概要
怪異に飲まれても、食事を摂ることは忘れません!
「ご飯を作ります!」――子供の遊びに巻き込まれ、エレベータから異界へと飛ばされてしまった福祉職員、遠野(とおの)。
怪異はびこる奇妙な世界で逃げ惑うなか、伝説の迷い家を探し一攫千金を狙う女子高校生、千春(ちはる)と出会い、異界で見つかる冷蔵庫や建物内に残された食料を調理しながら、異界を出る方法を模索していく。
巨大ショッピングモールでは炊飯器カステラを朝食に空間の繋がったシャワールームの窓越しに声をかける女の怪異と徘徊する機械生物に遭遇し、茶室にひそむ猿の怪異がいる温泉街では日米合同調査チームの隊長である謎多きへルン女史の助言を得つつ肉じゃがを食べる。寺院の胎内巡りから地下デパートに似た飢餓地獄を体験し、猿の怪異に渡された枝によりたどり着いた即身仏の安置所では海鮮焼きそばを作り、湧き
怪異はびこる奇妙な世界で逃げ惑うなか、伝説の迷い家を探し一攫千金を狙う女子高校生、千春(ちはる)と出会い、異界で見つかる冷蔵庫や建物内に残された食料を調理しながら、異界を出る方法を模索していく。
巨大ショッピングモールでは炊飯器カステラを朝食に空間の繋がったシャワールームの窓越しに声をかける女の怪異と徘徊する機械生物に遭遇し、茶室にひそむ猿の怪異がいる温泉街では日米合同調査チームの隊長である謎多きへルン女史の助言を得つつ肉じゃがを食べる。寺院の胎内巡りから地下デパートに似た飢餓地獄を体験し、猿の怪異に渡された枝によりたどり着いた即身仏の安置所では海鮮焼きそばを作り、湧き
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!異界で食べるいつもの味はどうかな?
偶然異界に迷い込んでしまったしがない福祉職員、遠野。
彼はそこで一人の女子高生、千春と出会う。彼女は一攫千金のため、祖母から聞いた「マヨイガ」の伝説を追っているという。
千春と共に、遠野は今日食べる飯を現地調達しながら帰り道を探す生活を始めるのだった。
JKちょうたくましいな……というのが率直な感想である。
そう思うと同時にとてもマネできないと思う。若さゆえの勢いだろうか。
まず、前提として異界の食物そのものは食べてはいけない。ヨモツヘグイとか伝承にあるように、食べれば向こうに属する者となってしまい帰れなくなるからだ。
そこで、千春はこちらの世界から異界に流れ着いた食料品を拾って食べて…続きを読む