映画好きになったきっかけは、『アシッド映画館』

 映画評は、あと二週間ほど書きためている。

 50話まで書いたので、ちょうどいいと考えて、映画に興味を持った経緯を。

 映画評は、あくまでも映画本編についてだけ語りたいので、こっちで。


 元々、父親が「釣りバカ」好きというのもあった。

 アクションや戦争映画などは、父の影響で見ていた気がする。

 

 また、映画好きのツレがいた。

 彼と一緒に見た『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は、今でも記憶に残っている……もちろん、悪い意味で。

 見終わった後の、観客の戸惑った声ときたら。

 オレも「あんなもん、電波少年やんけ!」と、ツレと一緒に毒づいていたものだ。


 だが、個人的にもっとも映画を見る指標となったのは、二つの番組が影響を及ぼしている。


・映画ダイジェスト

 読売テレビでやっていた、映画の予告編をひたすら流す番組。

 関東でもやっていたのかな……。

 オレが「世界一好きな映画」と評した『クール・ランニング』は、この番組で知った。バスタブで姿勢の練習をする予告編が面白かったのだ。

『天空の剣』などは、神谷明がナレーションをしていて、それだけでお腹いっぱいになった。なので本編は見ていない。


 オレはこの番組で、「成人映画」なるジャンルが存在すると知った。

「『人対馬』ってなんやろ?」と思っていた小学生の頃よ……。


・ABCアシッド映画館

「エイリアン2を74回見た男」平野秀朗氏が司会を務める、映画紹介ラジオ番組。

 ジングルであのタランティーノ監督が喋る、珍しい番組。


 オレは大阪出身なので、

「関西で映画紹介いうたら、浜村淳さんやろがい!」

 と、思う人もいるかも知れない。


 確かに言えている。公開中の『インデペンデンス・デイ』を盛大にネタバレした浜村淳さんを、オレが忘れるわけありませんやん。

 だが、オレは「映画と言えば平野秀朗」なのだ。


 大作、マイナー作品は、ほぼこの番組で仕入れて、見た感じ。

 ジェット・リー主演の『HERO』とか、『バタフライ・エフェクト』とか。

 この番組にて、

「『バタフライ・エフェクト』には『母体の中で自殺するエンドも用意されていたらしい』」

 と紹介された。

 まだ、エンディングのパターンがあったんかい。


 洋画では『21グラム』、『セルラー』、『オールド・ボーイ』、『ラブ・アクチュアリー』を知る。

 邦画なら『サマータイムマシン・ブルース』などは、この番組で「面白い!」と紹介されなかったら、間違いなくスルーしていた。


 辛口評が心地いいのだ。

 さすがに日本映画などは贔屓っぽい口調だったが。


 さすがに、「もうデータなんて残ってへんやろなぁ」と思っていた。


 そしたら、mixiにて「過去の年間映画作品のランキング」をアップしている方がいらっしゃった。

 リスナーの評価、パーソナリティの評価が載っている。

 これはありがたい。当時を思い出せる。

 続けててよかったmixi!

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