さまざまな視点や題材をもとに描かれる僕と彼女の何気ない日常。ホッとするような何気ないものから笑みが零れるもの、置き去りにしたものを気付かされるような話まで多種多様に紡がれます。個人的にはハッとさせられるようなお話がとても好きです。気まぐれな彼女とそれに振り回されつつも満更ではないぼくのやりとりは、甘やかであるものの程よい距離感で成り立っています。とても興味深く、ときに繊細に映って彼らの様子を見届けたくなります。不思議な距離感で紡がれる二人の物語。よろしければ気になったお話から読んでいただきたいと思います。
ぼくと幼馴染の彼女。過ごす日々はなんてことない日常で。ともすれば私たちにもあり得たかもしれない、そんな風にも思ってしまう。猫のように気紛れで、彼女はさらりと甘えてくる。それに振り回されながらも満更でもないぼく。上質な砂糖菓子のように甘く、けれども喉にすぅーと通り抜ける爽やかさ。是非一度ご賞味あれ。
もっと見る