概要
<死者を葬る少女>と<時を渡る死神>が巡る、祈りと葬送の幻想譚。
時を渡り、永遠の命を生きる、少女と死神。
大反響の幻想譚がカクヨムにて大幅試し読み連載開始!
<STORY>
死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。
モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともに、あるものを捜して旅をしていた。
シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた――。
死は等しく安らかに――祈りをこめてモリアは死者を葬る。永遠を生きる時の旅人がつむぐ、祈りと葬送の幻想譚。
■登場人物■
【モリア=メメント】
青い喪服を
大反響の幻想譚がカクヨムにて大幅試し読み連載開始!
<STORY>
死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。
モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともに、あるものを捜して旅をしていた。
シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた――。
死は等しく安らかに――祈りをこめてモリアは死者を葬る。永遠を生きる時の旅人がつむぐ、祈りと葬送の幻想譚。
■登場人物■
【モリア=メメント】
青い喪服を
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!【東京編レビュー】摩天楼の針が止まるころ
これは、書き下ろし編となる「東京編」へのレビューです。
死を司る一族の最後の一人、モリア。彼女は自らの心臓を抵当に、死神シヤンを従える。一族に関わるものを探して時と場所を越え、たどり着いたのは現代の東京であった。摩天楼。その隙間で小さく嗤う、陰と闇。新品のキッチンとぐずついた排水溝の同居するこの街で、不可解な連続自殺事件が発生していた。モリアの失われた身体が、静かに疼く。
今回の書き下ろし編ですが、かなりテーマの利いたパートだと感じました。本編で提示されたテーマである「死」を、ある側面から深掘りしているのです。今回の事件――連続自殺事件には櫻武刑事という登場人物が関与します。この櫻武刑事…続きを読む