概要
7月って意外と晴れないけど、雨が上がれば楽しいことがたくさんあるから
ここは静岡県沼津市。お茶農家の香爽園《こうそうえん》の跡取り夫婦はご近所で評判の仲良しカップル。二人は今日も周りに見守られてのんびりまったり暮らしています。
【登場人物】
★向日葵
妻。地元民。何も考えずに暮らしている夏女。
★椿
夫。京都出身。悩み苦しむのが趣味みたいな冬男。妻の実家に寄生している。
★池谷《いけがや》ファミリー
父広樹、母桂子、祖母花代。みんなマイペースで好きに暮らしている。他に兄大樹がいるが彼は会社の社員寮で生活しているので普段は家にいない。
※文披31題とは?
綺想編纂館(朧)様主催のツイッター企画です。
詳しくは↓
https://twitter.com/Fictionarys/status/1533778968847224832
【登場人物】
★向日葵
妻。地元民。何も考えずに暮らしている夏女。
★椿
夫。京都出身。悩み苦しむのが趣味みたいな冬男。妻の実家に寄生している。
★池谷《いけがや》ファミリー
父広樹、母桂子、祖母花代。みんなマイペースで好きに暮らしている。他に兄大樹がいるが彼は会社の社員寮で生活しているので普段は家にいない。
※文披31題とは?
綺想編纂館(朧)様主催のツイッター企画です。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ともに悩む、きっと彼の人生はそこから始まる。
この作品の主人公である椿さんはとても難しい。
彼は『「である」ことと「する」ことのあいだで苦悩する人』なのだ。
彼は格式とか血筋とか跡継ぎとか……生まれ持って与えられた「である」ことがたくさんある世界から、静岡にやってきた青年で、幼少のころから身に染みついた「である」こと、それにふさわしく自分を型に嵌めることを維持するのに疲れ果てている。
けれども、それを維持してきた自分に対する矜恃もあれば、努力してきた自負もあって、なかなかその思考から踏み出せない。 静岡における彼は、「法制度的に向日葵さんのパートナー」という立場でしかなく、名実ともに彼女のパートナーとなるにはどう「する」べきか、に密…続きを読む