このエッセイを読むと猛烈に励まされた気分になります。
「ああそうか、そうだったのか、悩んでいたのは自分だけじゃなかったのか……」と。
物書きにとって、情熱とか意地とか執念ってやっぱり必要なんだとつくづく思います。
作者さんからそれがひしひしと伝わってくる!
小説を書く上での工夫、ウェブで読んでもらうためにはどうしたらいいのかというテクニカルな話題も必見です。
特に、一般書籍とウェブ小説の違い(読者の違いと言い換えられるかもしれません)というのは、各エントリを通して物凄く丁寧に紐解いてくれています。
(自分はこのエッセイから、いくつかの文章を抜き出し、PCの「物語を書く上で必ず覚えておくこと.txt」にコピペさせてもらったほどです……!)
あと、これは書いていいのか分からないのですが、このエッセイは、各エントリに関する読者さんのコメントと、それに対して丁寧に返信される作者さんのコメントも含めて素晴らしいのです。
しきりに自分のことを底辺作者と仰る作者さんですが、これだけ分析力が鋭くて示唆に富むエッセイを残せる方が、そんなことはあり得ない。
(「作者さんが底辺なら自分なんか土中ですがな~!」というツッコミを込めて)