魔陣幻戯2　『千年魍魎』編

二年以上前に完結しているので旧作の部類に入るのでしょうが、前作『魔陣幻戯2』があまりに面白かったため、引き続きこちらも読ませていただきました。
前作の二年後が舞台なのですが、スピンオフということでヒロインみやび嬢は登場しません。とはいえ、凡てが丸い黒衣の怪人と巨漢のオカマを中心としたインパクト抜群のキャラたちはこちらでも健在、やりたい放題大暴れです。怪人のほうは少々頭髪（？）が伸びたようですが……。
そして戦闘シーンの面白さときたらもう！　迫力ある筆致は言うに及ばず、描写の的確さ、比喩の巧みさを備えた見事な文章は学ぶところも多いです。

更なるスピンオフ、もしくは続編を期待してしまう、楽しく…続きを読む

魔陣幻戯の続編となる作品ですが、前作を読まなくても十分楽しむ事が出来ます。

前作同様、楽しさを追求したエンターテイメント性に特化したアクションものです。コミカルな展開と予想を覆す意外な物語の進行にハラハラするでしょう。

登場人物は全員スペシャリストで読んでいて爽快感があり、更にキャラクター達の性格も個性的ですので、変な中毒性があるかもしれません。
ラストシーンは物語の内容とは毛色の違う静かな面白さがあり、もしかすと続編がありそうな雰囲気が漂っていました。

前作と合わせて読むと、より世界観に深みが出て来ますし主要なキャラ達の魅力もまた深まるでしょう。

作者様。楽しい時間ありがとうござい…続きを読む

『魔陣幻戯』のスピンオフです。今回の敵は疫鬼!!これが強いのなんのって。ですが、今回も、珠三郎様や、ナーティ様が大活躍！そこにぬえ様や、漆黒の鷹さんが加わって、さらにスピード感あふれる活劇になっております。

今作も、とてもおもしろかったです。

国土を脅かす最強最悪の妖物・疫鬼から日本を救うのは、キモヲタと巨体のオカマとモンペお婆と猫娘とKBECだった──！

描くキャラクターの強烈すぎる個性で人気を博す作者様が、その個性的なキャラクターを縦横無尽に動かして迫力満点のアクション長編に仕立てあげた本作品。
二年前、日本の危機を人知れず救ったタマサブとナーティ嬢が、新たな仲間とともに千年の時を経て甦った疫鬼に立ち向かいます。
キワモノと言えるヒーロー・ヒロインの活躍はもちろんのこと、今回は国家権力も絡み、文句無しにカッコいいKBECの面々も大活躍！
妖物のおぞましい描写も冴え渡り、読み手をおどろおどろしい魍魎の世界に引きずり込みます。
…続きを読む

読んでいて、なんだろう。
匂いまでしてくるような文章ですね。

すごい才能だ！！