概要
町内に噺家さんが誕生!?正確には「なりきり」「もどき」「遊びの」ね。
ひょんなことから町内に落語研究会が出来た。馬さんがよいしょでかつがれて師匠となり、厳しい?修業が始まりました。 落研経験者ではあるものの素人の指導で、果たしてどうなりましょうか。 笑点に憧れて一丁前に色とりの着物まで揃えてやる気満々! 途中でへたれたりもしたけど何とかそれなりになってきて・・・ 宜しければ最後まで、気をたしかにお持ちになって、下手な文章にも毒されることなく、お付き合いのほどをお願い申し上げます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!暗い顔してないで、楽しく笑って暮らしましょうよ。
てな、言葉が聞こえてきそうな楽しいエッセイ。
素人落語集団が成り上がりそうで、実はそううまくいくわけでもない、むしろトホホな出来事がこれでもかとつづられていきます。
落語好きの作者ならではの、軽妙洒脱な語り口がなんとも味わい深い。
ダジャレがあって、落語があって、下ネタまで混ぜ込んで、一行の成長を面白おかしく語ってくれます。
エッセイの面白みの一つは、作者さんの目を通してみる世界の独特さです。
はたから見れば「あいつらなにやってんだ?」な出来事の数々も「ホントしょうがない人たちだねぇ」と笑いに変換されていきます。
むしろ落語を半ば真剣に(揃いの着物あつらえたり)、半ば適当に(でも大して練…続きを読む - ★★★ Excellent!!!洒落た彼女のコメントの原点は、この落研に在ったのだ!?
時々、色々な作品の方のコメント欄で拝見する洒落たコメントを残される作者ことローバさん。
なるほど、彼女の洒落たコメントの原点はここ、落語研究会にあったのです。
内容は噺家きどりの愉快な仲間達が引き起こすドタバタ喜劇の中に垣間見るヒューマンドラマ。実話を交えたローバーさんの過去とは一体?
過去の落研の思い出話が溢れんばかりに語られています。芸名を付ける件や、寄席文字の話は結構面白いですよ。オヤジギャグならぬローバギャグが冴えわたる内容は悲喜こもごもなのか?
「どうやらお後が、よろしいようで……」の声が、どこかで聞こえて来るような?
そんな気がしますよ。