概要
先生、私はずっと先生の事だけ好きだよ。
雨の降る冬の夜に思い出すのは、会いたいけれど会えない人。
先生と私は、付き合ってたとかそういうのじゃなかった。だけど、普通の教師と生徒とは少し違った。
6年前の物理実験準備室で止まったままの時間が、雨の日の電話で動き出す。
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・他サイトにて完結済みの作品に加筆修正を行っています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あの時、あの人は何を思っていたんだろう――
先生のことをどんなに想っていても、卒業してしまえば終わり。
それでもいろんなキーワードで思い出してしまう、そんなとき。
連絡が来たらどうしますか――?
少しだけミステリーのような展開にわくわくして一気読みでした。
教師と生徒の恋愛ものというと学校で出会い、片想いして、学校の中でいろんな出来事があって――という現在進行形で語られるものが多い。
社会人になってからという始まりと、過去の描写が程良いスパイスになり、学生時代の初々しさと大人になってからの戸惑いや先生の違った面が見られてすぐに虜になりました。
嫌味がなくサラリとしているのにどこか艶っぽい。
ストーリーの興味ももちろん、文章に惹き込…続きを読む - ★★ Very Good!!読後に、主人公たちの幸せな姿が浮かびます
高校時代の辛い体験のくだりは、少し読んでいるほうもつらくなってしまって(それだけ描写が上手いのだと思います)、それでも要所要所に散りばめられたエピソードに癒されました。コンビニのプリンを見たら、絶対に思い出しますよ♪
後半はもう一気に、翠ちゃん応援団になって、途中からは新島先生にも応援旗を振りながら読みました。
大人の優しさと寛容さと、でも翠ちゃんに落ちた男としての側面も、すごくツボでした(#^^#)
どんどん乙女に戻っていく翠ちゃんがとっても可愛くて、新島せんせも素敵でした。
他の方も書いておられるように、私もせんせはディーン・フジオカで、翠ちゃんは多部未華子ちゃんで、BGMはピアノのW…続きを読む