同居人は1000歳の鬼!? 美形酒呑童子と杯を酌み交わすほのぼのライフ

30歳のサラリーマン、夕晴がマンションの前で出会ったのは、着物姿で酒を飲む美青年でした。泊まる場所のなさそうな彼・酒呑童子を部屋にあげたことから、物語は始まります。
……といっても、大きな事件が起こるわけではありません。
仕事、恋人、友人の今後を考えて話したり、感慨深くなったり、酒呑童子と漫才レベルの会話を繰り広げたり。
そんな“日常”を彩るのは、お酒です。
酒呑童子の解説を交えて、美味しそうに酒を酌み交わします。
また、この酒呑童子がいいんです!
若い女の子ではなく、セクシーな美女でもなく、年季の入った(失礼)翁でもなく、若い青年というところが、物語のバランスをとっています。
夕晴にとっては年下の友人のような酒呑童子。たまに年上らしい発言。
これからも、のんびり酒を酌み交わしてほしい……と願わずにはいられません。
今夜は一杯やろうかな。

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