概要
〝能力〟が使えるようになった人間は、七日で死んじゃうんだって。
「ねえ、彩失症候群って知ってる?」
「なにそれ都市伝説だっけ? たしか……色が見えなくなるって」
「色が見えなくなるだけじゃいらしいの。なんか、それと同時に〝能力〟に目覚めるんだって」
「それも聞いたことある。けど〝能力〟って、なんかあやしいよね」
「なに? 信じてないの?」
「だって、〝能力〟だよ。信じないでしょ」
「昔、高校で次々に学生が燃えた事件があったじゃん。あれも〝能力〟による人体発火だって」
「冗談よしてよ」
「原因不明の怪奇現象も、じつは〝能力〟が関係しているって」
「えーうそ。超物騒じゃん」
「このクラスからも彩失症候群の人が出てきたらどうする?」
「どうする、ってウケる」
生きづらさを感じていた主人公――中本和也は、ある日ものを切断する〝能力〟に目覚める。
それを夢崎友里
「なにそれ都市伝説だっけ? たしか……色が見えなくなるって」
「色が見えなくなるだけじゃいらしいの。なんか、それと同時に〝能力〟に目覚めるんだって」
「それも聞いたことある。けど〝能力〟って、なんかあやしいよね」
「なに? 信じてないの?」
「だって、〝能力〟だよ。信じないでしょ」
「昔、高校で次々に学生が燃えた事件があったじゃん。あれも〝能力〟による人体発火だって」
「冗談よしてよ」
「原因不明の怪奇現象も、じつは〝能力〟が関係しているって」
「えーうそ。超物騒じゃん」
「このクラスからも彩失症候群の人が出てきたらどうする?」
「どうする、ってウケる」
生きづらさを感じていた主人公――中本和也は、ある日ものを切断する〝能力〟に目覚める。
それを夢崎友里