エコエコ河江(かわえ)

これまで主人公といえば呪いを受ける側だったが、なんと！ こんどは受けさせる側でやっていただけました。 視点を変えただけで違った趣が出ています。 源を追う者、対峙し戦う者、情報源。 …続きを読む

決意が揺らいでは固まり新たな目標へ進んでいきます。 かわいいねえみりやちゃんは。 たよれるねえ今のさいごくんは。 終わりまでの最後のひとつのつもりではじまり、 成り行きで困難をいく…続きを読む

自分で殺すか、担当者に殺してもらうか、さもなくば自分が死ぬ事実を、食材と戦の両面で語っています。 食卓では担当者に任せて、戦場では糖子ちゃんが担当者になる、明示こそないが私はそう読…続きを読む

作者はミステリーに定評があるのでどこを崩すとおもしろおかしくなるか熟知している今、 読者の私もミステリーに向いてなくなっちゃおう。何も考えないでたのしんじゃうぞ。 たっぷり100話…続きを読む

興味深さと面白さを混同してはいけないとは言うが、 これは興味深くかつ面白い。 けども多数の要素が少しずつ絡まりすぎて面白さを伝えるのが難しい。 困ったなあ。これは伝えにくくて損する…続きを読む

元より人間は数人の思考と多数の傀儡により発展したので、 奴隷向きの遺伝子のほうが個体数が多く、 遺伝子に抗うには知性か知識の少なくとも片方と勇気が必要になる。 なので ゾンビリーダ…続きを読む

穴を掘る、祈る、伏せる、拍子抜け、後始末、警戒、殺す覚悟、輸送、幸運。 戦場に必要ながら地味すぎてなかなか得られない栄養がたっぷりあってうれしい。 砲兵や航空戦力が来てくれた喜びも…続きを読む

呪術バトルだと思って読み始めたら、
たしかに呪術バトルだがそうきたか。
しかも目的がそこにあるとは思わんかった。
こわいなあこれは。
身近なサンバに気をつけます。

怪異は本質でなく、ふしぎな出来事に本質がある、
落ち着いて読める控えめな味わいでした。
こういうのもすき。

異常行動とその理由が順々に現れては移る構成、 これのおかげでこわさがマイルドになり安心して読めました。 私は好き嫌いにおいて殺人歴に頓着しないので遠慮なくすきというぞ。 いいやつだ…続きを読む

終わったコンテンツといえば基本的には罵倒だが、 今回ばかりは事実でした。 終わったかどうかを理解するにも技量が必要なのは将棋と同じで、 しかも将棋盤を俯瞰できない状態では到底無理な…続きを読む

いつも王道の作風で今回は勧善懲悪だ。 しかも完全に超悪なので安心！ あらゆる面で救いようがない。 こらしめて正解だったぜ。 10話区切りで3つにわけて、 異常さを出すパート、立ち…続きを読む

絵や声をはじめアナログの品は無段階で文字は有段階、 デジタル画材でも位置関係はドットが細かすぎるので実質的に無段階になっている。 それに対し画像生成AIは、出力自体は無段階でも、手…続きを読む

今日から私も未来人を前世にします。
オカルトだけでは前後関係を覆せず、
SFだけでは前世を扱えないので、
融合させたが故の大発明だ。
びっくりしたなあ。

今回は露骨だなあと思っていたがとんでもない、 さらに一枚も二枚も上手と見せつけられました。 砂上のちゃぶ台でオセロをするように何もかもが何度も覆り、 私はもうなにもわからなくなっ…続きを読む

アリスちゃんはやはりかわいく、 アノニマさまはやはりかっこいいですね。 一人称で思考を地の文にするゆえのアノニマの出汁がしみた流れ、 私はルールを用いた演出がすき。 半ば屁理屈で戦…続きを読む

かわいい名探偵の産声に立ち会ってしまった。 些細な兆候から全貌を推理しその証拠を得るには次にどこを調べるか、 しっかりわかったよいこですね。 この調子でみんなとなかよくしてがんばだ…続きを読む

いろんな恋模様を見せてくれることに定評ある中で、 今回は最初からすぐ近くで始まってる所からのあれこれをします。 アプローチが熱心な子はえらいぞ。 なのにいろいろに阻まれ続けて大変…続きを読む

挑戦状と聞いては受けて立つしかあるまい。 この私の賢さを今度こそ見せつけてやるぞと息巻いて読みはじめました。 一見してなにも繋がりがないのでどうにかして繋がってると確信したし、 明…続きを読む

現代のしかも未成年が可能な範囲で、
かつ大人たちにも舌を巻かせる戦い方をしてくれる。
かしこい子たちなので見ていて安心だ。
戦える子だけが平和を得られてうつくしい。

探偵を求めている人たちにとってはたまらないかもしれないが、
画面の向こうにいる皆さんも探偵を求めている。
お茶の間でみかんを食べて笑うだけの私もね。

失敗しないようにする話では、 有能で無難かお間抜けで自滅になりがちなところ、 今作では行きずりの他人の失敗を見て反面教師にする構成で腕と深みを見せてくれた。 どっちもよい子なので安…続きを読む

後に思うと、 あちこちの名前と関係性に見覚えがあり、 なんだか絵本の中と外みたいで、 びびりだしたので改めて読みます。 主題に集中しすぎて大事なものを見落としたかもしれない。 波…続きを読む

私は生きるために手を尽くす子がすき。 自力で、腰巾着になって、大樹の陰で、足跡を辿って、 あらゆる手段で生きる人たちがいる。 うつくしい。 あとは魔王のあたりおしゃれすぎて特にすき…続きを読む

過去作では実ることも寂しいこともあったので、 今回はどっちになるかとびびっていました。 うおおん。 3の最後から主人公を交代する演出もおしゃれで、 前回までのはるまくんだけでは知り…続きを読む

最高潮で切り上げるのはよい作品の定石と理解しているが、
だからこそもうちっとだけ続きがほしくなってしまいます。
よくできたあとのゆいちゃんをもっと見たいよお！　
末長くね。

あまりによい調子の甘々な裏にある、
よからぬ気配がいつ壊しに来るかとびびっていたところ、
タグにあるハッピーエンドを思い出して安心しました。
おしあわせに。

カクヨムで扱えるのは本文だけと思っていたので、 演出だけですでにたまげたのもお得でした。 内容ももちろん、 いちばん揺らいだ瞬間にいちばん驚かせてくれて腕が出ています。 大変な大事…続きを読む

なまじカンニングできたために答えられない、
初々しさと経験豊かさの両方を味わえる名塩梅です。
いいこたちだ。よかったねえ。

このレビューは1章まで読み終えて書きました。
一難が去るたびに二難が来る、
お得意のかっこよさが今回もてんこ盛りです。
良い。
続きもだいじに読みます。
最後まで面白い信用がある。

きっと似た話がたくさんある中で、 私はこれと出会いました。 こういうのは誰でも何度でもよいので安心して読めます。 これでよかった！ 1話ごとの区切りが長めなのも没頭できて助かりまし…続きを読む

泰然と立ち向かうご様子はとくにすきです。
交渉ごとに必要な気にいられに関して、
私が気にいった自体が説得力になりました。
掴み所を見つけたら、掴むしかあるまい。

半ばプロパガンダだがそこがよい。
小説に限らず物語の強みに、
説教くささをおもしろさに変えられることがあるので、
何を見ていて何を見落としているか、
思考の糧にします。

岡目八目という言葉もあるが、 それでもなおすぐには見えないので続きが気になる優れた構成をしています。 どの子もご事情があり、向き合う勇気もありで、 すっきりしたよいものです。 本…続きを読む

たびたび現れるアレの使い方がどんどん磨かれていきます。 ぱっと見ではわからず知っていればわかる特性を、 今作ではついに作中人物と読者が同時に味わえるようになりました。 おしゃれ演…続きを読む

技術によるサポートがある中にて、
変わるもの変わらないものを見せてくれています。
中でも覆しようのないのが決断で、
これがさみしくもかっこよいのだ。

最初からほとんど分かっていて、 あと少しのために走り回ります。 そんな過程で腕が出た。 小さな点を繋ぐと別の所とぶつかり、 乗り越える方法も分かっているが最後のひと押しが足りぬ。 …続きを読む

前回の反省もあり、
すべてを見破ってやるぞと息を巻いて挑んだ結果がこれです。
まるっと持っていかれました。
私は自らの腕を恥じるとともに、
作者の力量を讃えます。

そうじゃないかなあと思わせて思わせていた期待通りに来てくれた。
来ないでほしいが来てしまったものは仕方ないので、
似たような状況に陥らないようにします。

レビューのおかげで出会いました。
首を突っ込んではおいしい所を舐めとる、
掴みどころのない人たちがかっこよし。
怖い話は苦手ながら安心できる強い人たちなのでびびらずに読めました。

垣間見えた限りでも深掘りの余地が多々あり、 未だ見えない各事例を含めれば膨大になると推察できます。 恥ずかしながら私は学問の末席からも溢れた身ゆえ、 中央席の華やかな方々の評を待ち…続きを読む

目的のために誰でも手段にできる人がすきなので、
もちろん塚原先輩もすきになってしまいました。
加えて周囲のみんなもそれぞれの誠実さを見せててかっこよし。

最後まで車内にいるまま、
記憶にある外を見て候補を絞っていきます。
納得しました。
腕がよいです。

旅路もここで死んでおしまいだと何度も思い続けました。 けれども目次によるとまだまだ続く。 けれども生きる術が思い浮かばない。 けれども乗り越えてみれば手段は知っていたはず。 総じて…続きを読む

このただ一言に尽きる。