忘却を夢見た天才少女の話

目にしたものは何でも記憶できる天才少女ヨウ。そんな彼女はある日一部の記憶を失っていた。そこはかとなく漂う喪失感。でも、その正体はわからないままだった。
　そんな中ヨウが出会ったのは絶世の美少女シノだった。どうしてか初めて会った気がしない彼女にヨウは惹かれ引きずり込まれてゆく。でもそれでよかった。だって毎日が楽しかったから。

　踊れ、狂え、謳歌せよ。

　通り過ぎているときは透明、振り返ると青い。それが青春というものだから。