第6章 実りの秋

魚おおおおおおお!

 うおおおおおおおお!!


 書かねば!


 書かねばなるまい! 次を!!


 同じサークルの綺麗め女子2人と、楽しい毎日を送っていたにも関わらず、どうにも突き抜けない心持ちが続いた夏。


 そこから一転。



 うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!



 どうして、こんなにもテンションが上がっているのか?


 理由は、WEB小説の投稿サイト「カキスギ」にあった。


 カキスギにアップロードした長編処女作『座椅子の偉大なる種族』に、感想がついたんだ。小説クラスタとは関係ない、一般の読者さんからだった。


――――――――

★★★★ Fantastic!!!!

座椅子ほどハーレムが似合う物はない――Ena


なんという包容力!(女子を座らせるという意味で)


とにかくおちゃらけて、バカやってる座椅子くん。

でも肝心な所では、女の子を守って、戦ってるんですよね。

漢気ならぬ、座椅子気を感じました。


次回作も期待しています。


――


 次 回 作 も 期 待 し て い ま す


 ぎょょええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!


『読者が待っている』


 たったそれだけで、俺の中の、WEB作家としての心は奮い立つ。


 見てろ。

 今より、もっと、面白い話を書いてやる!

 その先に、しのぶはもう居ないけれど。


 技術が足りないなら、技術を身につければいい。


 経験が足りないなら、経験すればいい。


 才能が無いなら、そんなのは無視して進めばいい。


 Enaさん。

 どこのどなたか存じ上げませんが、ご感想誠に有難う御座います!


 その貴方の一言で、俺は前に進めるのです。

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