概要
そんなある日、ひょんなことからマンションの前にいた酒瓶を持った着物姿の超絶美形青年(宿なし)を部屋にあげてしまう。
部屋に入ってまた酒を飲む青年に未成年か尋ねると、彼は笑った。
「1000歳くらいじゃん。詳しく覚えてねーや。僕、酒呑童子なんだよね」
そして彼が家賃を折半するという提案に乗り、一緒に暮らすことに。それは、酒と人生を巡る、ほのぼのとして、ちょっとだけ奇妙な同居生活の始まりだった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!人生の悲喜こもごもを飲み干して、明日も人生をやっていく
サラリーマンの夕晴の前に現れたのは、超絶美形青年・酒呑童子。
ひょんなことから始まったイケメンとの同棲生活は、夕晴に様々なお酒の知識を授けてくれます。
仕事のこと、恋のこと、人間関係のこと……ままならない人生の悲喜こもごもが、レモンサワーやハイボールを始めとしたお酒を通して、温かい筆致で描かれています。
個人的に一番飲んでみたくなったのは、アイリッシュ・コーヒー。他にもラベンダー酒やスカイ・ダイビングなど、お店のメニューで見つけたら挑戦したくなるようなお酒がたくさんありました。人よりも長い年月を生きた童子君の言葉も、深みがあって魅力的です。
ページを開けば、きっとお気に入りの一杯が見つかるは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!同居人は1000歳の鬼!? 美形酒呑童子と杯を酌み交わすほのぼのライフ
30歳のサラリーマン、夕晴がマンションの前で出会ったのは、着物姿で酒を飲む美青年でした。泊まる場所のなさそうな彼・酒呑童子を部屋にあげたことから、物語は始まります。
……といっても、大きな事件が起こるわけではありません。
仕事、恋人、友人の今後を考えて話したり、感慨深くなったり、酒呑童子と漫才レベルの会話を繰り広げたり。
そんな“日常”を彩るのは、お酒です。
酒呑童子の解説を交えて、美味しそうに酒を酌み交わします。
また、この酒呑童子がいいんです!
若い女の子ではなく、セクシーな美女でもなく、年季の入った(失礼)翁でもなく、若い青年というところが、物語のバランスをとっています。
夕晴にとって…続きを読む - ★★★ Excellent!!!六畳のえる、ここにあり!
初レビューいただきです!
星の数はまだ始まったばかりなので2つで。➡完結したので3つに増やしました!
主人公と酒呑童子のゆっくりとした日常。
作品から作者のお酒への愛が伝わってきます。実は作者さんは唎酒師という日本酒の資格をお持ちなのだとか……。
そんな作者が綴るお酒のお話は、お酒初心者の僕でも楽しめ、今日の晩酌を楽しくしてくれそうです。
未成年の方はこの作品を読んで、二十歳の誕生日になにを飲むか考えられてはいかがですか?
僕は作者ののえるさん自体のファンなのですが、この作品は本当にのえるさんを感じることができて嬉しいです。
この作品は、ファンの人もファンでない人もお酒好きな人もお酒が…続きを読む