いいブログは、前フリがない

 ブログに限らず、だいたい読みにくいサイトというのは

「最近●●ですね、さて……」

 といった風に、前振りがあるモノだ。


 オレは決まって毎回、

「そんな内容、誰が読みますか?」

 と、問いたい気分にさせられる。

「雑談はいいから本題に入ってよ」と、毎回思う。

 自分が気になっている記事を取り上げているなら尚更だ。


 オレは金持ちになる習慣を知りたいの!

 効率的な勉強法を探してるの!

 新人賞入賞に足りない要素を集めてるの!

 

 イラチ? せっかち? なんと言われても結構だ。


 皆さんの周りにもいるでしょ?

「話が長いだけで要点得ない人」って。

 それと同じっすよ。


 もちろん、文句は心に伏せて、前フリは飛ばす。

 動画を見るときでも、常連相手の挨拶部分は飛ばす。

 オレはあんたが「何をしているのか」が見たいねん。


 だいたい、ほとんどの人は「タイトルにつられて」読んでいるはずだ。

 なので、さっさと本題に入った方がいい。


 いいブログというのは、前フリがない。もしくは、ちゃんと内容に即したフリを書いている。


「全部のブログをそうしろよ」とは言わない。

 老舗だと、来場者を「常連さん」と接するつもりで挨拶しているのだろう。


「まとめサイトを推奨している風に聞こえる」

 かもしれない。あれ、前フリ全然ないもんね。情報だけだもんね。

 実際、結構利用するんよなぁ。機械的に情報しか発信してないし。

 ちゃんと一次情報へ飛ぶようにはしているけど。

 情報集めで検索したら、まとめサイトばっか引っかかる。

 でも結局、信用できんから本を探す羽目に。


 とはいえ、「パレオな男」さんとかは一貫している。

 前フリは短く、記事内容に即している。

 雑談はしない。しても「記事の内容に沿った雑談」に限定している。


 オレが言いたいのは、

「情報は、なるったけ早く欲しい」

「欲しい情報以外はいらん」

「伝えるときは最低限で、最適化しようぜ」

 ということだ。


「二〇〇〇字ほど使って、ほぼ全部雑談」

 とかって方法は、その人と友達か、その人が余程好きではない限り、読み飛ばされるよね、と。

 小説でもたまに同じようなことをする人がいる。自分だってしてしまう。


 全然お話と関係ない雑談を潜ませたりしていないか?

 自分しか知らない情報を織り交ぜてドヤってない?

 その情報がない方が、一段と読みやすくなるって気づけない?


 だから注意しようぜ、と。

 オレも注意するぜ、と。


 オレのこの文も、余計な情報ないよな? 不安になってきた。

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