「やっぱ、俺たち血のつながった家族だな」2021年6月2日朝
『おはよう』
「早いな」
現在の時刻、午前5時、、、
『あんま寝れなかったし、熟睡出来てない』
「俺も」
『やっぱり親子だね、似たとこあるわ』
「そうだね」
『昨日の夜から舞子は、私の隣で寝るようになった』
「誰でもあんなことなりゃ、そうなるって、、、」
『バレないか、ヒヤヒヤで』
「昨日、ラインでだけど久しぶりに舞子と話したかも」
『舞子、すごく嬉しそうだったよ』
『久しぶりにお兄ちゃんと話せたって、喜んでた』
長らく話せてなかったけど、いつからだろうか?
アイツが俺を隔離してたからな、、、
そのせいで、一緒に住んでるはずなのにいつも1人だった。
だから家を出たんだ。
と振り返ってるとラインが来た。
『それで荷物のことなんだけど』
『舞子の宝物は、絶対に持っていくって』
「宝物?」
『Large Tixesunattuのグッズ』
Large Tixesunattuとは、カッコイイ女性5人組のアーティストで女性ファンが多いことで有名。舞子もファンだ。
「だろうな、、、」
『全部、私がこっそり舞子のためにメールガリでかなり買ったんだ』
『あれも欲しいこれも欲しいって、大変だったんだから』
「www、兄妹だな、、、」
『ほとんどが限定グッズ』
「俺の本にかける気持ちと一緒だね」
『CDを買わないと貰えないものとか』
『ミニライブに行かないと貰えないもの、サイン入りの写真とかね』
「ああぁぁ分かる、本でも特装版あるんだよね」
『私はモーニングで連載されてた、あせとせっけんを買ってたわ』
『買える時期には、特装版ばっか買ってた』
「分かる、欲しいよね」
『よくアプリとかで、無料でお試し読み出てる』
『あれいやらしいよね、先が気になって買いたくなる』
「買わせるために、いいとこで終わる」
『あせとせっけん、特装版買わないと分からないとこ出てくるんだ』
「そうなんや、特装版だと表紙特別だったりもする」
「俺はラストゲームの特装版を手に入れれなかったのが無念、、、」
「最終巻の表紙が結婚式で、普通が洋装で、特装版が和装だった」
『あせとせっけんも結婚式の表紙なんだ』
「マジか、最近のはやり?」
『一応恋愛ものだよこれ』
「ラブコメで結婚式の表紙がラストなの、言われてみれば多い気がする」
『やっぱり、はやり?』
「ファンからすれば、晴れ姿をカラーでみたいし」
ほぼ同時に最終巻の表紙の画像を送りあった。
『ほんとだ、最終巻が同じ11巻だ』
「それも、はやりだと思う」
「子どもだけじゃなくて大人もターゲットで、大人買い出来るから」
『なるほどね、、、』
『メールガリで探したら、ラストゲームの和装あったよ』
『欲しいなら買ってあげるけど、どうする?』
「欲しいです、よろしくお願いします」
明後日届くと昼頃に母さんから連絡が来て、久々のウキウキ気分で仕事をして、所長に今日はどうしたと突っ込まれました、、、
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