人生の悲喜こもごもを飲み干して、明日も人生をやっていく

サラリーマンの夕晴の前に現れたのは、超絶美形青年・酒呑童子。
ひょんなことから始まったイケメンとの同棲生活は、夕晴に様々なお酒の知識を授けてくれます。
仕事のこと、恋のこと、人間関係のこと……ままならない人生の悲喜こもごもが、レモンサワーやハイボールを始めとしたお酒を通して、温かい筆致で描かれています。
個人的に一番飲んでみたくなったのは、アイリッシュ・コーヒー。他にもラベンダー酒やスカイ・ダイビングなど、お店のメニューで見つけたら挑戦したくなるようなお酒がたくさんありました。人よりも長い年月を生きた童子君の言葉も、深みがあって魅力的です。
ページを開けば、きっとお気に入りの一杯が見つかるはず。おすすめの物語です。

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