カクヨムを始めた経緯

 実は、カクヨムに自身の小説をアップするか、正直悩んでいた。

 理由は、「自分の文章力に自信がなかったから」だ。


 作品指導の度に、文章で指摘を受ける。

 新人賞落選時に返ってくる評価シートも「文章力:2」ばかり。

 

 友人の紹介で、別の作家先生が指導している小説講座にも顔を出した。

 先生は、助詞の使い方、文法の練習になるドリルを譲ってくださった。

 小学生向けのドリルだ。


 なりふり構っていられない。少しでも小説がよくなるなら。

 そう思い、学習した。


 結果、最近の作品指導では、文章の指摘を受けていない。

 劇的にうまくなったとは思えないが、効果はあったのだと思う。



 それで、カクヨムを始めた経緯は、

「時間がもったいない」

 と思ったからだ。


 いくら新人賞に投稿しても、落選ばかりでは、自身が身につかない。

 また、自分の作品のどこに問題があるのか、評価シートだけでは可視化が難しい。


 そこで、実際にアップして、読者の流れを見ることにしたのだ。

 先の見えない状態で、一人でウジウジするより、この際第三者の視点でハッキリさせた方がいいと。


「気にしているはずなのに、前半かったるいな」

「ヒロインの影が薄いな」

 など、自分でも「読んでもらえない理由」を客観視できるように。


 感想がなくても。指摘がなくても。ハートも星もなくても。

 数字だけだって、皆さんの足跡が、私の道しるべになっています。


 ありがとうございます。

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