÷　0.16807518405416　＝　7.597086551567612）

　そしてこの数字は小説の文字数が増えることに比例して、日に日に下がっています。当初は10倍以上の差がありました。ですので、最初の結論に「序盤に限る」と書いたのです。（現在の文字数は36万文字ほど。25万文字あたりから鈍化した）

　とはいえこれは、カクヨムとなろうで公開している話数が異なるため、正確な数字にはなりえません。多少の誤差が発生しているはずです。

（※話数が多いほどPVは増える。カクヨムとなろうでは、13話分の差分がある）

　では、本来やるべきユニーク数で計測してみましょう。カクヨムにはユニーク数がないので、第一話のPVを仮想のユニークとします。ただしこれは、トップページのユニーク数が含まれないため、正確なユニーク数にはなりえません。

（加えて、プロローグ飛ばす勢もいるはずです）

　小説家になろうの総ユニーク数は30,318人なので。

　284　÷　30318　＝　0.0093673725179761　＝　0.93673725179761%

　つまり、1000人来場したら9人はフォローしてくれるということです。

　カクヨムの第一話のPV数は140なので。

　19　÷　140　＝　0.1357142857142857　＝　13.57142857142857%

　第一話を見た人が1000人いたら135人フォローしてくれるということです。

　その差、なんと14倍。

　やはりというべきか。トップページブラバ勢を計測できていないので、PVの数字と大きく乖離（かいり）してしまったようです。

　カクヨムさん、ユニーク表示つけてもらっていいですか？

　正確な数字が計算できません。

　しかし、即ブラバ勢が省かれているとはいえ、明らかに、フォローがつきやすい傾向にあることはわかります。

　もう一度、結論を書きます。

　①カクヨムはフォローを貰いやすい

　②カクヨムはフォローが外れにくい

　※ただし、序盤に限る。（文字数が増えるとフォロー率は下がっていく）

　そして、

　①②の相乗効果により、フォロー率が高くなる。

　これは、カクヨムを利用する明確なメリットであると断言できます。

　モチベーションの維持という観点からみて、これほどありがたいことは他にないでしょう。だからこそ私のような低PVでもやっていけるのです。

　カクヨムの読者様は、仏のような人が多いのでしょうか？　正直、カクヨムの読者様はとてもあったかいです。

　積極的にフォローをつける文化が発展したその歴史には、興味を抱かずにはおれません。何か理由があったはずですが、新参者の私にはわからないのが残念です。

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　文字数が増えるとフォロー率が下がる問題について。

「少女に抱かれて行く異世界の旅」では、文字数が25万文字を超えたあたりから、評価がつかない状態となりました。同時にフォロー率も落ちていきました。

　これはおそらく、話数が進んでいるにも関わらず評価（★）が低いことによって、信用が低下し、読まれにくくなっているからだと思われます。

（信用低下によって、序盤のブラバポイントがより凶暴なものに見えるようになるのか、最新話まで誰もたどりついていないようです）

　実は、小説家になろうでも同様の現象が発生します。要は、先人のスコッパーが見限った小説だろうと、後続のスコッパーが判断し、忌避するのです。

　なので、フォローがつきやすいのは、あくまで序盤～中盤にかけてなのかもしれません。あるいは、きちんと評価（★）を積み上げることができれば、話は別なのかもしれませんが。

　ちなみに、小説家になろうにおける「少女に抱かれて行く異世界の旅」はブックマークを順調に増やすことができたので、信用を得ることができ、フォロー率はほとんど横ばいで推移したことを付け加えておきます。