!辛口注意!SAVIOR:武具戴天 / 丸大豆 てんむす様
ふじむらDの如き会話の展開力(ゴネる力とも言う)を発揮して、
本日は半休をいただいたおっさん、世楽です。
今日は時間もあるしお酒飲むぞ!
だから帰ったらまづはレビューを進めるんだ!
4時間プラスなんだ余裕余裕!
……難敵が現れましたね。
すぅぅ……!(戦慄吐息)
今日は休肝日かな?
SAVIOR:武具戴天 / 丸大豆 てんむす様
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884821391
○●○●○●
異世界ファンタジー!
世楽、異世界ファンタジー大好きっ!
斬新な転生、そういうのもいいですねぇ!
チートあり。
扱いが難しいよね、チート。
総じて好みとしては、ワリと好き
○●○●○●
正直に申します。挫折しました。
第一章は読みました。第二章をなかば義務感で進めましたが16話のヒロイン(?)の発言で折れました。
良いところも悪いところも沢山ある作品だと思います。
しかし、展開と設定がごちゃごちゃし過ぎです。
チートのタブは付いていますが無条件に強いというものではなく、
こういう風に能力を使うという理屈が存在しているので個人的には「準チート」とでも呼んだほうがしっくりくる印象です。
そういった設定に関してはいろいろ考えてらっしゃるのだろうなと感じました。
しかし、ソレを表現しきれていないと感じてしまう場面が見られます。
さて、挫折した理由ですが、
山場がない。
あと出しが多すぎる。
この2点につきます。
こうやって能力を使うんだ! という感じで主人公の強さを提示し盛り上げていく場面が何度かあるのですが、その盛り上がりが弾ける山場はやって来ません。3回ほど肩すかしをくらった覚えがあります。
あと出しについては第一章までは許容できました。
しかし、第二章でもそれが続くのを見て私は思わず呟きました。
「そうか……お前も、大変……なんだよな」
完全に心が離れてしまった瞬間です。
ストーリーが完全に他人事になってしまったのです。
主人公の感情の流れや世界観についての描写が少ない作品で、
上記の展開が続くとなにが起こっても「ふーん」で済んでしまいます。
この点に関してはあえて描写を少なめにされていたのかな? とも思いますが。
○●○●○●
主人公には圧倒的なカリスマや魅力、
あるいは作品世界と読者を繋ぐ役割が求められるのではないか。
そんなことを想ったレビューでした。
昔、十文字青さんの「薔薇のマリア」を読んでいたんですよ。
ええ、中盤からおっっっそろしく冗長に展開していったアレを。
(ここでクソ冗長と言わなかった俺を誰か褒めてくれっ!!)
止めようと思いましたよ! 何度も! 何度も!
だけど、主人公のマリアのことが気がかりだったんですよね。
超人・天才に囲まれたナイーブな凡人って感じが好きで。
ある意味、マリアに対する変な親心で読んでたんですね。
だけど、ある時我慢の限界が来たんです。
「いつまで! イジケ蟲なんじゃ! おのれはぁぁぁ!?」
投げました。本を。物理的に。
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