寐波 偏

神は死んだ――。 消滅した時間軸を修復するため、ガブリエルは天界にとっておきの助っ人を呼び出す。 ※小説家になろう様にも投稿しています

　1985年6月、とある団地内の炭鉱で爆発事故が発生。原因は正体不明のガスだった。口封じの為に団地の住人は隔離され、飼い殺されることとなってしまう。これまで確認されてきた、どれと…

――わたしの娘には姿の見えない友人がいる。 イマジナリーフレンドの謎を追ううちに踏み込む時空を超えた不思議な迷路。 見えない友達は存在するのか、それとも？ 想像力は現実と非現…

ロシア共和国極東連邦ニッポン自治州。そこは平均気温マイナス30度の極寒の地。 監視衛星により捉えられた正体不明の熱源を追って、機械仕掛けの蜂を操る蜂使いの少女と外骨格機動脚の熱に…

時は１９世紀末。鳴治の時世。 鎖国をせず、英国との貿易が盛んだった日ノ本は、江戸を中心に蒸気大国としての地位を確立していた。 しかし、1868年。×月×日。世界同時多発的に発生…

2度の大きな衝撃波により、社会構造が根本的に変革したとされる2020年代。 "変革"に置いてけぼりにされた僕は、藻掻くように新たな道を模索していく中で、変革の旗振り役として知ら…

その女は名付けられなかった。 一九四〇年代、中国ハルピン。満州国をして慄かせた最悪の阿片窟。 生きるには、銃を手にするしかない。 Twitter殺伐百合投稿企画「殺伐感情戦線…

赤い惑星、火星。 依頼を受けた「わたし」は擱座した機体のデータ回収を試みる。

孤独を愛しながらも、心の拠り所を求める不器用な青年艦長シャインと、我儘で天真爛漫。けれど誰よりも彼の心を知る『船のレイディ』との波乱万丈に満ちた海洋FT。 二人を繋ぐのは「使い走…

いつものように生物調査に出た海岸で、男は古ぼけた瓶を見つけた。その中には見たこともない生き物が入っていた。男とその生き物との短い交流を通して、男は自分の何かと向き合う。そして、何…

雨の降り続ける国に住む少女が、一人の旅人と出会う話 《関連＆オススメ作品》 A.I.のいる日常（https://kakuyomu.jp/works/1177354054886…

昨日のわたし、今日のわたし。明日のわたしは何処に行くのか。時には膝を折り、時には立ち尽くして、それでも歩き続ける。空を見上げて月を見つめて、少しでも優しいものになりたくて…。

その昔、別所で書いていたやつ。

　大学院をやめ、母校で細々と化学教師をしていた莨谷颯太(たばこだに そうた)。教師としてのブラック労働の末、彼はある日突然見つかった病によりあっさりと命を落としてしまう。そして死…

こちら完結済みの初期版です。 ↓こちらの長編版が最新で、更新中です。 https://kakuyomu.jp/works/16816927859469752304 少数の吸血…

医療テクノロジーの進歩によって不死化した人類は、終末主義社会という社会システムによって命に際限を設けた。 葬儀省のおくりびとイーサン・シヴィルベッドは、予め計画され選択された人生…

There are many Jiangshi in the world of this story, and many people use Kung Fu.

わたしは、サラドネチカ。 音楽に見捨てられたこども。 誰も歌ってくれないことば。

「夏といえば？　海？　山？　プール？　花火大会？ 夏といえばホラーだろ。 わからないなら教えるしかないな。 俺は禍原だ。 一度しかないお前のこの夏をより良い夏にするために、これ…

私は、長年計画していた海外旅行を実行する。いきなり進路変更となったモスクワで、ロシア人から小鳥のフィギュアをもらう。やがてフィギュアは本物の小鳥となり、私は人間を襲う妖怪の存在を…

とある脳科学研究所では一つの装置が開発された。それはHGD。脳波を人工知能が解析し、文字から音韻や意味へと繋げる脳の働きを助けてくれるのだという。この装置を試したディスレクシア（…

最終戦争により終焉を迎えた世界。壊れたロボット・オズマは義手の男・カミオカによって目覚めさせられる。二人は謎の待ち人の元へと旅に出ることになるが――同名のフリゲをノベライズした作…

銀河絶滅危惧種保護庭園「ガーデン」は絶滅の危機に瀕している宇宙生物を保護するための施設。 そこを訪れたヤシロは、孔雀のような羽を持つ、美しい少女と出会ったのであった ※エロトマ…

【『5分で読書 ちょっぴりかわった、恋の始まり』収録作】あの夏、私はナツお兄ちゃんと花火を見に行った。そして時がたち、大人になった私は再び花火を探している。あの日の花火は、一体ど…

　あの日、星条旗のはためく合衆国の片隅で、私の父は自殺した。 　合衆国の敵から国家を守るため、無人機爆撃を実行し続けた父。 　その父を苦しめたのは、この国が長年続けてきた歪な戦争…

　僕には双子の姉がいた。誰よりも可憐で美しかった姉は、“男になりたい”と、いつも口癖のように呟いていた。 　僕はなぜ、姉さんがそう口にしたのかを知っている。姉がその言葉を紡ぐとき…

　じゃんけんに負けると頭が破裂する、奇妙な法則に支配された世界。人類の文明圏は〈帝国〉とだけ呼ばれる巨大政体によって完全統一されていた。皇立監獄都市アギュギテムに投獄された少年、…

「お前は持たざるものだ。私の言葉の重さを、痛みを、呪いをお前が理解するときが必ずくる。同志上級軍曹、いずれお前は」 そう彼女は言った。 あの戦争から一年。 元ソビエト赤軍最…

転生者が救った世界は変わり始めていた。エルフは高利貸しを行い、ゴブリンはテロリストと化し、神聖な教会のそばには娼館が立ち、街にはストリートチルドレンが溢れた。そんな荒廃した世界で…

『フーリダヤム』というネットに投稿された一篇の小説に寄せられたレビュー文とコメントだけで構成されたレビュー体小説。作品そのものは描かれないまま周辺を生い繁る言葉たちが何かを形作っ…

1945年冬、大国ソヴィエトの片隅に、僕らはいた。

＜三部作その二＞　再び都会の片隅で日々繰り広げられる伝説の戦い。男たちは自分の世界を超えて激突する。ただ最強の称号を手に入れるために。流れる汗。震える手。そして戦場に戦慄が走る。…

＜三部作その一＞　都会の片隅で日々繰り広げられている伝説の戦い。男達は己のプライドを賭けて激突する。流れる汗。震える手。彼らはこう呼ばれていた――『立喰者』。

関係ないと思った時、人はどこまでも残酷になれる。 注）これよりも怖い話を書ける自信はありません。 ☆歴史時代小説週間ランキング一位獲得☆ 解説・参考文献 https://k…

生活サイクルが夜型の大学院生、塔山うららは、ある真夜中の研究棟、刃物を持った女性と出くわします。 不審者と思われたその女性は、うららと同じく夜型生活の大学院生、鳥見川 氷彗でした…

　Socialization Of Unlimitedness Protocol――<SOUP>の台頭により、ウェブ・ユビキタス時代が到来。完全リンクやAR/VRのブラウジングが…

　高校二年生の空手家・神木空也は強さをひた隠して暮らしている。クラスではいつもあなどられ、隣の席の美少女にもいいかげん愛想を尽かされそうだ。 　そんな折、空也も含めた高校生七人は…

若き日の俺は、野生の生き物、植物、キノコ……様々なものをとにかく採って食った。いや、今も食い続けているか……それはさておき、これはその作者の経験を綴った『青春（死語）の採食記録』…

・一話がそれぞれ完結しており、約千文字以内で謎を描きます。

過能力障害、通称HAD。過去のある事件によって、このHADを発症した子供たちが世間から迫害を受けているもうひとつの日本、そしてそのHADを持つ子供たちが集められた学校と、そこに勤…

探偵のサイトウは、ある日奇妙な依頼を受ける。それは数日間、依頼者の代りに彼の家族で父親になって欲しいというものだった。あまりにも不可解な依頼、しかし依頼者の家族はサイトウを父親と…

主人公・本条圭介は、東京の大学に通う、普通の理系の大学生。学年的には４年生であるが、卒業を前に留年したため、一年間自由な時間ができた。せっかくだから好きなことをしようと、家で専門…

　本当はミステリー研究会に入りたかったんだけどな――。 　でも無いから、ミステリー繋がりで仕方なく入ってしまった、『超すいりくらぶ』という名の部活。 　俺はそこで『摩耶ののか』な…

車で15分くらい行ったところの山を削って完成した巨大なショッピングモールは、行き場を失ってしまっていた人々の聖地となりました。そこには偉大な神さまが存在し、さまざまなあやしい儀式…

かつてその地で、78億人の転生者が転生直後に圧死した。 そして3億年後、転生者は化石として発掘されるようになり、その鉱脈という資源を巡って人々は争うようになっていた。 転生者の化…

荒廃した世界。 暴走したDNA、ミュータントの跳梁跋扈する荒野。 恐るべき異形の化け物の前に、命は無残に散る。 ミュータントに攫われた少女は 闇の中で、赤く光る無数の目に囲まれ…

・パロディの性質上、該当作の微ネタバレがあります。 ・第9回ハヤカワSFコンテスト二次選考で落選したので全話再公開。 ・引用だらけですから一次通ったのも奇跡では ・でもカクヨム…