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  • 第27話 そして夜は明けるへの応援コメント

    カレット先生……リーリア嬢と共に健やかに幸せになってくれい……!!!(泣)

    ミョシュア君の過去へも少しずつスポットライトが……また追わせて頂きます〜!!

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!

    今回の一件で無事村は悪魔から開放され平和が訪れました。カレット先生とリーリアはこれからも村の支えとなり沢山の人々を治していくでしょう。過去の呪縛から解き放たれて本当の意味で、カレット先生は自分の人生を取り戻したのです。

    4章となるこの章から物語は終わりに向かって進んでいきます(5章は完全にお遊びなので例外w)。いつでも良いのでゆっくりと追ってもらえれば幸いです。

  • 後書きへの応援コメント

    完結お疲れ様でした、そしてありがとうございました!
    とても素敵なエピローグだったと思います。とても楽しく拝読させていただきました^ ^

    裏話も込みで、まだいろいろ広げられそうな世界観ですよね。
    いつかまた何かが降りることありましたら、とこっそり楽しみにしつつ……。

    作者からの返信

    最初から最後まで追いかけ続けてくださって本当にありがとうございました! 連載が進むごとにどんどん読者が離れていく中で、はとりさんとのコメのやり取りが心の支えでした。これがなくなってしまうのかと思うととてもさみしいのですが……。

    エピローグ、とても気に入っていただけたとのことで良かったです! 色々と葛藤はありましたが、それでもこの最後に持っていけたのは自分にとって一番だったのではないかと思います。

    今回の物語で語られた世界観はほんの一部です。思いを巡らせれば色々な面が思い浮かぶでしょう。それに伴い新しい物語も。と次回を匂わせつつ正直今の自分の頭の中にはなにもないので今はまだこれで終わりです。まだ、なんて使ってしまうと期待させてしまうかもしれませんがw 別の世界で行き詰まってふとこの世界に戻ってきた時、また何かを書いて出すかもしれません。その時に目に付きましたら、もし良ければまたよろしくお願いします。

    それではこの辺りで。最後にもう一度。
    この物語を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

  • 第42話 エピローグへの応援コメント

    おおぉー、いいですね!
    すごく夢空さんらしい結末で、感動的な場面で泣けてきたのに思わず笑ってしまいました。ですよねー、ぐーぱんちいきますよね!(笑)
    僕も師匠になって、三人でまたいろんな世界を旅するのでしょう。
    そうして十年を取り返すくらいに素敵な思い出積み上げられたらいいですね。

    私が好きなものの中に「子供によって変化する大人の物語」があります。(「旅物語」をお読みになった夢空さんなら気づいておられると思いますが)
    誰かを守り愛しみ育てる日々って、個人的には恋より得難く尊いものだと信じているので、そこが強く描かれている夢空さんの物語が私は好きなんだろうと思います^ ^

    連載、毎週本当に楽しみにしておりました。
    終わってしまうのは寂しいですが、今書いているものもあるということで、頑張ってくださいね。応援しております。

    作者からの返信

    すみません、こちらを見落としていました……。

    そりゃ自分の意志を無視して置いていかれた挙げ句、大事な記憶を封印されてそれを解くために十年もかかったら、僕からすればいくら殴っても足りないぐらいですw 殴られるだけで済むだけ安いぐらい。裏を返せばそれだけ僕にとって大事な記憶だったのです。
    十年という空白は短いものではありませんが、それを取り戻すにはたっぷり時間はあります。三人はこれから、色んな場所や世界を回ってそれを埋めていくのでしょう。

    自分の作品に必ずと言っていいほど入れる要素として成長があります。どちらかというと肉体的にというより精神的な方なのですが、最後まで読んで最初を振り返った時にそういえばこのキャラは最初はこんなだったんだ。それが最後にはこんな風に成長したんだな、というのを感じ取ってほしいのかもしれません。
    今回の物語では僕は師匠の、師匠は僕の影響をお互いに受けて変化していきました。その変化がはとりさんが感じられてそれを好きだと言ってもらえるのなら、これ以上の褒め言葉はありません。

    というわけで、一旦ここで終幕となります。これまでお付き合いくださりありがとうございました。以前お見せした例のアレは目下、何度も躓きながら進行中です。どこにも引っかからなかった時にはまたこうやって出すこともあるかもしれません。その時に目に止まったらまたよろしくお願いします。

    といいつつ、実は過去作品のストックもあったりして出すかどうか迷ってるのもあったりします。ただ、これはジャンルもファンタジーではないですし絶対にはとりさんの趣味には合わないだろうなあというものなので、目についても合わないなあと思ったらスルーしちゃってください……。

    編集済
  • 第41話 全ては夢幻の中にへの応援コメント

    師匠はそういう幕引きを選んだんですねぇ……。師匠なりに悩んで下した決断なんでしょうけど、人の意志って時にいろんなものを超越することがありますし、どうなることでしょう……。
    結局人ってどうあっても我がままになっちゃうものですし。私に戻った僕がどんな道を選ぶのか、やはり気になるところですね!

    夢空さん、以前にラストをどうするか悩んでおられましたし。
    どういう着地になったのか、楽しみにしております^ ^

    作者からの返信

    本来あるべきものはあるべき形に。それが師匠の選んだ答えでした。師匠もアリスの気持ちは分かっています。自分もアリスがそばにいて欲しいという気持ちは認識しています。しかし、アリスには本来いるべき場所がある。そばにいるべき人がいる。その事実が師匠の迷いを振り払い、今回の行動につながったのです。果たしてそれが正しかったのかどうか。それは今の段階では誰にも分かりません。しかし、記憶を捏造されたアリスは砂の目にわずかに残った光景だけを追い求め、必ずそれを取り戻すと誓ったのです。

    というわけで、いよいよ次がラストになります。次回はエピローグ、この出来事から10年後の話になります。
    このような終わり方で本当に良かったのか、本心を言うと今でもちょっとだけ別の形もあったのではないかという迷いはあります。それでも、一年以上書き続けてきたこの作品、それを締めくくる自分の納得できるエピローグを書けたのではないかという思いもあります。
    ささやかな後書きもありますので、楽しみにお待ちいだたければ幸いです。

  • 第40話 砂の目への応援コメント

    やっぱりですね……。お二人の反応からして捨てられたってわけではなさそうですし、今までの感じからしても深刻な何かがあったのでしょうけど。あと、名前がアリスってことはやっぱり娘、ですかね^ ^

    師匠は魔法も桁外れですが剣技もいけるのかー!
    しかも、魔法剣なのですね。属性つけるなら闇でしょうか。師匠ってキラキラしてそうなのに時々ダークサイドがチラ見えするの格好いいですよね(笑)

    次回は僕の過去話でしょうか。
    楽しみにしております!^ ^

    作者からの返信

    僕の正体、それはエヴァンズ家に生まれた跡継ぎでした。なぜ僕が家族と離れ離れになったのか、その理由については次回にて。ちょっとだけ話すと、政治的なあれこれが原因になってます。

    そして僕の性別について。これは当初明確に出すつもりはなかったのです。どっちつかずにしておいて、読み手さんに色々想像させたいという意図でした。しかし、この話を作るに至ってはっきりさせないとと思い、アリスという名前をつけました。つまりは女の子です。だから5章の魔法少女は合法!w
    なぜ僕が男の子のふりをすることになったのか、それは僕が物心ついた頃にはスラム街にいたというのが大きな理由です。スラム街において、性別が女性であるというのは不利な条件にしかなりません。そこで僕の親代わりだったある人物が僕を男の子として扱い、それが習慣として染み付いて今の今まで僕は男の子として振る舞ってきたのです。つまりは自己防衛のためですね。

    さて、今回は剣技も披露した師匠。実はからくりがありますw
    まず最初に、師匠は魔法以外のことは基本的にからっきしです。つまり、本来ならばミドガルドほどの剣豪とはまともに打ち合うことはできません。しかしそこはチート能力を持っている師匠、数秒先程度の短い未来であれば無詠唱で視ることができるため、ミドガルドが振ってくる方向に刃を合わすだけで軽々といなすことができるわけです。
    ちなみに、魔法剣同士の力比べは腕力ではなく魔力量と質が物を言います。それに関しては師匠の右に出るものなどオーウェンぐらいしかいないので、軽々とミドガルドの剣技を受けることができたんですね、というネタバラシw

    師匠の剣の色、本人は今では善性が服を着て歩いてるような人物なんですが、いかんせん体の内部に接続している異世界が禍々しくてですねw こうやって純粋な魔力を剣に構築しようとすると真っ黒けになります。属性も闇っぽいですが、六精に属さない純粋な魔力の結晶ですので無属性、もしくは異属性とでも言うべきでしょうか。

    次回、早いですが7章フィナーレとなります。真実を知った僕はどうなるのか、そして師匠の選択は。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

    編集済
  • 第39話 王都ラグライアスへの応援コメント

    王都、王家関連とか都会が出てくると、一気に物語の現実性が濃くなりますよね。師匠がどこか浮いた感じだからなおさらと言いますか……。
    ここまでの流れからして、エヴァンズ家は僕に関係ある何かなんでしょうけど。
    きて早々、怪しい集団に囲まれたりするところ、何か仕込みのようなものも感じられますが……始まったばかりですし、続きを待ちたいと思います^ ^

    作者からの返信

    今までは村と異世界を行ったり来たりって感じでしたからね。今回の舞台は趣向を変えて王都になります。師匠の様子が何だかおかしいのは、まあ色々とあるからです。

    王都には物語に出てきた通り四大公爵家というものがあり、それぞれ武術、経済、知恵、そして魔法の四つの頂点に立つ家柄を四大公爵家と呼ばれています。作中で示したようにエヴァンズ家は魔法ですね。エヴァンズ家と僕に関係があるかどうかは、当然ネタバレになっちゃうので今はまだ明かすことができません、はい。

    突然現れた謎の集団。まるで見計らったかのようなタイミングですね。その正体が分かるのはまた次回。
    次回、大きな秘密が明かされます。楽しみにお待ちいだたければ幸いです。

  • 第38話 僕が守ったものへの応援コメント

    不老不死で時間は止められても、戻すことはできないんですね。オーウェンさん、まるで仙人のようです。それでも願いと頑張りが実を結んで、助けたかった人たちを助けられてよかった!
    でもきっともう、次はないでしょうから……今後の鉱山との向き合い方も、改めて話し合って欲しいところですねー(ノ_<)

    意味深な話が続いている……。たぶん、何かつらい選択が未来に待ち受けているんでしょうね。
    何を、誰が、失うのか。心配ですが、頑張ってほしいですね……

    作者からの返信

    師匠やオーウェンは不老不死の魔法によってその時の状態が常に変わらず保持される、という状態になっていますが、それは自身を流れる時の流れをせき止めてある地点に居座り続けるという仕組みの上で成り立っています。現実のもので例えるなら、不老不死の魔法というダムで時の流れの川をせき止めているようなイメージです。しかし、時の流れは止めれば止めるほどその力を増していきます。その力が決壊した時、不老不死の魔法は打ち破られて時の力に押しつぶされ、その人物は死を迎えます。一度時の流れに流されれば元には戻りません。なので、厳密には完璧な不老不死は存在しないのです。

    本来、オーウェンは人の死に対して達観した考えを持っています。人を助けるためには全力を尽くし、それでも死んでしまうのであれば受け入れなくてはならない。それが本来の自然の摂理であり、自分の都合で捻じ曲げてはいけないのだと。また、街の人々を支えているのはオーウェンの存在が非常に大きく、自分がこの街で見守り続けなければならないという使命を己に課しています。本来であれば、このような大変な事故が起きても、オーウェンは人の身でできる限りのことをして、それでも駄目だった時はその事実を受け入れて前を向き続けたでしょう。しかし、今回はその理念を捨て、オーウェンの決死の策で無事に事故にあった人を助けられました。僕と師匠がいればきっと人々は助かる、自分も代償を負うことになるが死ぬまでには至らないという、二人を信頼したからこその行動です。
    鉱山資源は街にとって重要な資源の一つです。この教訓を無駄にせず、街の人々はいかに安全に作業ができるかを考えていくでしょう。

    散々伏線を張ったところで6章は終わり、次回7章になります。いよいよ話の終わりが近づいてきました。できれば最後までお付き合いいただければ幸いです。

    編集済
  • 第37話 一秒でも早くへの応援コメント

    鉱山事故……! 地下空間はいろんな意味で恐ろしいですよね(ノ_<)
    大魔法使いの本領発揮、といったところなのでしょうけど、オーウェンさん的にも状況は芳しくない様子。桁違いの魔力を持つ師匠が行けば、何とかなる……のでしょうか?

    何もかも投げ捨ててた最初の僕から、いろいろ経た今の僕は、随分と変化しましたよね。誰かのために必死になれる心は、師匠にとっても眩しく見えるのではないでしょうか。
    僕が全力を尽くしてつないだバトン、師匠が何とかしてくれますように!

    作者からの返信

    今回の話を書くために鉱山事故について自分なりに調べたのですが本当に恐ろしいですよね……。いつ起こるか分からない上に有毒ガスの発生や落盤など常に死と隣り合わせでいるようなものなので、多分自分だったら耐えられないと思います。

    リザレクションは秘術中の秘術でこれが使えるのはオーウェンと師匠以外にいません。また、そもそもの対象が一人なのに対して増幅器である水晶を通すことにより適応範囲を鉱山全体というとてつもない範囲で覆っています。実質無限の魔力量を持つ師匠ならともかく、凄まじい魔力を持つもののその魔力が有限であるオーウェンがこれを行うのは一つの賭けのようなものです。それだけ、僕のことを信頼しているからこその試みだったのですね。しかし、不老不死の魔法を解いたことによる代償はオーウェンを蝕んでいきます。結果どうなってしまうかは次回にて。

    この作品全体の重要なテーマとしてあるのが僕の成長です。命がけで他者を救おうとした僕の心は初期と比べて明らかに成長、というか正しい形になっていっています。この僕の成長にこそとても大きな意味があるのですが、それについては最終章に関わってきます。

    ぎりぎりまであがいて紡いだ最後の言葉は確かに師匠に伝わりました。次回、第6章フィナーレになります。オーウェン達はどうなったのか、そしてその結果がもたらしたものとは。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

  • 第36話 鉱山への応援コメント

    やっぱりライアって、そういう由来だったんですね! 結局、師匠が何者かについては誰も知らない……と。異世界と接続って、元々は異世界の住人だったりするのでしょうか。界渡りもするし。
    少し前になりますが、鉱山(炭鉱)跡地を見てきまして、あの地下空間って独特の雰囲気がありますよね^ ^
    採掘の仕方とか発破のシュミレーターとかもあって、なんかそんな感じなんだろうなぁと読みながら思いつつ。あそこで響く爆音は心臓に悪そうです。
    僕、大丈夫ですかね……?

    作者からの返信

    はい、ということでライアという名前はオーウェンがつけた名前でした。バレバレでしたかねw 由来はアレですが、師匠はこの名前が気に入っています。

    師匠はれっきとしたこの世界の人間です。せっかくの機会ですし作品として表に出すつもりはなかったので、ここで簡単にですが師匠の出生の秘密を語ってしまいましょうか。

    まず最初のきっかけはオーウェンでした。オーウェンの登場は魔法使い界隈に大革命をもたらしました。その活躍は大変な功績となって魔法に光をもたらしましたが、それと同時に深い闇も生まれてしまいます。その闇組織によって計画されたのが、新しいオーウェンのような人間を自らの手で作り出す、という事でした。
    その計画は大量の身寄りのない人間を掻き集められ、凄惨な魔法による人体実験が繰り返されます。そして彼らが最後にたどり着いたのが、異世界の入り口を人間の体内に接続することで無限の魔力を人の身に宿すという実験でした。その実験のたった一人の成功体こそ師匠だったのです。
    実験はついに成功しました。しかし同時に師匠は突然与えられた力を御することができず、魔力の暴走を引き起こしてその場にいた関係者もろとも破壊してしまいます。そして力の暴走と世界を恨んでいた師匠の感情が原動力となり、師匠は黒い災厄となって無意識的に世界を滅ぼそうとしていたのです。
    誰にも師匠を止められられずこのままでは世界が滅びる、というところでオーウェンが師匠の前に現れました。オーウェンは戦う中で師匠の魔力の謎に気づき一時的に師匠の体と異世界との接続を切断することに成功して、魔力が使えなくなった師匠をオーウェンがぶん殴り……と、あとは物語の通りですw
    こうしてみると師匠と僕の境遇はちょっと似ているかもしれないですね。

    はとりさんが見られてきた鉱山の様子って以前Twitterで上げられてたアレですよね? 安全なら大丈夫なんですが、実際にあんなところで作業するってなると自分だったら怖くてできないですね……。

    突然の爆発音。一体何が起きたのか。次回、僕が頑張ります。オーウェンも頑張ります。楽しみにお待ちいただければ幸いです。

    編集済
  • 第19話 天の光はすべて友への応援コメント

    先日拝読した分をまとめて応援させてもらいました!
    失礼しました。

    最高のクロスオーバーでした!!
    ありがとうございます。

    作者からの返信

    すみません、返信遅くなりました!

    読んでいただいてありがとうございます! 一度終わった作品をこうやってクロスオーバーできて本当に楽しかったです。

  • 第35話 伝説の魔法使いへの応援コメント

    師匠の黒歴史か……。この世界の魔法使いはなんか、深淵に触れて人外化しちゃったみたいな雰囲気がありますもんね。どの世界も魔術師職ってそういうものなのかもしれません。
    二人で不穏な、というか不安を煽る会話をしてますねぇ。どうにも良くないことっぽくて心配です。この先で明かされていくのでしょうけど(ノ_<)
    魔力切れで肉弾戦のあたりにデジャヴを感じたりもしたんですが、やっぱり最後は拳で伸されるのだなぁと(笑)師匠の過去は気になるところですよね。

    作者からの返信

    師匠は出生からオーウェンに助けられるまで壮絶な過去があったりします。これは自分の頭の中の裏設定にとどめておくつもりなので、残念ながら表に出すことはきっとないと思いますが。その境遇は僕と実は似ているのかもしれません。

    ちなみに黒い災厄と呼ばれた師匠の黒歴史ですが、さらっと語られてますが実はこれ世界滅亡の危機でした。オーウェン以外のどの騎士や魔法使いも止められなかったわけですから、オーウェンがいなければ世界は間違いなく師匠によって滅亡させられていたでしょう。まあそもそもオーウェンがいなければ師匠も生まれてこなかった……というのはまた別の裏設定。

    この黒い災厄、実は現在の歴史では抹消された記録になります。魔法によって世界滅亡に陥りかけたという事実は、他の魔法使いへの無用な迫害を生みかねないとして、長い時をかけてこの事件は闇に葬られていきました。だから知識豊富な僕でも黒い災厄を知らなかったんですね。

    ちなみにチートで人外化しちゃってるのは師匠だけですw 師匠の強さの一端を知るのはこの後の話でちらっと出てきます。それに対してオーウェンは人が人の身で到達できる極地にいます。これもこの後のお話で。ある意味、師匠とオーウェンは対極の位置に存在しているのかもしれません。

    何かと最後は物理で決着つけようとしますよね、自分w 分かってはいますがもうこれは性分みたいなものなので……。

    さて、僕に対して不穏な話がちらほらと……。ここで多くは語れませんが、旅はいつか終わりが来ます。その終わりの時は、僕の知らないうちにゆっくりと近づいてきているのです。

  • 第34話 師匠の師匠への応援コメント

    師匠と、師匠の師匠ってややこしい!? と思ったら、ここではライアと呼ばれてるんですね。もしかして本名? それとも、名前を変えることに意味がある……?
    宴は楽しそうですが、砂の目ってことは僕に関係する何かが明らかにされるんでしょうね。師匠の表情が意味深で気になります……^ ^

    作者からの返信

    やっぱややこしいですよねw とまあ師匠にも実は師匠がいたということで第6章の始まりです。

    ライアという名前が師匠の本名なのかどうなのか。これは後ほど明らかになるので伏せておきましょう。何も言えないw

    オーウェンが砂の目について何か言いたげだったのはもちろん背景があります。砂の目を持つというのはどういうことなのか、それが語られるのは後になります。この章かもしれませんし別の機会かもしれません。うぅ、何を言ってもネタバレになってしまうので本当に何も書けない……w 強いて言うなら、物語は刻一刻とクライマックスへ近づいています。

    今、師匠が師匠の師匠に会いに来たのはなぜなのか。ここで何が起こるのか。これからのお話にご期待ください……というのはプレッシャーなので、やっぱり気楽に読んでくださいw

  • 決着は、また次の機会に……というわけですね^ ^
    呼ばれたら助けに行くって、魔法少女を助ける正義のヒーローみたいなこと言っちゃって(笑)しかしそれを実行できちゃうところが、師匠の凄さですよねぇ。
    茜さんと宮子さんも良いキャラでした。僕にとっては、歳の近い友人……ということになるのでしょうか。普通の現代服で一緒に遊び歩くのも面白いでしょうし、せっかく友達になったんだからいろいろ観光もしてほしいですねー!

    作者からの返信

    今回のライアースの来訪は、突然現れた師匠と僕が自分達の驚異になりうるかどうかを確認するために来たのであって、最後の決着をつけるためというわけではなかったのです。こういう武人系は舞台にはこだわるイメージなので、よりふさわしい舞台が整った時に改めて決着をつけたいのでしょう。

    茜達のピンチ。もう絶体絶命かと思われたその時に、かつて助けた仲間が窮地を救う……かもしれないw 超王道展開ですが、そういうのを想像するだけでワクワクしますよね! 師匠は一度友だちになった人達の動向は常に把握できているので、茜達が本当にピンチに陥った時にはきっと救いに行くのでしょう。と言っても、茜達は師匠達と再会する時は、ディクテーターを倒して平和になった時だと思っているので、来たら逆に余計なことをと茜が怒っちゃうかもしれませんねw

    今回は仲良くなってすぐに元の世界に帰ってしまいましたが、きっと再会した時ははとりさんのいうように師匠や僕が現代の装いになって茜と宮子とジョージもこっそり隠れて現代を楽しむのでしょう。そういった未来があるのかと考えると、こうなんか嬉しくなりますねw

    今回の章、登場人物の3人は気に入っているのですが、茜ばかりが目立って宮子がちょっと影に隠れがちだったかなあと感じているので、宮子ももうちょっと前に出してあげても良かったかなあとちょっと反省してたり。ライアースを倒す時は二人の合体技でも良かったかなあ。メルトとリップのヴァージンレイザーパラディオンみたいなw

    さて、これにて癒やしの5章は終幕となり次は6章。師匠にとって僕と同じぐらい大事な人が登場します。物語もそろそろ終盤となってきました。もうしばらくお付き合いいただければ幸いです。

    編集済
  • 波状攻撃というやつですね。やっぱり勝利はみんなで勝ち取らないと!
    いろんな竜が乱れ飛ぶ空、かなり派手なバトルだったのではないでしょうか^ ^
    戦いそのものに意味と価値を見出す、ライアース氏武闘派バトルファンタジーの片鱗を見た気がします。ちょっと少年漫画風。夢空さんの描く敵役は、ストイックなイメージがあります(笑)
    勝利のあとには、何が待ち受けているのでしょうか……。

    作者からの返信

    メタい言い方をしてしまうと、一斉攻撃って小説だとものすごく表現しづらいのですよねw 映像だと迫力が出るのですが小説だとその迫力を出すのが難しくて自分にはできないので一人一人を相手にするという波状攻撃で表現させてもらいました。

    とは言ってもせっかくの5章の最終決戦。各キャラに見どころを作りつつ次に繋いでいく、というのを意識して書いてました。ノイはぐるたんに乗って応援してるだけでしたがw もうちょっと時間とか文字数とかかけてみたいシーンではありましたが、長々とやってだれてしまうのもあれですし、茜達のために稼ぐ時間としてはこのぐらいかなと。なかなか塩梅が難しいところです。

    自分の書く実力者の悪役ってこういうの多いですよね! ブックダイバーでもそんな感じでしたし。味のある悪役を出そうとするとついついこんな感じになってしまいます。自分の中の核として出来上がっているのは嬉しい反面、どうしても似通ったキャラになってしまいがちという面もあるのでもっと違う個性も悪役に出していかなきゃなあという反省もありますね……。こう、もっとゲスい感じのとか。いやでもやっぱり魅力は持たせたい……。

    ということで見事ライアースに勝利した茜達。次回、感動?のフィナーレになります。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

  • 世界観は……大事ですよね!(笑)
    確かにこの局面で黒の軍団出てきちゃったら雰囲気ぶち壊しというかジャンルエラーというか、魔王襲来みたいなインパクトが……。ちょうど二人も到着したことですし、みんな本気モードでかかれば怖くないですよね^ ^
    そういえば、牧場に遊びに行った時にヒツジに蹴られたことあるのです私。一瞬息止まりましたからね、巨大ヒツジ凄そうですね。
    本家の魔法少女たちの活躍も楽しみです!

    作者からの返信

    世界観は大事ですよ! 剣と魔法のファンタジーにいきなり近代兵器を持ち込んだら話が無茶苦茶になるのと一緒です……といいつつ、そういう作品も最近はよく見かけるので、もう世界観とか気にするのも古いのかなと思ったり。
    というわけで、今の師匠は本気を出して戦えません。例えるなら、ドラクエでMPが999あるのにメラやギラしか使えないとかそういう状態です。もちろん、しがらみさえ捨ててしまえばどうとでもなるのですが、せっかくの魔法少女としての戦い。師匠が思い描いている魔法少女の偶像をぶち壊してしまうようなそんなことはしたくないという、そばにいる僕からすれば心底どうでも良いという葛藤と戦っているのですw

    羊に蹴られたことがあるんですか! ヤギとか羊とかあいつら、時々凶暴ですからね。なんの前触れもなく突撃してきたりしますし。
    ということでここからはジョージも参戦です。魔法は使わないゴリゴリの肉弾派。彼の蹄は戦った者の血で赤く染まるとかなんとか。はたしてジョージの蹄はライアースに通じるのか。

    ということで次のお話はライアース対全員での総力戦です。茜が持つ秘策とは。それまで皆は持ちこたえることができるのか。楽しみにお待ちいだたければ幸いです。

  • 第30話 素直になれなくてへの応援コメント

    師匠の最強振りは今まででよくわかってるわけですが、今回はどうなんでしょうね。ノリノリで魔法少女やってるだけに、余裕があるってことなのかな……^ ^
    ビンタ来るかなーと思ってたら、まさかの両手!
    拗ねてやけっぱちになってもちゃんと言い諭してくれる、二人も素敵な関係ですね。茜さんも吹っ切れたみたいですし、次は共闘行けそうですね。

    作者からの返信

    本来であれば無敵の師匠。どんなに相手が強大だろうと負けるような事態にはまず陥らないのですが、今回の師匠は魔法少女。色々としがらみがあったり?

    ビンタというよりもあれですね、茜が事実から目を背けてばかりいるので方向的にも物理的にもこっちを向けさせようという強硬策ですw
    人見知りでおどおどしがちな宮子ですが、魔法少女として戦っている以上、一本の芯は通っています。茜の影に隠れているだけではないのです。だからこそ茜の心の底を見抜き、友人としてそして相棒として説得できたのです。まさにお互いを信頼しあっているからこその気持ちのぶつけ合いです。

    今回はちょっと短いですがこのぐらいで。次回、ライアースと戦う師匠達はどうなったのか、茜達は間に合うことができたのか。楽しみにお待ちいただければ幸いです。

  • 第29話 本場の魔法少女への応援コメント

    関西弁の魔法少女とハリセン羊のマスコットって、新しいですね!(とは言っても昨今の魔法少女はさっぱりな私ですが)
    師匠の行動原理はいつものとして、巻き込まれた感のある僕が……超がんばれ、ですね(笑)たまにはフリフリの可愛い衣装もいいのではないでしょうか。と、僕以外の三人が思っているに違いなく……^ ^
    マスコットはジョージだけなんですかね。宮子さん付きの子もいるんでしょうか。
    ヴィランぽい何かも登場してますし、彼女らとも友達になれるといいですね、師匠!

    作者からの返信

    関西弁の女の子が魔法少女のメインってそういえば珍しいですよね。指摘されて初めて気づきましたw 普段方言は方言警察の方々が怖くて標準語しか出せないのですが、今回はイメージ的に茜は関西弁っぽいなあというのがあったので関西弁にしてみました。でも関西弁ってまたその中でも色々と種類があるっぽいんですよね。自分の関西弁ってどこよりなのでしょう。まあそもそもエセ関西弁の時点でどこよりとかない気がしますがw

    そして1章ぶりの新動物、ハリセンを巧みに扱い茜にツッコミを入れるハードボイルド羊、ジョージの登場です。こいつは……何なんでしょうね? 茜と宮子の登場シーンを書いてたら突然現れて茜にツッコミを入れてましたw 脳内プロットにも全くいない状態からの無意識の登場だったので、書いてた当時は自分でもびっくりしたものですw でもジョージが入ることによって感情に突っ走りがちな茜の良いストッパーとして、そして話をまとめられるいい感じの関係が作れたと思います。個人的にお気に入りのキャラの一人です(ハードボイルド系が好きなだけ?)

    今回は師匠暴走回なので誰かが割りを食わなければならないのですが、それはもう一人しかいないわけで……w この章はこういうノリノリの師匠が書きたかったのと、僕に可愛い衣装を着させて恥ずかしがらせたいという欲がですね、はい。おかげで脳内妄想が捗りました、という自分の性癖は置いておいてw
    師匠とノイは僕のことを可愛いと思ってますが、ぐるたんはそもそも可愛いという概念が希薄でして、ドラゴンは根っからの戦闘種族ですからね。服装が変わったのは分かったけどなんで僕が恥ずかしがってるのか分からないという鈍感っぷりですw

    ちなみに茜達のマスコットはジョージだけです。一つの魔法少女のグループに複数のマスコットがいるケースってあまり一般的ではなさそうだったのと、ジョージがいれば話をぐんぐん引っ張ってってくれるので、必要に感じないのでジョージだけとなりました。

    さて、作中では茜が癇癪を起こして飛び出し、代わりになにやら物騒な人影が現れました。その正体はいかに、ということでまた次週をお待ちいただければ幸いです。

    編集済
  • 自主企画への参加ありがとうございました^_^
    ここまで読みましたがとても面白かったでしは。
    師匠のセリフ
    「そうやって他人と目線を合わせて対等に話すことで、人は初めて友だちになれる。自分から他人に合わせる。それさえできればね……」
    すごく、ぐっと来ました。

    これからどんな展開を見せるのか楽しみですが、ありのままの師匠に友達が増えるといいなぁ。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!

    面白かったということで安心しましたw 各章全て面白いと思ってもらえるよう全力で書いているのですが、やはり言葉にしていただけると安心するものです。

    師匠のそのセリフはこの作品の根幹の一つとなるものです。この作品で師匠は他とは一線を画す力を持っています。しかし、むやみやたらにそれをひけらかすことはしません。常に相手や立場になって考え、必要なだけの力を使って相手を助ける。それができるからこそ、師匠は友だちを作ることができます。これは今後ゆっくりと、僕にもその信念が受け継がれていくのです。まあどちらかというと、僕は全力でぶつかって友達になっていくタイプではあるのですがw そこは才能の格というもので。

    こちら、現在5章を連載中です。完結の目処もほぼ立っていて、梅雨から初夏頃に完結を迎える予定です。
    ちなみに次の2章はこれまでの章の中で一番の評判ですので、もしまた思い出すことがありましたらまた続きを読んでいただければ幸いです。

  • 第28話 灰色の世界へへの応援コメント

    魔法少女(笑)師匠はノリノリだし僕は気の毒だし……これもセルフクロスオーバーになるんでしょうか?
    師匠が見てたのは魔法少女アニメだったんですかね^ ^ ぐるたんもノイも何でそんなに順応力高いんですか(笑)
    僕の性別疑惑が……いえ、何でもないです。まて次週、ということで何が起きるのか楽しみにしております!

    作者からの返信

    というわけで第5章、魔法少女編の始まりです! 主に師匠が大暴走して僕がひどい目にあったりツッコミ役になったりする、そんな章になります。4章が結構重くて暗かったので、5章は明るい話をやりたかったのです。ほんとはドタバタギャグ一辺倒で行きたかったんですが、どうも自分はシリアスを挟まないといけない病があるらしくちょっと真面目な話もはさみつつという感じで。

    ちなみにこれはクロスオーバーではありません。舞台はどう見ても現代ですが、自分の作品のどれかにつながっているというわけではないです。最後に出てきた二人の女の子もこの作品オリジナルなので、何かを読んでないと100%楽しめないとかそんなことはありません。大丈夫です!

    師匠が見てたのはお察しの通り、それ系のものですw 師匠が水晶玉を使えば、過去や未来はもちろん別次元の世界だって覗けます。暇な時は戯れでそういった世界を覗き込んだりするのですが、どうやら師匠は魔法少女をいたく気に入ったらしく今回のような経緯に……。楽しいことが大好きな人ですから、真似をしてみたいというのはある意味当然?

    僕の性別疑惑ですが、ここでは好きなように解釈してお楽しみください! 男の子のはずなのに女装させられて困惑しているのか、それとも実は少女で普段着慣れないかわいい衣装を無理やり着せられて身悶えしているのか、その答えははとりさんの中にあります。どっちもいいですよね、うん。

    ということで魔法少女になった二人の今後は、そして最後に現れた女の子たちの正体は。また次週をお楽しみにお待ちいただければ幸いです。

    あ、あと今回の話は関西弁の女の子が出てくるのですが関西に住んだことがない自分のエセ関西弁になります。こんな言い方しないとか色々あるかもしれませんがご容赦を……。

  • 第27話 そして夜は明けるへの応援コメント

    師匠も僕も、お疲れ様でした! リーリアもがんばりましたね。先生も、もう大丈夫そうですね(^^
    友達の輪も広がってきて、いつかカレット先生やリーリアにも助けてもらうことがあるのかな。そうなったら素敵ですよね。
    師匠がその話題を出したってことは、師匠は僕の背景について知ってることがあるんでしょうか。どこかで、親(あるいは過去)に向き合う予感があるのでしょうかね……。師匠が何を思っていたか、私も気になります。

    作者からの返信

    というわけで4章終了です。重く暗い話でしたが、最後は皆救われる、それを目指して書き上げました。
    書いてる時はもうしんどくてしんどくてw 気を抜くとどんどんバッドエンドに進んでいこうとするので、悲惨な話は必要最低限に、それでもカレット先生の背負っているものはなるべく表に出して伝えようと今回の形になりました。結果、ギリギリ後味は悪くならずに皆頑張った形で終えられてこれもまた一つのハッピーエンドの形なのかな、と。
    今回でカレット先生とリーリアは二人によって救われました。今後、二人が再登場するかどうか、というのは秘密です。するかもしれませんししないかもしれません。どちらにしても、二人の存在は僕の心の中に強く残っています。

    さて、お気付きになられてますが師匠が僕についてのあれこれ、というのはまだ明かせません。思わせぶりな描写だったのでちょっと匂わせすぎかなとも思ったのですが、これぐらい直接的でもいいかなと。なぜなら以前のコメ返信で書いたように、4章からは物語の終わりに向けての話になります。4章では母の愛をテーマに僕はそれを学びました。これは天涯孤独の身であった僕にとってとても大きな出来事です。それは深く僕の中に刻み込まれ、後の話に関わってくるのです。

    さて、そんなわけでしんどかった4章が終わり次は5章。5章はまあ……色々と大変な目に会います(誰とは言わない)。深くは語れませんが、これまでの話とはまた毛色の違った話になるので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

  • 悪魔でしたか! なるほど納得の。そして、なるほど砂の目。何が切っ掛けなのか、相当強いものが取り憑いていたんですね……。(病名もそれっぽかったですね!)
    師匠が時間指定をしたのは月光の力を借りるためだったのでしょうけど、銀の退魔効果についてはさすがです。自分の手で(メスで)娘を救ったっていう結末にしてあげたかったのかな。師匠そういうとこ気を使いますよねぇ。最初に村を救った時も、そんな演出してましたし……(^^
    無事、奴を退治できたのなら、この先この村にあの奇病(病気ではなかったですが)が発生する事はないですね。先生の気持ちが幾らかでも救われるといいのですが……(ノ_<)

    作者からの返信

    何となく察せられてるかなあと思ってましたが、リーリアは病気ではなく悪魔憑きが原因でした。ちょっと前の話で書いた通り、この世界では悪魔という存在自体が秘匿されています。なので、体に起きた異変=病気や怪我という認識で固定概念化されていて、悪魔という発想自体絶対に出てきません。だから医者であるカレット先生は自らの手で治療しようと躍起になっていたのです。
    病名も気づかれてそうですが、ボロアディス病という名前はギリシャ語で悪魔を指すディアボロスのアナグラムでした。グスコーブ鳥といい、今回はよく名前で遊んでますねw

    師匠が時間を指定したのもその通りです。満月は0時にちょうど天頂に現れます。グレート・ムーンの効果を最大限に発揮させるため、もし何か起こってから必要になる時間を逆算して23時という時間を指定したのです。

    これまでの話からお分かりだと思いますが、師匠は率先して物事を解決するタイプではありません。自分が基本的に何でもできる分、あえてそれを使わずに他者を立てることを行動原理にしています。特に今回のカレット先生の場合、魔法使いへの偏見が凝り固まってしまって、自分達が安易に手助けしても先生の心の鍵は余計に閉ざされてしまっていたでしょう。なので、師匠は常にカレット先生の意思を尊重し、先生自身の心と向き合わせることによってある意味、先生の心を治療しようとしたのです。

    余談ですが、師匠達が来る前に別の魔法使いが来てボロアディス病を治療したと書きましたが、その時は病が再発してしまいました。これはなぜかと言うと、その魔法使いも原因が悪魔であることを突き止めて祓うことには成功したのですが、準備が足りずに逃げられてしまいました。しかし、悪魔の存在は秘匿されているため村の人々にそれを伝えることはできません。また、ずっとそのまま村に留まることもできなかったため、その魔法使いは仕方なく病気は治療できたと言って村を去りました。結果、悪魔は村に戻り、また病が再発してしまったのです。

    次回、4章最終回となります。激動に曝されたカレット先生の今後は。そしてリーリアは無事なのか。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。

    編集済
  • 師匠は何か心当たりがあるんですね、時間指定はそれのためでしょうか。展開からして病の域を超えてそうですし、ここからが師匠と僕も正念場ですね(ノ_<)
    カレット先生はかなり練度の高い医師なんだろうなぁと、僕の反応を見て思ったりとかです。冷静に理性的に向き合わなきゃいけない職種なだけに、身内のことだとストレスは相当でしょうね。まして、同じ病魔で旦那さまを奪われてるとなれば……。
    どうなっていくでしょうか(ハラハラ

    作者からの返信

    村長から病気の症状を聞いた時に師匠の中ではある一つの仮説が立っていました。しかし、あくまでそれは予想であり、本当にただの病気かもしれません。なので師匠はある一つの保険をかけました。それが深夜に治療を行ってもらうということです。これが何を意味するのか。それはまた次回に。

    カレット先生は村医者としては非常に腕の立つ先生です。情報伝達のネットワークが構築されていないこの時代では技術や知識はどうしても発展している都会の医者と比べると落ちますが、代々医者の家系でもあり昔から医者としての仕事を見て手伝ってきた経験により、医者としての腕はとても良いです。
    そんな先生ですが、やはり身内を危険に曝されたとなれば平静ではいられません。表側では冷静であろうとしていますが、心の奥底では常に恐怖や不安と戦い、大切なものを守ろうとしているのです。
    今までの章は基本的に僕に主軸をおいた物語でした。しかし、今回はカレット先生がある意味メインと言っていいです。先生の心境、葛藤、医者としての責務や母親としての想いをこの章に詰め込んだつもりです。


    さて、物語では突然眠っているはずのリーリアの体が浮かび上がってしまいました。病気とは到底思えないその現象、次回その決着となります。

    編集済
  • 何か寄生している、みたいな発症の仕方と症状ですねぇ……。おそらく元を絶たねばまた再発(発生?)するのでしょうけど、原因がわからない以上取り除くこともできない、という状況でしょうか。
    ひとまず治してもらって時間を稼いでから、また研究をっても思いましたが、病気って発症している状態じゃないと研究できないんですかね……?
    僕と師匠はどう解決するつもりなのかな。

    作者からの返信

    この病気の正体はもうちょっと2話ほど先になりますが良い線ついてます! ヒントというか伏線も作中でちらほら出てますので察しが付くかも?

    リーリアの現状ですが、これまでの患者で行ったカレット先生とライル先生の研究により、とある薬草を定期的に摂取することで症状を一時的に緩和させることはできますが、抑えるだけで完治はできませんでした。ライル先生の時にはカレット先生が一か八かでライル先生のお腹を切り開いて患部を直接摘出しようと試みたのですがそこで見たものとは……。この先はネタバレになってしまうのでここまで。

    僕と師匠は一体どうするつもりなのか。ちなみに二人ともボロアディスという病については知りません。この村だけに起こる特有の病であるため、師匠の書斎にも資料はないのです。しかし師匠はなにか心当たりがあるような……?

    だんだん話が重くなってきてしまって読んでると辛いかもしれませんが、バッドエンドにはなりませんので頑張って追ってもらえれば……。その分、5章はかなりコミカルにしましたので!

  • 物語の序盤だと、コレはまだこの先の展開で! っていうのが沢山ありますよね(^^
    ので、私もコメント短くなりがちです。

    娘ちゃんは僕より少し年下な感じでしょうか。魔法のある世界での怪我や病気の扱いって、その作品ごとの個性が出るイメージですが、この物語ではどんなふうに関わっていくのかなぁと楽しみにしております。
    夢空さんもうご存知と思いますが、私、架空世界での医師とか薬師とかいう職業大好きでですね……。

    グスコープ鳥の丸焼き美味しそう。月下の花畑も幻想的で素敵です。
    こういう、自然の営みにどっぷりつかった村の雰囲気って良いですよね。
    リーリアちゃんがどんな病気なのかとか、治療の手段がどういうものなのかとか、気になりつつ、続きを楽しみに待っております!

    作者からの返信

    語りたいことはほんとにたくさんあるんですよ! それが今は全部ネタバレになっちゃうので今はじっと時が経って公開されるのを待つのみなのです……。

    リーリアはだいたい10歳ぐらい。僕の年齢は14歳なので僕のほうが結構年上です。といっても、僕は年齢の割にとても小柄なのでそこまで体格的に差はありません。

    少しこの世界の医術についてここで語っておきます。この世界の医療レベルは大体中世ぐらいのものと考えてもらって大丈夫です。つまり、薬を飲むと何かに効くけど仕組みは良く分からない、体の構造や臓器などの仕組みはほとんど分からない、衛生とかなにそれという感じで手術なんてもってのほかです。王都あたりの医者はもうちょっと進んでいますが、辺境の村の医者のレベルはそのぐらいなので平均寿命は長くても60歳程度しかありません。
    さて、ではここに魔法が加わるとどうなるかというと飛躍的に怪我や病気の治癒率が向上します。といっても単純に魔法が使えるだけで病気が治るわけではなく、しっかりとした医学や魔法の知識の下地があった上で魔法を行使したり魔力の流れを改善すれば既存の医療と比べると多くの病気を治すことができます。しかしそれは非常に高度な複合技であり、できるのはほんの一部の魔法使いのみで魔法使い全体の1%にも満たないのです。

    辺境の医者であるカレット先生がどうやってリーリアの病気を治すことができるのか、その展開になるのはもうちょっと先になります。ちなみに、ちょこちょこと伏線も貼ってたりします。

    それと小ネタを挟むのも大好きなので、グスコープ鳥はグスコーブドリの伝記から引っ張ってきてたりします。初めて聞いた時鳥の名前っぽいなあと思ってたのでここで使ってみました。そして実はグスコープではなくグスコー”ブ”、でしたね! 恥ずかしい……。ここ、こっそり直しておきますw

    月下の花畑はこの章を考えた時に一番初めに思い浮かんだ情景でした。イメージとしてはヴァルキリープロファイルというゲームに出てきたスズランの花畑が近いかな? 2章や3章もそうでしたが幻想的な雰囲気って大好きなので使いたくなるのですよね。

    次回、リーリアを中心に事態が急変していきます。楽しみに待っていていただければ幸いです。

  • 連載再開おめでとうです!
    強い女性の登場だー、ということで、師匠とどんな風に絡んでいくか楽しみです。
    魔法の治療を拒否、ってことで、きっと何か理由があるのだろなぁと思いつつ。この章ではその辺りが軸になっていくのでしょうか(^^
    僕の気持ちもわかりますけど、魔法使いそのものを拒否って感じでもなさそうですし。村の人たちもいい人そうですし。
    またゆるゆるっと楽しみに追いかけますねー!

    作者からの返信

    大変おまたせしました……。前回休載してから約半年ですからどんだけ遅筆だって話ですよね。その間も色々とあったのですが、何とか連載再開までこぎつけました。このままもう止まらずに最後までいき……たいなあw

    今回は強い女性の登場です。初登場時にいきなり喧嘩腰ですが、カレット先生がその後の話にどう関わっていくのか、そして先生が魔法使いを嫌う理由とはなどなど、そのあたりの話はおいおいと明かされていきます。あと少しだけネタバラシをしておくと、今回の話は結構重めです。なるべく不快感を与えないように配慮はしているつもりですが、もし途中で気分が悪くなったらごめんなさい……。それでも、この話は後に繋がる話なので書かなければならなかったのです。

    うーん、序盤はネタバラシができないと返信が短くなってしまうw 書きたいことはたくさんあるのに無念。
    そんなわけでまた気長にゆっくりと追ってもらえれば幸いです。

  • なんかヤバそうな爺さんキター! これが師匠!! とか思ったら、友達になってくれんか? ってwww
    笑いが止まらんwww
    めっちゃいいキャラしてんなこの師匠(笑)
    これは期待っスね。
    今後も読み進めてこうと思います。

    作者からの返信

    読んでいただきありがとうございます!

    師匠は爺さんじゃないんです。外見は若いんです。いや、でも中身で言えば爺さんというレベルを超えてるんですがw この辺りはこの先で明らかになったりされなかったり?

    師匠は読んでいただいてる方の中でとても人気があります。最初は何を考えてるかわからない、とっても胡散臭いキャラですが、章を進めるごとに印象が変わったと良く言われます。幕間の物語まで読み進める頃には、きっと師匠の魅力が伝わってると思います!

    この作品はあえて昨今の流行りに乗らず、一昔前の王道異世界ファンタジーを意識して書いています。魔法使いですので、もちろん魔法を使ったバトルも健在です。ぜひ、これからもお楽しみいただければ幸いです!


  • 編集済

    師匠……そんな長くないのに情報量が多い……!
    師匠のことだから、僕の内心なんてはじめから見抜いてるんじゃないのかなぁ、と思って読んでたのですが……。
    まさか泣かせにくるとはッ(ノ_<)
    そんなに嬉しかったのですねぇ、師匠。全然疑ってもいなかったなんて。

    天才と言われる魔法使いとか研究者って大抵、日常の生活がダメダメなものですが、師匠も例に漏れず。それであの、料理やら洗濯やらに繋がるわけなのですか(^^
    友達もいいですが、師弟って何か特別な絆を感じられていいですよねー!

    私は基本的に、人と人の関わりの話、成長や救済の話が好きなので、ギミックやバトルが派手じゃなくてもキャラが魅力的なら、楽しめるのです(笑)
    なので、ファンタジーらしさが濃くても薄くても。二人の次なる活躍、楽しみにしております!

    作者からの返信

    師匠は基本、自分から人を疑うことはしません。もし自分から離れてしまうのであれば、その関係はもうそれまで。もし自分に何か悪意を持って害を成すとしても、降りかかる火の粉を払うには強大すぎる力を持っているので気にも留めません。それに、師匠にとって僕は初めて身近で友人として付き合えるかもしれない存在です。疑うという選択肢自体を、もうすでに捨てていたのかもしれません。

    人の生活というのは最初はこまめにやっていたとしても、人によってはやらなくてもいいものはどんどん適当になっていく人もいるもので、師匠もそんなタイプですw 普段は地下に籠もっているからそれ以外がどうなっていようと関係ないし、自分が料理できなくても外で食べてくればいいし、という感じの典型的なダメ人間ですねw 僕はそこに目をつけて、師匠に必要な存在であろうとしました。その結果、炊事洗濯家事全般は一通りこなせるようになってしまったのはこれまでのお話の通りですw

    僕は言いつけを破り、地下へ行って師匠の日記を盗み見てしまいました。その行為のせいで、僕は師匠と対等な関係を築くのに耐え難い罪悪感を抱いてしまったのです。だから友だちになるのを自分が許せない。それでも何か師匠に報いたい。その葛藤の結果が師弟の関係でした。師匠が思っていた関係とは違った結果になってしまいましたが、それでもそれは決して悪いことではなかったはずです。

    後半はこの前々回に自分がお返事を書いた時にちょっと漏らしてしまった弱音……ではないですが、そのことかな?
    自分はずっと、作品を作り上げる時は最後まで自問自答でやってきました。だから、こうやってちょっとずつ作り上げながら誰かに読んでもらう、というのは初めての経験なんですね。ましてやこんな風に感想をいただけるとなると、実はものすごい意識するわけですw これ書いちゃうとあれかな、と思うんですが実は2章と3章はかなりはとりんさんを意識してました。もちろん自分自身が面白いと思う前提で、こういうのなら喜ばれそうかな、というのを振り返ると結構入れてた気がします。
    4章からも読み手さんを楽しませたいという気持ちを忘れるわけではありません。ただ、ずっと一人で書いていた頃のように、これが自分だ! というのを表現してみたいのです。いや、これまでもそうやってきたつもりではあるんですがw
    舞台やスケールは正直、2章や3章より小さくなってしまいます。それでも、自分が書いて伝えたいことをこれからやらせてください。更新再開はかなり遅くなってしまうかと思いますが、それまで気長に待っていただければ幸いです。

  • 師匠は普通の人とは流れる時間が違う……というか、いろんな物理法則に縛られてない感じがありますよねー。
    師匠の行動って人助けのためなのか、友達を作りたいだけなのか、掴めない部分はありますが、繋いだ絆を大切にしているところはずっと変わらず、なのですねぇ。
    満足だった、幸せだったと、人生を振り返って思えるのなら、それは最上。
    人の強い想いや願いは、時に魔法を超えた奇跡を呼び寄せたりするものですね。

    この幕間は次へと繋がるのでしょうか。
    それとも、今後もこんな感じで過去がチラ見せされていく……?
    引き続き、続きをのんびり楽しみに待っております(^^

    作者からの返信

    そうですね。自分と他人とで流れる時間が違っている。それが師匠にとって心のうちに秘めている大きなテーマの一つだったりします。1章で呟いた通り、いくら友だちを作ろうとも、数十年後には自分を置いて先に逝ってしまう。それが分かっていても、むしろ分かっているからこそ師匠は友だちを作ろうとするのです。まるで、自分がこの世界に存在しているのを証明したいかのように。しかし、それはこの世に自分の痕跡をなるべく残したくないという二律背反もはらんでいます。そうした自己矛盾を抱えながら、それでも師匠は今日も友だちを作ろうと世界を回るのです。なぜか、というのは後の章で語る……はず?

    師匠の一番の目的は、先程も述べたように友だちを作るため。その手段として、誰かを助けるというのが一番都合が良い……というと言葉が悪いかもしれませんが、それが最も理に適っているのです。そして、それは一時の友情ではありません。別れを告げた後に友だちがまた窮地に陥れば再び現れて助けたりしますし、今回のようにこの世を去ろうとしているのであれば、最後に別れの挨拶に向かう。なので、師匠は自分が本当に深い友だちとなった人達の動向はほぼ全て把握しています。例えどれだけ増えようとも、一人として友だちを気にかけないことはないのです。

    今回の話の視点、バンは最後まで満ち足りた人生を送りました。しかし、それは師匠の言った通り自分の手で掴み取ったものです。師匠が与えたペンダントは心の支え、ほんの一押しにすぎません。師匠の信念である相手の目線に合わせること、それがここから伺えます。
    もちろん、本当にペンダントに魔法をかけて一生幸せにさせることもできたでしょう。しかし、過ぎたる力は使わず、ほんの少し心の拠り所を与えただけで、バンは立派に自分の足で自分の人生を生き抜きました。それが、師匠にとって何より嬉しいのです。

    さて、この幕間ですが師匠の話は一旦ここでおしまいです。というのも、幕間では師匠と僕、それぞれにスポットを当ててキャラクターを深掘りしようと書いています。ただ、今回の話は今後の章にもしかしたら関わってくるかもしれません。

    ということで、師匠の次は僕のお話。まだ師匠とあったばかりで擦れ切っていた僕が、どのように師匠を師匠と呼ぶことになったのか。序章から1章をつなぐお話です。ぜひ楽しみにお待ちいただければ幸いです。

    編集済
  • 第19話 天の光はすべて友への応援コメント

    最後の最後にチヅルの鉄拳制裁!?
    こうやって繋がった縁ですし、手段があればまたいつか、機会も巡りますよね(^^

    今回は特にスケールも大きく、懐かしい顔ぶれにも会えて、楽しかったです。
    出会いも別れも温かい思い出として胸に残るなら、僕の(そして師匠の)寂しさもきっと少しずつ癒されていくのでしょうね。
    次章ものんびり楽しみに、待っております!

    作者からの返信

    やっぱり最後までこの男が何もやらかさないのはないでしょう、ということでいつもの流れですw もっとも、この時はすでに師匠の過去戻しの魔法は解けているので、純粋にチヅルの腕力だけでジェフェリーはぶっ飛ばされました。安心!

    ここからは完全に自分の雑談なのですが、今回の章を書いていくにあたって一番驚いたのが、自分の中のチヅルでした。ブックダイバーが始まった頃は傍若無人で自分本位、他人の機微なんて一切気にも止めない性格でしたが、物語が進むに連れて成長し、最後にはスーヤのりっぱな親代わりとなりました。そして今回の章では僕を一人の仲間として認め、引け目を感じていた僕の心を解きほぐすまでに人の心を理解するようになったのです。自分の中でチヅルがここまで成長しているとは思わず、書ききった時には完全に印象が変わっていました。正直、何かを書いたり読んだりする時に主人公が一番好きになることって意外となかったりするのですが、ブックダイバーに関して言えば、チヅルは間違いなく自分の中で一番好きなキャラになりました。成長を感じられるキャラってやっぱり好きなんですね、自分。

    あと正直、今回は手を広げすぎました。世界観に他作品とのクロスオーバー、そして星喰みの存在と、最後の最後まで苦労しましたが、自分の今の力量ではここが限界だったでしょう。それだけの時間と労力を詰め込みました。
    ただ、一つだけ惜しむのだとすると、もっと空の世界の住人達との交流を増やしてあげたかった、というのはあったりします。ただ、ここをもっときっちりやってしまうと間延びしてしまったり話の主軸がブレる、というのがあって泣く泣くこの形となりました。登場人物が増えるとほんとに難しいですね……。

    さて、これにて3章は終わりました。次回は幕間を経て4章に進みます……といいたいとこなのですが、ごめんなさい。ちょっとまたお時間をいただきたいです……。ちょっとストックが一か月分だと少なすぎました。

    それと、4章から少し物語の毛色が変わります。2章と3章は異なる世界で異なる種族との交流を主軸においたものですが、4章からは人との関係や思い、信念などについて書いていきたいと思ってます(5章を除く)
    異世界が好きなはとりさんにはもしかしたら合わないかもしれません。ただ、それが今、自分の書きたいものなのです。ファンタジーらしさは薄くなってしまうかもしれません。それでも、もし良ければまた楽しんでいただけたら幸いです。

  • おおお、なるほどその手で! アルさん凄い! ……って思いましたが、そもそもの物量差がありながら受け止めようと考えたことが一番凄いですね(笑)
    質実剛健なアルさんならではの判断だー、と懐かしさを覚えるのと、若い二人の派手な特攻についニヤニヤしちゃうのと(^^
    道を切り拓くのはやっぱり師匠で、相変わらず規格外の魔法が飛び出してきたー! ちょっと闇をチラ見せする師匠も好きです、私。ええ、好きです。

    星喰みの核は地球みたいですね。
    存在のレベルが宇宙規格だからそんな風に思っちゃいますが、やっぱり不思議な生き物です。生き物、と言っていいかはわからない……(笑)

    みんなで掴み取った勝利、僕もぐるたんも大活躍!
    世界が違うゆえに気軽に会える関係にはなれないとしても、きっと僕や師匠にとって大切な友人になったことでしょう!
    お疲れ様です(^^

    作者からの返信

    ブックダイバーで、都市上空を覆うほどの浮遊岩を相手に殴って道を打ち貫いた過去がありますからね。その質量差は今回の星喰みに勝るとも劣らないわけで、やってやれないことはない、そして自分がやらなければ全てが終わってしまうという覚悟の元、アルはあえて後方から皆を見守っていたのです。あと一応、前話では皆が星喰みを食い止めている時にアルだけセリフがないという伏線があったのですよw

    そして最後に出したい技として、ジェフのカークファングブレイド・大円斬、そしてチヅとスーによる親子の協力技を出したいという思いがありました。ジェフはすんなり動いたものの、スー達はというと二人一緒に攻撃するだけでいいのか、でもそれだと何か味気ない、ということで、チヅの馬鹿力を推進力にスーが全力を叩きつけるあの技が誕生したのです。これでようやく、全員に見せ場を作ってあげることができました。ちょっとジェフが多めかもですがw

    師匠って何でも出来ちゃう分、時々扱いに困っちゃうことってあるんです。よくある最強系はここを全面に押し出して爽快感を出すんでしょうけど、この作品では違います。あくまで師匠は一歩後ろから皆の姿を見守り、必要最低限の力だけを使ってそっと後押しする。基本的に自分はそれを常に意識しています。
    ただし、今回は特別です。なんせ、普通ではどうやっても倒せない相手なのですから。せっかく本来の力を出せるということでここはだいぶ張り切りました。自分も師匠もw
    ちょっと設定を明かしておくと、魔法には六精という各属性に対応する精が世界に存在していて、それが魔力に反応することで魔法が発現します。今回の魔法は六精を強引に全て混ぜ合わせることによって巨大な反作用(対消滅?)を引き起こし、莫大なエネルギーを持った光となって敵を消滅させる魔法です。普通の魔法使いがこんなことをすれば、反作用エネルギーがすぐに暴走して自爆するだけなので、実質師匠専用魔法みたいなものです。
    ちなみに、魔法を発動させるための魔力は島の結界を解くことでリソースを確保しています。もうこの時点で、星喰みを何とかできるという確信があったからこその行動ですね。

    星喰みの核は胎動する心臓みたいなものであり、それが鼓動することによって魔力を全身に送り出していました。色は黄金の体や赤い目と対比させるように透き通る青を採用しました。モチーフがクジラですし、青というのをどこかで入れたかったのです。
    星喰みは間違いなく生物でありますが、その目的は自らの巨大な身体の維持のために目についたものを片っ端から食べ尽くすというはた迷惑な生き物ですw 裏設定ですと、完全に全てを食べ尽くしてしまったある世界から空に見える星を見て、今度はそれを食べようと飛び立ったとか飛び立たなかったとか……。

    さて、これにて星喰みは倒されて世界に平和が戻りました。次回、3章のエピローグとなります。またお楽しみいただければ幸いです。

  • これは、クジラ型……ですね! 巨大な上に、潮吹きの要領でビーム出すとか、さすが星を食べてるだけあります。物量やサイズ差は技量でどうにもならない部分があるので、なかなか厳しい状況……。
    相手が大きいだけに、それぞれの大技や切り札が飛び出してきて、読んでいる方としては大変美味しいです(^^
    成竜サイズのぐるたんは格好いいだろうなぁ。魔力供給しつつ結界を張るとか、僕の天才ぶりも垣間見えますね。そして師匠も、さらに大規模に同じことをしているわけで……やはり優しい人なのだろうと思います。

    何やら大変なところで、待て次号とは……!
    来週分も楽しみにしております。師匠、この事態にどう動くのかな。

    作者からの返信

    はい、どこからどこを見てもクジラです!
    舞台が海で巨大な生物といえばやっぱりこれですよね。構想時点で速攻イメージが焼き付いたので出すのに迷いはなかったです。最初は真っ黒だったのですが、何か地味だったので金色に輝かせてみましたw
    ただ、クジラが戦うという部分がなかなかイメージが沸かず、最初は魔法生物らしく様々な魔法を駆使して攻撃しようとか色々と考えたのですが、最終的にはその巨体と特徴である潮吹き穴からの強力なビームでシンプルにしようと落ち着きました。また、普通ではまず止めることができない島以上の巨体といくら攻撃してもすぐに再生されてしまう力を最終的にどうやって倒せるのか、そこに二ヶ月近く悩みました……。

    相手が相手だけにこっちも常に全力全開です! ほんとは全員の動きを全て描写できるのが最良だったのですが自分の筆力ではそこまで至らず……。なのでその時一番動きのある人物に焦点を当てて今回は描写しました。一人称の場合は常に主人公から視点を動かさないのが自分のやり方だったのですが、今回はあちこちに視点を動かし、より臨場感を味わえるような描写に……なってたらいいなあ、とかw

    成竜版ぐるたんは描写では巨大化しただけでなく、顔つきや様々な部分が変わっています。諸事情により表現はオミットしてしまったのですが、もっと細かな場所も描写してあげれば良かったかなあとちょっと反省してたり。

    一度は自分の力の無さに折れかけた僕ですが、その後奮い立ってからはかなり神がかったことをしています。自身の中で絶えず他者の魔力の波長を変換してぐるたんに供給しつつ、同時に結界魔法としては上位に位置する神々の盾を展開して星喰みの攻撃に耐えるのは常人ではできません。普段の僕ではこれは無謀な試みでしたが、この時は自分の能力にまっすぐ向き合い、そして仲間達を心から信じた結果生まれた、火事場の馬鹿力的な状態です。もう一度同じことをやれと言われてもきっと無理でしょう。

    ちょっと師匠の状況を伝えておくと、実は師匠の状況もいっぱいいっぱいだったりします。というのも、とある裏設定で師匠の魔力はほぼ無尽蔵なのですが、かといって制限なく使えるわけではありません。例えるなら、バケツに水を入れ続けても、ある一定を堺に溢れてしまうのとよく似ています。なので、島への超大規模結界、皆への強化魔法に水上歩行魔法、そして僕への魔力供給と、その時点で師匠のキャパシティはほぼ限界を迎えてしまっています(だいたい島への結界魔法のせい)。なので、今は彼らの戦いを見守る他にない状態なのです。

    さて、星喰みを止めようとした彼らは全て振り払われ、師匠は前述の通り身動きが取れない状態。イヴも非戦闘員ですし、ウサギの亜人達も戦う術を持ちません。そこに迫る星喰み。それを食い止める人物とは……。
    次回、星喰みとの決着になります。お楽しみにお待ちいただければ幸いです!

    編集済
  • おぉー、それぞれの相棒がっ!

    ジェフ君はカークと一緒に戦ってる時がやっぱり、一番格好良くてイキイキしてますよねぇ。ここ一番の大技、懐かしい!(書換えまでしたので思い入れ倍増し!)
    でっか過ぎて全容がまだ見えてないですが、星を食べるから内側から輝いているのでしょうか。でっかい敵に全員で総攻撃、ラスボス戦らしくていいですよねー(^^
    そしてチヅルは相変わらずのパワー(笑)

    そしてそして、ぐるたん登場!
    詠唱と所作がいちいち格好いいですが、僕はもうすっかりドラゴンライドソーサラーですね!(何ソレみたいな造語)
    きっとのんびり修行してた所でしょうに、すぐに僕に合わせてくれるぐるたんいい奴です……(ノ_<) いいなぁ仲良し。

    サイズだけでも圧倒的ですもんね。
    どんな能力を秘めているか、まだわからないわけですし。
    ノイたちのためにも、世界のためにも、みんな頑張ってー(^^

    作者からの返信

    ということでぐるたん再登場です!
    実は最初は出すつもりはなかったんです。というのも、この作品は序章と1章以外はあえて時系列を曖昧にして、どこからでも楽しめるように書くつもりでした。でも、書いていくうちにこの話ではどうしてもグルタが必要だ、と思うようになり、今回の登場となった次第です。

    ジェフは普段の飄々としているのもいいですが、やっぱり動かすと映えますね。他のメンバーと比べてやることが派手なので、動かしていてすごく楽しいです。いえ、他のメンバーも書くのは大好きなんですがw
    あと、実はこの話を出す最後の最後まで、はとりんさんが書いてくださった表現を使わせてもらうかどうかをすごい悩んでました……。あれもほんとに素晴らしかったのですが、最終的にはブックダイバーを読んだ方が、あっと気づけるようにしたいという思いがほんの少しだけ勝ち、原作の文を流用する形で出させていただきました。

    星喰みの全容は次回のお話で出てきます。今のままだとほとんど黄金の島ですからねw
    光ってる理由は……いや、その、何かもう最初に浮かんだイメージをそのまま出しただけだったりしますw でも、星を食べてるからというのはすごくそれっぽいですね!

    以前も書きましたが、ブックダイバーのメンバー全員での総力戦をやりたかったというのが、この章を書こうと思った発端の一つです。今は何とか最後まで書き切ってますが、それなりに良い落とし所になったのかな、と自画自賛してますw

    チヅルのパワーは師匠が掛けた強化の魔法の効果が大きい部分があったりしますw あれの効果で元の力の約5倍以上の力が出せているという設定があったり。そんなのを四人分も同時に掛けているので、かなり師匠の負担は大きかったりします。

    さて、この世界では本来、ドラゴンは召喚できません。これは魔力量の問題もありますが、ドラゴンは基本召喚に応じない生き物であるためです。だから師匠であってもドラゴンは召喚できないんですね。
    ではなぜ僕が召喚できたかと言うと、それはグルタとあの日に結んだ強い絆と縁の力によるものです。なので、召喚というよりもグルタとの間にできた縁から辿って、師匠の魔力によって力技で強引にこの場所に引っ張ってきた、というのが正しいところです。そんなわけでグルタの意思に関係なく出てきてしまったので、あんなに驚いていたんですねw
    まあ、そこで怒るでもなくすぐに事態を飲み込んで僕に手を貸すあたり、二人の絆の深さが伺えるところです。

    次回から星喰みとの戦いが加速していきます。次の話はボリュームが普通の倍になりました……。ギリギリまでブラッシュアップしますが、お楽しみいただければ幸いです。

    編集済
  • 第15話 銀星の勇者の予言への応援コメント

    わー、カーク! ジェフ君が泣くからついつられそうになりました、さすが師匠。何かしてくれると思ってました(^^
    みんなそれぞれが出来ることを。
    あちらの戦いではみな別々に戦わざるを得なかったわけですが、今回こちらは巨大で得体の知れない何か。(ラヴォスみたいな感じなんですかね?)連携して戦えるんですね。師匠のサポートあれば心強い(笑)
    ジェフ君の、さりげなく誰かに寄り添える優しさ私好きなんですよねー。ゲストな分、残念さが薄れて格好良さ倍ましになってます。彼と、イヴやスーとの関係は、幾らかでも進展したのでしょうか?
    更新お休みとのことですので、続きはのんびり待ちたいと思います(^^
    パーティーバトルになるのか、手分けをして役割分担するのか……楽しみにしてますので、どうぞ夢空さんの納得いく形に仕上げてください!

    作者からの返信

    ということでカーク復活です! 例え仮初だとしても、かつての苦楽をともにした相棒に再び命が戻るというのはジェフにとって何事にも代えがたい喜びだったでしょう。

    この章でやってみたかったことの一つとして、ブックダイバーの面々を全員一緒に戦わせてみたい、というのがありました。なので、星喰みとの戦いでは僕を含めた全員が一丸となって戦います!……というのを今、まさに書いている途中ですw これだけ大勢を一度に動かしてのバトルシーンは初めてなので、四苦八苦しつつ、今までとはちょっと手法を変えたりして書いてます。一応、最後までの展開はようやく頭の世界で走りきって、それなりの手応えも感じているので、頑張って書き切ります!

    そして早速星喰みの元ネタがバレたw そう、実は星喰みはラヴォスがイメージの元ネタでした。ちょうどこれを書いてる時にクロトリの設定まとめ動画を見ていて、まさに今回のイメージにぴったりだったのでラヴォスをモチーフに星喰みを作り出したのです。そういえばこっちは完全に無意識でしたが、リメイク版の夢喰いと漢字が似てますねw
    さて、と言っても正体はウニではありませんw 星喰みもとある生き物をモチーフにしているのですが、それはもうちょっと後になります。まあ、星(というか島)を食べちゃうぐらいなので、それはもうでっかいです。

    ジェフの残念さも魅力の一つかなと思ってるのですが、今回のジェフはシリアス全振りのかっこよさマシマシです! まあ彼も少しは成長しているということでw ほんとはちゃんと残念感を出そうと思ったんですが、なぜか今回のジェフはかっこよく動いちゃうんですよね。ジェフの僕に対する気配りも見せ所さんです。
    イヴとスーに対しては自分が下手に情報を出すのも野暮かと思いますので、はとりんさんのご想像におまかせしますw

    ということで申し訳ないですが、ここで一旦ストップとさせてください。再開の目処は次の章まで進んで、今回の話と合わせて良いものになったという確信が持てたらまた再開します! いつになるかなあ……できれば7月までには。

    では、その時までお待たせさせてしまいますが、また再開の折にはよろしくお願いしますm(_ _)m

  • 第14話 白い亜人達の島への応援コメント

    うさ、ぎ……?
    何やら可愛い亜人たちが出てきました。星喰み、恐らく今回の発端ですね?

    やはりカークは動かないのか……。それでもジェフ君が背負って連れてきているのが、絆を感じますねぇ。そして、イケメン、なんだろう。私気づくかな?(ブックダイバーをサラッと流し見てこようかしら)

    空から勇者が降ってくる、と(^^
    うっかり勇者にされちゃうのは黄金パターンですが、彼らはあちらでは勇者みたいなものですし、師匠と僕も規格外だし、ぴったりですね。
    良かったねー、ウサギ?さんたち。
    降って湧いた勇者の役割に動じず返答できちゃうのは、ジェフ君の格好いいところだと思います。チヅさんもだいぶお母さんらしくなってるでしょうかね(笑

    聞いた感じ宇宙スケールなミッションぽいですが、どうなっていくのか楽しみ。
    カークの再起動もひっそり期待しつつ……(難しいかな?

    作者からの返信

    はい、まあほとんどうさぎですw 人ぐらいの大きなうさぎが二本足で立っている姿を想像していただければ……ちょっと怖い?
    星の世界にいる動物って何かを考えた時に、すぐに思いついたのが月のうさぎだったのです。火星人みたいな宇宙人っぽいのもほんの少しだけ考えたのですが可愛くないですしw
    星喰みがどういう存在なのかは次回でチョロっと出しますが、それとの決戦は出すまでに時間を頂いてしまうことになってしまいそうです……。

    残念ながら、今はカークは動きません。モジュールなしでも動くようにチヅ達が研究・開発を続けていましたが今回の旅には間に合わず、ジェフの実家に安置されていたカークの体を持ってきたのです。

    あと、例の仕掛けはヒントが悪かったかもです……。その意味が分かって初めて納得できるような感じだったので。なのでもうちょっと追加を。
    ジェフはあるルールを自分に課しています。前回の話の中でもそれは適用されているのですが、それを照らし合わせると一つの事実が浮かび上がってきたり。
    うーん、難しいですね。ちょっとでも踏み込んだことを書こうとするとほぼ正解を言ってるのと同じことになってしまうw まあ、本筋に影響するとかそういうのでは全然ないので、気にしないのも手です!

    役割としては彼らはぴったりなのですが、実はブックダイバーの面々は今は普通の人とほぼ変わらない状態です。なぜなら、HO凍結によって彼らの武器もまた、その機能を停止してしまっているからです。じゃあ彼らがどうやって星喰みに立ち向かうのか、というのは次のお話で。

    ジェフのかっこよさって常に前を向いて進み続けるところだと思うのです。普通なら尻込みしてしまうところでも、彼がまず一歩進んで道を作るからこそ、皆が進めるのです。ある意味、この面々を引っ張っているのはジェフかもしれません。難しい話はチヅあたりにぶん投げますがw
    一方、チヅはちょっとお母さんらしい面はなりを潜めるようになりました。というのも、あの戦いでスーは精神面で大きく成長したため、今はチヅがスーの世話を焼く親子という関係よりも、ちょっとだけ親離れをして信頼し合うパートナーに近い関係となってます。それでもまだ子供っぽいですがw

    今回の話、ある意味宇宙スケールかもしれません(物理的な意味で) なのですっごい苦労してますw やっぱりあともう一話出したらしばらくお休みをいただくことになるかと思いますが、気長に待ってもらえれば幸いです。

  • 第13話 空は繋がっているへの応援コメント

    おぉー!? イヴさん、船、完成したんですかね!
    星の世界を通して彼らとまた会えるとは、面白い展開に(^^

    あちらの世界もあのあと色んな変化があったみたいですし、全員で来ているってことは、アルさんたちも何か目的があるんですよね。星が消えたこととも関係があるんでしょうか。
    カークが背負われているのが気になりますよねぇ……。

    何にしても、あちらのメインメンバーと師匠と僕(今回はギルさんとフレッド君)、賑やかな旅になりそう(笑
    僕がびっくりするから、鉄拳制裁はほどほどにねー、チヅさん(^^
    のんびり楽しみにしてますので、マイペースに書き進めてください!

    作者からの返信

    はい。ということでこの章はブックダイバーとのクロスオーバーになります! おそらくこの作品を追ってもらってる方の中でブックダイバーを読了したのがはとりんさんだけなので、この章はある意味はとりんさんに向けて書いてると言っても過言じゃないという意味だったんですね。もちろん、向こうを読んでない方にも楽しめるように書きますが、ブックダイバーを読んだ方ならニヤリとするような小ネタも色々と挟んでいく予定です。

    向こうの作品では空の向こうへ新たな世界を探して、という終わり方でしたが、複数の世界の空が一つの空の世界と繋がっている、という設定で今回の章を実現させました。

    ブックダイバーの面々の設定は、Twitterで以前、自分が後日譚として垂れ流した設定をすべて踏襲しています。具体的に書くと下記のような感じです。
    ・ロストブック封印機構によりロストブック及びHOの完全凍結が完了
    ・チヅルとアレックスはモジュール技師を廃業。今はイヴと一緒に空船2号機の製作をしている。ジェフェリーは人脈による資材・技術調達。スーヤは賑やかしw
    ・HO疑似生命体であるカークもまたHO完全凍結の対象となり、現在はモジュールが取り外されて動かない状態

    空船2号機が完成したため、空の向こうは海であるというイヴの仮説の元に5人と1匹は空の向こうへと旅立ちました。そして師匠達と同じように重力の逆転現象にあい、引き寄せられて空の海へと墜落したのです。その後の顛末は今回のお話の通りですね。

    1シーンに登場人物がたくさんいる話というのは実はかなり苦手なんですが、なるべく全員に見せ場を作れるように頑張ります! チヅもかなり丸くなった……はず? とりあえず、今のところ鉄拳制裁は無いですw 師匠達の目もありますしねw

    さて、実はもうこの話で一つ、ちょっとした仕掛けを入れてます。これはブックダイバーの本当に小さな設定から仕掛けたものなのですが、もしかしたらはとりんさんなら気づくかも? でもあまりに小さすぎて覚えてないかなw ヒントはイケメン! 精神的にというか信念的な、という意味で。

    あと2話は出せそうなので、また楽しみにしていただければ幸いです。

    編集済
  • 第12話 消えた星の光への応援コメント

    星の世界! そんな場所まで空飛んで行っちゃうんですかこの師弟!
    やっぱり色々と規格外なんですねぇ(^^
    こちらの世界の星空は、星の海と言ったところなのでしょうか。こういう世界観や描写に触れると、夢空さんって結構私と感性近いのかなーなんて思ってワクワクします。新鮮さと懐かしさが同居した感覚が……。
    流れ星もいきものなのでしょうか。水の下にはどんな世界が広がっているのか、のんびり楽しみに続きを待ちます!

    作者からの返信

    はい、今度は空を飛びます!
    師匠の魔力総量は常人と比べて桁外れであるためこのような芸当ができます。例え熟練の魔法使いであっても浮遊の魔法は自分達の世界の2km程度を上るくらいしかできません。なので、普通はこれで空の果てまで行こうなんて誰も思わないし、その先に何があるかなんて考えもしないのです。

    師匠達の世界の空は自分達の空の概念とは完全に違います。まず宇宙がありませんし、星もまた自分達がよく知るものとは完全に別物です。これはこの先で明らかになっていきます。空の青はこの海の青さゆえであり、その星の光は……。

    自分は文体は安定しているつもりですが、書く話の世界によってガラリと雰囲気とか描写が変わるのは自覚してますw 今作は王道ファンタジーを主軸にしようと考えたおかげか、かなりはとりんさんの感性に近い作品になったのかな、という感じはありますね。覇竜祭編を書いてる時なんかは特にw 世界観なんかは完全に思いつきでやっているので行き当たりばったりですが、その辺りに新鮮さを感じてもらえてるのかもしれませんw そして、読んでワクワクしてもらえるというのは本当に嬉しいことです。ありがとうございます!

    この流れ星が何なのかは次回明らかになります。水の下は……えっと、正直あまり深くは考えてないです、すみません。でもそうか、水中か。そういう話の持っていき方でも面白かったかもしれないですね。

    さて、実はこの3章。追ってもらっている読者さんの中ではとある事情である意味、はとりんさんに向けて書いていると言っても過言ではなかったりします。その理由は次回で明らかになります。お楽しみに!

    編集済
  • 第11話 覇竜祭閉幕への応援コメント

    なんというか、こう、凄く良かったです!

    新鮮な世界で王道を征く二人の友情の素晴らしさが溢れていて、安心して受け止められる変化球、という感覚になりました!

    のんびりと続きを待っています!

    作者からの返信

    ありがとうございます! 大筋はすんなりと決まっていたものの、後半はかなり苦労して書いたので、そう言っていただいて嬉しいです!

    この作品、最初はとりあえず王道っぽい話を先に出してますが、色々と妄想している中にはかなり異色なものもやろうかと考えてます。まだ考えてるだけですがw

    今回の章は気に入っていただけたようで嬉しさ8割、ホッとした気持ち2割といったところですw 自分の中では常に面白いと思って出してますが、それが他の人にも同じように受け取ってもらえるかと言うと別問題なので。この二人の友情は自然に力強く描けたかと思います。

    続きは3章をちょっと出した後に少し休載をいただく予定ですが、なるべく早く戻ってこれるようがんばります!

  • 第11話 覇竜祭閉幕への応援コメント

    おー、最高の幕引き! ドラゴン達は気持ちのいいひとたちですねぇ(^^
    そしてさすが師匠! 僕が強引につないだことで、師匠に解決の糸口がわかった……ってことなのでしょうか。よかったねぇぐるたん。
    明記されなかったですが、ぐるたんのこの反応、もしかして僕って……?
    これは、今後明かされていくことなのでしょうか(笑
    冒頭と対をなす再会は、僕の気持ちの変化が現れていてじんわり胸が熱くなりました(^^。いつでも一緒というわけでなくても、つないだ友情が僕のこれからを彩っていくんですねぇ。
    次章はどんな出会いがあるのかな、楽しみです!

    作者からの返信

    >おー、最高の幕引き!
    ありがとうございます! これ以上無い褒め言葉です!
    覇竜祭編は自画自賛ですがほんとに良く書けたと思います。こんなに感情移入できた、思い入れのある話を新しく書けたのはかなり久しぶりです。

    ドラゴン達は力と、それを追い求める強い意志があれば割と受け入れられやすい種族です。僕もぐるたんも、それぞれでは普通のドラゴンには遠く及ばない存在でした。その二人が力を合わせ、手段は間違えたこそ最後まで臆せず戦い抜いた姿勢を見せたことで、二人はドラゴン達に受け入れられたのです。
    それまでのぐるたんは、自分が魔法を使えないことに過度の引け目を感じ、周囲のドラゴン達を羨みつつも避けてきました。それが周りの不審に繋がり、ついには陰口を叩かれるまでになってしまったのです。まさにぐるたんにとって、師匠と、そして僕との出会いは運命的でした。

    ちなみに、師匠がぐるたんを治すまでの経緯は以下になります。
    最初は気づいてない →
    マスタードラゴンに聞かされて初めて気づく →
    僕がぐるたんと戻ってきた時に治せるんじゃないかと思いつつあえて見守る →
    改めてぐるたんの体の状態を確認して治療

    そして僕に隠された秘密とは!
    これは自分の中に明確な答えとそれに至る経緯はありますが、今の所、表立って描写する予定はありません。明かされなくても本筋とはあまり関係がない伏線をあえて伏せ続けることで、読み手さんの想像を掻き立てるのって好きなんですよw 普通に考えればあれですが、もしかしたりもしかしなかったり? 次の章で実はヒントがあったりするかもしれませんw

    最初と最後を同じシチュエーションで締める、というのはこの章で一番やってみたいことでした。それが大成功だったようで嬉しいです!
    二人の友情はこれからも続いていきます。再開の場面はもしかしたら意外と早く訪れる……かも?

    次章も書いているのですが、ちょっと色々ありまして……。詳しくはTwitterや近況ノートでご報告させていただくつもりです。ここで中途半端にエタる、というのは無いのでご心配なく!……多分。

  • 第10話 落ちこぼれの反逆への応援コメント

    ここまで読ませて頂き、ようやくコメントが出来ました!
    (長い間コメント出来ず申し訳ないです……)
    今回の二人のコンビネーションと、戦いの描写には強く引き込まれてしまいました!

    如何せんどうしても上手なコメントを残す事は出来ませんが、続きがとても楽しみです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    コメントはもらったらそれはむちゃくちゃ嬉しいですが、書きたい! と思った時に書いてくださるのがきっと一番なのですよ。某方は毎回書いてもらってますがw

    ここは本当に書きたかったシーンであり、また難産だった話でもありました。どうやったら二人をここで活躍させることができるのか。それを見つけるために暇があれば頭の中で世界を走らせて、ああでもないこうでもないと様々な展開を考えてました。結局はこのような形に落ち着きましたが、この展開になったことに本当に自己満足してます。この章、自分で言うのも何ですが、本当に大好きなのですよ。いや、自分の嫌いな話は出さない主義なので、みんな好きなんですがw

    次回で覇竜祭編は終了となります。後少し、できればこれからもお付き合いいただければ幸いです。

  • 第10話 落ちこぼれの反逆への応援コメント

    即席のコンビなのに息ぴったりじゃないですか! そして最後は赤vs青、小竜といっても体格差はあるんですね、やっぱり。魔力差だけじゃないんですね。
    そしてまさか、あの実をここで使うとは……僕も無茶をする(笑)
    ぐるたんは砲台ですね。この技は色々と応用ができそうです。とは言っても、僕にかなり負担がかかりそうなので、切り札的なものですね(^^
    劣等感、あるいは疎外感に苦しんだ二人だからこそ、あきらめずに最後まで戦い抜くことができたんだろうと思います。師匠も嬉しいでしょうねぇ……。
    ひとまずは、しっかり休息を。ぐるたんも僕もお疲れ様ー!

    作者からの返信

    お互いの役割を理解し、力を合わせたからこその結果ですね。また、絆を結んで心を通わせた結果でもあるでしょう。

    覇竜祭は人の世界で言えば大体100年に1回の開催なので、どうしても参加するドラゴンに個体差が出てきます。小竜の部は初めて覇竜祭に参加できる資格を持ったドラゴンが参加する、いわば通過儀礼なので、結構各ドラゴンで成長度合いがバラバラです。ただし、覇竜祭は個人戦ではなく団体戦なので、各勢力の力量はそこまで大きな差はありません。

    そして竜仙湖の実、実はこれは伏線だったのです。いくら二人がかりとは言え、そのままでは覇竜祭に生き残れるほど甘い戦いではありません。そこで、用意周到な僕はこっそりと竜仙湖の実を一つ持ち出しました。結果はあの通りです。
    ちなみにこれ、普通の人間がやれば完全に自殺行為です。ただの一口でさえ魔力中毒で前後不覚になるのに、実を丸々一つ食べれば、僕の許容量の数倍の魔力が一時的に溜め込まれます。あのまま気を失ってしまえば、行き場のなくなった魔力が僕の中で暴走し、命を落としていたでしょう。意識を保つためのあの行為と、ギリギリのところで魔力を制御してぐるたんに流し込む技量があってこその為せる行為です。
    ただ、これが普段からやれるかというとまた別問題で、僕の魔力許容量は年齢の割には多いものの、それでも巨大な魔法を行使できるほどのものではありません。竜仙湖の実の魔力、そしてそれに耐えられるぐるたんがいたからこそできたのです。僕の本領は器用さと知識の深さなので。

    これまでの境遇、そして真正面から僕はぐるたんにぶつかっていったからこそ、二人の絆はあそこまで深くなりました。その結果、見事覇竜祭を制することができたのですが、実はこの後にちょっと一波乱。

    次回、覇竜祭編は最終話となります。ぜひお楽しみに!

    編集済
  • あぁなるほど、素養はあってもうまく繋がってないってことなんですね。僕の意外な特技が……もしかして、医者の素質があるのでは?
    砂の目で見えるってことは、そういう仕方の応用もできるんですね。凄いじゃないですか。ぐるたんの可能性も、僕の可能性も、広がっていきますね。
    ちびドラゴンと見習い魔法使い、何とも微笑ましい取り合わせで、師匠がふたりを眺めてめっちゃいい笑顔になってそうだなとか思いつつ、次週を楽しみにしたいと思います(^^

    作者からの返信

    僕はすごく魔力を扱うのが得意なのです。よく自分の魔力を詠唱を使わずに手足のように使っている描写がありますが、実はこれ、この世界では結構高度な事をしてます。さらにそれを複数の動作で同時にこなすというのは相当の集中力が必要であり、これは本人の才能と師匠の教え、そして努力の賜物、といったところです。人の不調が魔力に起因するものもあるので、そういった特殊なものを治す専門医としては僕は天職と言ってもいいかもですね。
    ちなみに人間はドラゴンとは逆で、魔法が使えるほど綺麗な魔力経路を持っているのは極少数です。なので、魔法使いはそれだけで特別視されるのです。

    砂の目が与える力は二つあり、一つは目に入ったものを完璧に記憶したり大体自分のものとして吸収できること、そして二つ目に行使されていない魔力の流れを見ることができます。これは魔の森に初めて入った時に本来の森の姿を捉えていた時や、そしてグラガラス野党団のオーガスを魔法使いと見破った時に使われていますね。
    そして以前、師匠はぐるたんの秘密を知っていたか、というものですが、師匠は気づいていません。なぜなら、師匠でさえ行使されていない魔力は見ることができないためです。なので、砂の目を持っているというのは実はすごいことなんですね。
    もちろん、魔法として行使された魔力は魔法が使えない人間にも可視化されます。例えば空気は見えないけど、それが燃えて火が出ると人にも見えるのとよく似ています。

    次週はついに小龍の部の開幕です。数多の子ドラゴンの中で僕とぐるたんは生き残ることができるのか。ご期待ください!

  • 第8話 覇竜祭開演への応援コメント

    おー、熱烈な告白だ! と思ったら師匠も同じこと言ってて笑いました。師匠、僕のことは可愛くて仕方ないでしょうねぇ……(^^
    この世ならざるものだから、目にはとらえられず本能的な恐怖を感じるんですね。こちら、ブックダイバーの世界とも繋がってるんでしょうか。
    「持つ」者も「持たない」者も、異質であれば弾かれてしまう。強い者に尊敬を抱くのがドラゴンの在り方なら、ぐるたんの孤独はひときわ深いものなのでしょうね。ドラゴンでも魔力なしで生まれることあるんですねー……。

    作者からの返信

    完全に告白ですよねw でも、これが僕の一番素直な心の叫びだったりするのです。
    そして師匠はなぜその時目元を隠したのか。ここは色んな解釈の仕方はあると思います。でも共通して言えるのは、二人ともお互いのことを想ってるはずです。

    この世ならざるものだから良く見えない、というのは実はちょっと異なるのです。ジェムトは認識阻害と魔法の無効化という特性を持つためです。師匠を守っていた周りのやドラゴンと戦った黒騎士はちゃんとはっきり見えています。
    そして、恐怖を感じる理由はまさにその通りで、領域外の魔法生物であるこれらは、生物であれば誰もが本能的に恐怖を感じます。まあ言ってしまうとクトゥルフの親戚みたいなものですw これらが生まれたという別世界はブックダイバーのロストブックの世界とは異なる、完全に異質な世界です。
    じゃあ本作の世界はブックダイバーの世界と関係ないかというと……それは今は秘密ですw

    ドラゴンの世界は以前も書いた通り完全実力主義の世界です。力に劣る者はどうしても下位に見られてしまいます。普通の世界ではこれは差別などの悪い意味に捉えられてしまいますが、ここではそれは当たり前の事でグルタは常にその過酷な現状を突き付けられてきました。
    ちなみに、グルタに魔力が無いわけでは実は無いのです。それは次のお話で。

    ぐるたんはこの後どうなるのか。そして僕はぐるたんのために何ができるのか。もう数話ほどお付き合いください。

    編集済
  • ちゃんと呪文も考えているあたり素晴らしいですね。当方あまりファンタジー系を読まないのもありますが、久々に呪文を見ました。魔法使いだなぁ……!という感じがして個人的にはとても好きです。

    作者からの返信

    ありがとうございます!
    魔法の詠唱はしたりしなかったりの本作ですが、このお話の詠唱は個人的に気に入ってるので褒められて嬉しいですw
    基本的に正統派なファンタジーをやろうかなと考えてますが、まだ始まったばかりですのでどうなるかは自分にも分かりません。きまぐれでぶっとんだ事をやるかもですねw

  • 第7話 ドラゴンの世界への応援コメント

    こちらのドラゴン達も、魔力半端ないんですねー! 主竜を前にしてかみかみの僕が年相応で可愛い(笑)そりゃそうなりますよねぇ。(師匠どんだけ凄いのか)
    そして、フルーツドラゴンだった……。魔力を美味しいと感じるのは、魔法使いだからでしょうか。東洋の桃源郷ぽい雰囲気ですよね。脳内でついグル太と変換しちゃいました(笑
    グルタも何やら訳ありな様子。師匠はその辺も察してたりするんでしょうか……。

    作者からの返信

    大人のドラゴンの魔力はそりゃもうパないです。全力がどのぐらいかは次のお話で。
    マスタードラゴンはさらに比較になりません。全ドラゴンを相手にしても余裕で勝ってしまうほどの実力差があります。ドラゴンの世界は完全実力主義なので、強い者を敬い従うのです。つまり……。

    魔力は使える使えないに関わらず、人体にとって無くてはならない力です。果物そのものの美味しさもありますが、それ以上に魔力が充足する多幸感というのは抗いがたいものになります。ただ、美味しすぎるものは食べ過ぎると大体害があるもので、魔力も摂りすぎると許容量を超えた分は毒になります。オーバードーズみたいな感じですね。
    ちなみにここ、つい出来心でミスター◯っ子の◯皇パロをやろうとして思いとどまりましたw 世界観が台無しですからねw

    竜仙湖は確かに桃源郷っぽいイメージで書いてました。楽園というイメージは大体その辺りに行き着いちゃうんですよね。

    グルタはグル太って感じですよねw 自分でつけたのに偉ぶってるけど子供っぽい正確からそんな感じがしてましたw

    グルタの秘密。そしてそれを師匠が気づいているかどうかはまだ明かせません。それは次回のお話にて……。

  • ちびドラゴン……赤いからレッド系なんでしょうかね(^^
    こうしてやりとり見てると、師匠は優しい人だなぁとしみじみ思います。人と形態異なるからわかりませんが、このちびドラと僕(カイン君でいいのですかね?)は同じくらいの年頃なのでしょうか。
    ドラゴンの友達を作るチャンスですね、仲良くなったら背中に乗せて飛んでもらえそうですね!

    作者からの返信

    ちびはお察しの通りレッドドラゴンですw 

    僕と出会った時の胡散臭さはどこへやらといった感じですが、今回の章では師匠の異端たる部分も垣間見えます。それはまたおいおいと。でも本当に優しい人なのです。この作品一番の良心。

    ちなみに僕は名前がなかったりします。僕は物心ついた頃からの孤児なので、名前を持っていないのです。なのでどこかへ出かけるたびに名前を変えていきます。あちこちに同じ名前が残ってしまうと噂になってしまう可能性がありますしね。
    師匠はちゃんと名前はありますが、それは表に出しません。本当の名前を知られると、呪いなどに悪用される可能性があるからです。まあそんじょそこらの呪いなんて全く効かないので杞憂といえば杞憂ですが、やられると鬱陶しいのでw

    あと、僕の年齢は14歳。ちびは67歳という設定があります。今決めました!
    ドラゴンは非常に長命な種族なので、人間で言えばちびも大体僕と同じぐらいの年頃です。

    僕とちびがどんな関係になっていくのか、それは今後にご期待くださいw

    編集済

  • 編集済

    長く生き、規格外の力を持つ者は、たとえ人の在り方でいたとしても奇異な目を向けられたり、排斥されたり……師匠もいろんなことを経験してきてるのでしょうね。それでも、人の在り方でい続けたいのだなぁ、と思いました。
    昔のアレコレ聞くと、それでも捻くれてない師匠って可愛い人だなーと(^^

    作者からの返信

    裏設定ですが数百年を生きてる人なので、それはまあ色々とあったはずです。
    その辺りの師匠についての深い話はぼんやりと自分の中にあるのですが、多分本編で登場することはないと思います。彼はミステリアスだからこそ、その魅力が引き出されるキャラだと思っていますので。何より暗すぎるw
    一見胡散臭く見えて、その実はとても人間味が溢れ、人とその繋がりを何より大事にする人なのです。繋がりは人に留まらないのですが、それはまた次のお話で。

    さて、ここで未来映しのネタバレなど一つ。
    師匠があの時映した未来は、あえて師匠達が何も行動しなかった場合の未来です。数多ある未来を選べるということは自分の都合の良い未来を映す、という事も可能なので、あえてあの場ではそういった未来を見せたのです。あそこで自分達がやっつけてしまう所を映してしまうと盛り上がりませんからね。
    こう書くと凄く俗っぽいのですが、実は僕を成長させるためだったり実はそうでもなかったり?

  • 演出……? きっと意図があるのでしょうし、あーなのかなーこーなのかなといろいろ想像巡らせておきます(^^
    フェニックスいいですよねー、意味の有無はともかくも、二人で魔法を重ね召喚するって演出はロマンですね。

    作者からの返信

    もう何を言ってもネタバレになってしまうのでご想像にお任せしますw

    強大な敵に対して力を合わせるっていうシチュエーションがもう大好きなんですよ。まあ、この場合は僕2師匠8ぐらいの割合だったりしますがw それでも、僕が自分の意志でそこに向かい、全力を振り絞ったというところに価値があるのです。

    ここであえてフェニックスと言わずにゴッドバードと記述した理由があって、語感が良かったのと、フェニックスは古代エジプト神話の由来なので、異世界で出すのはどうかと思ってあえて変えてたりします。
    この辺り、ファンタジーでどこまで許容するか難しいところなのですよね。もしかしたら舌の根も乾かないうちに既存の動物や神話の動物を出すかもしれませんw
    そこは分かりやすさと面白さ重視ということで一つ……。

  • 第3話 ただいま外の世界への応援コメント

    師匠、わかっててこの村に来たんでしょうかね……。
    視た未来を、現在の行動で変えることってできるのかな?

    作者からの返信

    未来のイメージとして、例えば毛細血管が近いです。
    現在の位置から様々に分岐する道が未来であり、どれも起きうるものです。
    そして未来映しの魔法はその中から一番可能性の高いものを選び映す、という点が非常に困難であり、一本道の過去映しと比べて難易度が跳ね上がるのです。
    そしてそれは逆に言えば……と、この先はネタバレになってしまうのでこのあたりでw

    編集済