復讐は自分の銃で

ヴォルマグという大樹に築かれた村にラヴラという少女が住んでいた。少し変わった性質で、花より武器が好きだった。母はそれをあまり好ましく思わなかったが、彼女の祖母はそんなラヴラに狩の仕方や猟銃の取り扱いを教えたくれた。

平穏な日々を送っていたラヴラだが、祖母は歳を取りあまり外に出なくなっていった。ヴォルマグから少し離れた場所に住んでいた祖母に食べ物や日用品を届けるために、いつも通り祖母の家にいったラヴラは血だらけで倒れている祖母を目撃する。

犯人と思しき男を取り逃したラヴラは、自分を助けてくれた行商人風の男アミスに無理やり着いていきヴォルマグを出ていくことにした。復讐のためにヴォルマグを出たラヴラは、美しい草原や陽気な人々、浅ましい盗賊などを見て世界を知りながら仇敵を追う。