概要
第二部連載スタート!食べられるはずが花嫁に!? 運命すれ違い婚礼語り
「神様に食べられるって、どんな気持ちなのかしら」
荒ぶる神を鎮めるための生贄として捧げられた如月千代は、食べられる瞬間を待っていた。
両親をなくし、弟と共に預けられた叔父一家で、虐げられて育った千代。
挙句の果てに捨てられるように神の生贄とされてしまったが、弟には同じ未来を迎えさせたくない。
神の力を封じる毒を隠し持ち、食べられることで神を封じることが、せめてもの彼女の望みだった。
その瞬間を待つ千代の前に、秀麗な龍神・銀嶺が現れる。
誰もが恐れる龍神は、けれど千代を花嫁として丁重に扱うばかりで――いっこうに食べてくれない!
銀嶺の優しさに癒やされつつも、食べられようと自分磨きに励む千代。
一方で、千代の不憫な境遇を神の力技で解決しようとする銀嶺。
から回りながら共に暮らす二人は、や