「便利になった社会の裏」2021年6月15日早朝

あまりすっきりしない感じでゴソゴソと起きだした。あまり寝れずに、4時間程度しか寝れなかった。

母さんからラインが来ているのに気づいて、パソコンを開いた。

携帯より早く打てるから、パソコンでラインはなるべくしてる。


『おはよう』

『今日の3:30頃のことなんだけどたまたま目が覚めて、同時に舞子が起きてた』

『舞子がリビングが真っ暗だけど、iPhoneの懐中電灯みたいに光ってて、なんだろう?って見てたら、写真を撮る時のフラッシュが数回光った』

『私も写真のフラッシュの光は、見た』

『私たちが起きてるのを察知したのかまた寝始めたけど、何をしてたのか怖くて、なかなか寝付けなくなった』


「そっから起きてたの?」

「仕事は大丈夫?」


『寝たけど、1時間おきに目が覚めちゃって』

『仕事あるから起きなきゃいけない時間だったし、もう寝れなくて』


「仕事、出来る?」


『緊張しているせいか、家に帰ってくるまで、眠たくないんだ』

『昨日の夕方は少し眠たかったけど、引越し業者の見積もりが来たから、それどころじゃなかった』

『なんだかんだで、見積もり、終わったのが、19:30頃だった』


「ギリギリやん、アイツ帰ってくるの20時ぐらいっしょ?」


『処分する家具とか、時間かかるから事前にバラさないといけない』

『だから17日は、色々忙しい』


昨日、一瞬で考えに至ったことを話すことにした。

その考えがあまりにもクソ過ぎて、頭がどうにかなりそうになった。

だから、筋トレしてまで無理やり寝た。


「話変えていい?」

「あのさ、、、昨日、聞いた件は色々繋がるんだよ」

「アイツの薬って、ED改善薬」


『やっぱり調べたの?』


「母さん、そう言ってなかった?」


『いや、尿が出やすくするための薬としか言ってなかったような』


「仮にそうだとして、泌尿器科に行くのは今後のためって言ってたんでしょ?」


『うん』


「今後ってさ、まさかやと思うけどね、そのまさかかもしれない」


『嫌だわ、考えさせんで』


母さんも同じ考えに至ったんだろう。俺より倍を生きてきて、様々なことを経験して生活してきたから当然か。

そうアイツは舞子に、もう1回と言った。

そのもう1回が起きてたら、ヤバかったかもしれない。

想像もしたくもないが、本当に良かった。


「ごめん」

「俺は抱えきれん、その可能性に気づいてしまったから」


『でも昨日、舞子からラブホ社会見学の件聞いた時は、びっくりしたというか、すごく心配になった』

『怖いよ』


「でも発覚したのが、このタイミングで良かった」


『そそ』


「お金から始まり、様々なことが分かってきた」


『舞子がラブホの事をお兄ちゃんに言うの?ってすごく心配そうな顔して聞いてきたの、今にも泣きそうな顔してね』


「そりゃ、そうなる」

「それっていつの話よ?」


『昨日』


「違う行ったの」


『ラブホ行ったのがいつ?ってこと?』


「そう」


『よく覚えてないけど、2~3か月前って言ってた』

『まだ、最近の話じゃん』


あれ?泌尿器科に行きだしたのもそれぐらいじゃなかったけ?

まさか体の問題でヤルことが出来なかったから、助かったってことかよ、、、アイツが不健康で良かったわ。


「もしかしたらカメラの記録でできるかもしれんし」


正直な話、証拠がないし被害もないからこの件は望み薄なんだよね。出来る限りのことをしないと、、、

でも日本はこういった性被害に関しては知らんぷりなんだよな、、、

だから全然なくならないし、被害にあっても言えずにこの世を去る人もいる。


『あともう1つあってね』

『舞子が彼のスマホの写真のアルバムを見せてって、言ったらしい』


「拒否したの?」


『そうしたらトイレに行って、タバコ吸いに行った後に見せてきたらしい』

『削除したかもね』


「隠したな」


『でも、ゴミ箱から、出せるよね?』


「もしくはクラウドに移動」


『怖いわ』


脳裏に過るのは旭川の事件。スマホから削除してもパソコン等からバックアップして、画像を拡散が出来てしまう。その怖さがあるから、下手なことが出来ない。


『隠した写真、どんなだろ?』

『見られちゃ不味いものだろか?』


「どうろうな、、、」


『この際、彼の家族に全部ぶちまけたい』

『今の気持ちと私たちへの仕打ちを全て』


「まさかやと思うけどさ、、、」


『え、何?』


「親戚に若い娘いる?」


『兄の娘、姪っ子』


「同じようなことやってないよね?」


義理の娘にこんなことをしてるぐらいなら、親戚にやってもオカシクはない。


『わかんないよ、親に言えないこと、相談してるかもね』

『兄でいいから、彼の携帯、抜き打ちでチェックしてもらいたいわ』

『最近、そんなような想像してばかりで映像まで、頭に浮かんでくる』


「ぶちまけるときに聞いてみたいな」


『なんて聞くのさ、聞きにくいよ』


「ぶちまける時に、親戚にもやってるかもねって言うとか」


『ぶちまけた後に、彼は嘘しか言わない』

『今までやってきたことを兄に話して、姪っ子の事も舞子の事も考慮してもらって、兄から姪っ子に変なことをされなかったか、聞いてもらいたいわ』


「その方がいい」


『だね、私らから言うより』


「だね、、、お兄さんだけに送ってさ」


『兄のLINE、知らんのだわ』

『兄嫁なら繋がってる』

『で、ぶちまけるタイミング、いつにする?』


「それを今日、聞いてくるよ」


『おk、それ重要』

『ドキドキ止まんない、早朝のこともあるしね』


「LINEのグループに親戚(兄、姉、母)を招待出来れば最高」


『可能であればいいだけどね』


「嫁さんに流す情報やない」

「兄嫁経由より、母か姉だね」


『2人に言った方がいいのか、迷う』


「誰がしっかりしてる?」


『母か兄だね』


「なら母経由だね」


『なんでそう思った?』


「まず、嫁さんは兄弟じゃないからなるべく避けたい」


『だよね』


「となると、母か姉」


『姉は無理かな』

『彼が姉に対して、かなり怒ってる』

『母の生活費について、揉めてるからね』

『日曜日、彼から姉のグチ、聞かされたもん』


「母親なんやし、その辺は分かるやろ」

「アイツの母親なんやし」


『分かった母にする』


「まだ動かないでね」


『分かってるって、無理やもん』

『早くこんな生活から、解放されたいわ』

『今日、頑張ってね』


「家を契約して、弁護士に相談してくる」


さてと、朝ごはんを食べよう。今日は目玉焼き。

鳥インフルエンザの影響で少し高くなってるけど、1番の栄養源だからほぼ毎日食べている。目玉焼きは塩コショウだよね!マジックソルトもいいよ!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る