んんー!カクヨム映えする作例を考えましたぞww

 皆さんお久しぶりです。いよいよ最終回です(やっとかよ!)

 カクヨムに新機能がドンドンと追加されているわけですが、作者と読者が相互にやり取りできる方向で充実してきているように感じます。


 さて、今回はカクヨム映えする作例を考えていくのですが『ニコニコみたいに気軽にコメントが打たれるような作品がウケるのでないか』という結論に落ち着きました。捻りが足りませんねww

 それはさておき……じゃあ手軽なコメントとはなにかを考えます。


 草生えるww


 よしっ! コレでいこう(即決)

 コメント欄がwwで埋め尽くされる、草生やしやすい作品を書くのだ‼ 

 では早速作例いってみよー!

 同一タイトルで複数パターンを考えてみましたよ~!   


 そしてタイトルは『草速さんは草生やすww』です!



 § § § §



 パターンA草速さん観察日記

 内容:超能力者、草速永流の学園生活を覗き見て彼女の笑いのツボを探る。


 草速永流くさはやえるは超能力者だ。

 なんでも彼女が笑うとその周囲に草が生える……らしい。

 高校の入学式直後。初めてのHRで行われた自己紹介の際に本人が言っていた。

 らしい、というのはその現象を俺がまだ見たことないからだ。

 それどころか草速さんは全くといっていいほど笑わない。クスリともしない。 


 見たい。


 笑うと草が生えるってどういうことだよ?

 その草はどこから現れて、最終的にどうなるんだ?

 そう思った俺はポーカーフェイス超能力者草速さんを観察することにした。

 可能であれば、生やした草をサンプリングしたい……そんな野望を抱きながら。

 

 笑いのポイントはシュールな日常系。



 § § § §

 


 パターンB草速さん攻略学園ラブコメ

 内容:超能力者、草速永流の笑顔が見たい。


 草速永流は超能力者だ。

 なんでも彼女が笑うとその周囲に草が生える、らしい。

 高校の入学式直後。初めてのHRで行われた自己紹介の際に本人が言っていた。

 らしい、というのはその現象を俺がまだ見たことないからだ。

 それどころか草速さんは全くといっていいほど笑わない。クスリともしない。 


 見たい。


 彼女が超能力者だとかどうでもいい。

 俺は彼女の笑顔が見たいんだ。

 なぜなら俺は彼女が好きだから。

 彼女の笑顔が結果的に彼女自身を困らせたり傷つけるのだとしても、俺は彼女を笑わせたいんだ。

 これは勝手な俺が超能力者、草速永流の笑いの琴線に触れようと手を伸ばす物語だ。


 笑いのポイントは主人公の猪突猛進さ。



 § § § §



 パターンC草速さんはゲス女

 内容:超能力者、草速永流の暴走を止めたい。


 草速永流は超能力者だ。

 彼女が笑うとその周囲に草が生える。

 問題は彼女の能力じゃなくて人格だ。

 人の道は外れてない範囲でだけど、ゲスでサドいロクデナシだ。

 窮屈な田舎から引っ越してきた彼女は高校デビューをキメた。

 入学早々、ブイブイいわせてる三年の先輩を超能力で倒したのだ。


 僕はそれをたまたま見てしまった。


 それをきっかけに僕らはよくつるむように……もとい、僕は彼女にパシられるようになった。

 マイノリティとして現代社会を生きる草速さんの狂犬じみた気性の荒さに振り回されつつ、彼女の牙の矛先が人に向かないように僕は奔走する。


 笑いのポイントは風刺とゲスな人柄、主人公とヴィランがボコられる様子。


 

 § § § §



 パターンD草速さんの能力で若禿げに髪の毛を!

 内容:超能力者、草速永流の能力を私的に利用したい。


 草速永流は超能力者だ。

 彼女が笑うとその周囲に草が生える。

 その能力の本質は『命あるものを伸長させる』ことにあるらしい。

 実際彼女がお昼時に紙パックの豆乳から大豆をポコポコ湧き出させている姿を見たことがあるし、彼女の使う机は一人だけステンレス製のオフィスワーカー仕様になっていたりする。

 自分が担任を務めるクラスに超能力者がいるというのは奇妙なもんだと教師の身でも想ってしまうものだ。


 閑話休題。なんて素晴らしい能力だろう‼


 俺は二十代だ。

 しかし俺は既にハゲだ。もう、清々しいくらいハゲだ!

 ハゲ散らかすなんてレベルは超えている。つるっパゲだ!

 あの、草速さんの能力があれば俺は恋の一花咲かせることだってできる……はずだ!

 しかし俺は教師。私利私欲のために生徒の非常にデリケートな問題を利用することなど……!


 笑いのポイントはハゲ。有能かつ実はモテモテなのにハゲというバイアスが主人公(ハゲ教師)を狂わせる。 



 § § § §



 さて、いかがだったでしょうか!?

 コンセプトとタイトルだけ決めて物語を右に左に伸ばして引っ張ってみました。

 ここから更に読者参加を意識してみたら支持される作品が生まれる、かもしれません。

 そういった第三者の目を意識するとプロットの作り方も変わってきそうですね。

 個人的にはひとつの完璧なものを作ろうとするよりも、十個の思いつきを吐き出してから精査して気づきを得てブラッシュアップしていくという方が良さげに想えました。


 まあ、最初からウケを狙うことが良いこととは限りませんが‼(笑)

 作品の作り方は人それぞれですしね!


 ではでは、長かったアフターもこれにて終了ですっ!

 皆さんいままでお付き合いありがとうございましたっ!


 ……最後にあとがきを書くぞい(ボソッと)

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