気に入った表現があれば近傍の作品名と作者を片っ端からチェックだ!
拒絶反応が出そうなら無理に読もうとするな…安静にしろ…(レビューとしてそれはどうなんだ
私もすべてが分かる訳ではないのですが、作品名や作者についてかなり言及してくれているので年季の入ったファンだけではなくこれからジャンルに足を踏みいれようとする御仁にとって良質で油断ならないガイドブックにもなりえる、それなのに面白い!
積んでいる本が出てくると手を伸ばす切っ掛けになるかも?
SFを手に取ってしまう人にとって、タチの悪い夢を見せられている様な、なんだぁ…これはぁ…これは酷ぉい…(恍惚)最高ダァ…
まだこのジャンルを知らないなら
引用を知らずに訳の分からなさを楽しみ、参照元を読んでからまた楽しめる!羨ましいぞ…
イーガンもテッドちゃんも好き。
タイトルに惹かれてこの〈イーガン病〉を読まされたわけだけれど、結構面白かったのでーーホントは夢中で読んだのだがーーレビューを書いた次第であります。
まずはじめに、この作中で語られる〈イーガン病〉は実在する病気であります。
私も中学生の頃に罹患し、つい最近快癒するまでその症状と付き合って来ました。
どんな病気かについてーー気になる方はーー作品をご参照ください。
次にテッドちゃんがマジ寡作な点。
ホント寡作マジ寡作でもマジ佳作。
最後にひとこと。
イーガン病面白かったんでこのレビュー読んだ人も読んでみてよ。
文体似せたいときに参考にできるよ!!
浅学菲才が衝動的にレビューを書きます。
登場人物が皆、何かしらの病気に罹っている。それは、とある文学作品の作者の名前を冠した病気で――
前述のとおり、私はそれほど読書に造詣が無いので的外れな感想になってしまうかもしれませんが――何が書いてあるかさっぱり分からないのに、面白いのです。ニュアンスのオーラが、ひしひしと肌に伝わってくる。それだけで虜になってしまう。
もし知識のある人が読めば、クスッと笑ってしまうようなシュールさ。そして、分からない人には怪文にしか見えない狂気。この二つが奇跡的な合成を果たし、一つの作品になっています。小説としては異形ですが、エンターテイメントとしては間違いなく傑作です。
こんな言葉の暴力で殴りかかってくる小説みたことない……
僕はこの小説を、間違いなく面白いと断言できますが――果たして今からこれを読む皆さんは、どんな感想を抱かれるでしょうか?
ワンアイデアの掌編に、これでもかと反復される「イーガン」の文字。
全文わずか3千文字程度なのに、イーガンの文字はざっと数えたら19回も出ていた。きちんと数えれば、もっとあるかも知れない。
ていうかそんなもんを目視で数える僕も何なんだ。
ゴールデンウィーク初日の朝っぱらから何をやってるんだ僕は。
ちょっと思想をこじらせてしまった妹ちゃんが実に可愛いです。それに対する兄のリアクションも秀逸で、会話劇とはかくあるべし、というお手本にもなりました。
(期せずして僕も兄妹モノを書いていたので、本作はエポックメイキングでした)
後半は円城塔の文字がゲシュタルト崩壊するぞ!気を付けろ!!