第14話 最終決戦の地
フランスといって思い浮かぶのが「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか?」「映画キラキラプリキュアアラモード パリッと!思い出のミルフィーユ」の2本の映画。特に前者に登場したモンサンミッシェルは印象深い。
ナージャの足跡をたどるという目的を果たすだけであれば、フランスではパリとドンレミを訪ねることができれば問題ない。しかし、せっかくヨーロッパまで来ているのだからプリキュアゆかりの地も見たいに決まっている。
そんなわけでモンサンミッシェルまで行ってきた。TGVを乗り継いでいくこともできるのだが、初日のストライキで痛い目にあっていたこともあり、交通手段はバスツアーを使用することにした。
さて、この手のツアーには食事の有無などでいくつかのプランが用意されていることが多く、今回利用したツアーにもモンサンミッシェル名物のオムレツを食べるか否かの選択肢があったのだが、今回は交通手段としてバスが使えればよかっただけなので食事なしを選択した。バスがモンサンミッシェル近くの駐車場に到着すると、食事ありを選択した参加者がレストランに向かうのを横目に見ながらモンサンミッシェルへの移動を開始したのだが、これが正解だった。モンサンミッシェルを登っていくと、だんだん怪しい雲が近づいてきて、最終的には全体が霧に包まれてしまったのだ。食事をとらずにモンサンミッシェルに向かったことで、晴れている状態のモンサンミッシェルを堪能することができたのだ。帰りのバスで話を聞いてみると、食事付きを選んだ参加者は、レストランから出た時点でモンサンミッシェルが完全に霧に包まれてしまった状態になっていて外観は全く見えなかったらしいのだ。昨日の不運は今日でちょっと取り戻せたかな、そんな風に思える出来事だった。
モンサンミッシェルは教会というよりも要塞といった趣のほうが強く、城や砦が好きな人には積極的に勧めていきたい印象だった。もちろん花の都が好きな人には、あの舞台がそのまま目の前に広がっている喜びをかみしめながら現地を歩けるという最高の場所なので、多少無理をしてでも行ってほしい場所だ。
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