嘘と裏切りのラブコメ

「人間は誰しも演じていると誰かが言った。実際その通りだ。所属しているグループの空気を壊さないため、親の期待に応えるため、そして大切な人を守るために、人々は自分を偽り、皆の理想の『自分』を演じるのだ」

　鬼灯優（ほおずきゆう）。高校2年生。暗い性格だが、顔はそこそこいい俺の前に一人の女子が、こう告げた。

　「鬼灯のことがずっと前から好きでした。私と付き合ってください」

　正直、彼女のことはただなんとなく「かわいい子だな」としか思っていなかったので俺は彼女を突き放したのだが…

　真実と嘘と愛と裏切りが交錯する青春物語。

(9000PV突破ありがとうございます！更新はゆっくりになることもあるかと思いますが、どうかお待ちいただけると幸いです）