概要
色を失った女子高生が、バッハに色を重ねる音とハートの物語
物心ついた頃から色が見分けられない高校1年生の糸巻彩葉は音楽科でフルートを専攻している。2年に進級間近の3月、雪が積もった横断歩道で足を滑らせた彩葉は、東京から来た音大生・貝原朱雀に助け起こされる。外見も言葉も軽い朱雀にうんざりの彩葉の前に、副科・ピアノ実習講師として朱雀が現れる。
朱雀は彩葉の中学時代からの親友・高倉翠と「彩葉に色を見せたい」と意気投合、「音の色」を教え始め、期末演奏会では声楽で彩葉の伴奏をしたいと申し出、彩葉と朱雀は練習を重ねる。しかし朱雀の持病を見抜いた翠が演奏に反対、彩葉と気まずくなる。
期末演奏会で、翠の予想通り朱雀が発病、同時に彩葉は赤色を認識できるようになる。しかしそれを朱雀に告げられないまま、朱雀は東京へ去り、代理講師として朱雀の姉・瑠璃がやって来る。瑠璃
朱雀は彩葉の中学時代からの親友・高倉翠と「彩葉に色を見せたい」と意気投合、「音の色」を教え始め、期末演奏会では声楽で彩葉の伴奏をしたいと申し出、彩葉と朱雀は練習を重ねる。しかし朱雀の持病を見抜いた翠が演奏に反対、彩葉と気まずくなる。
期末演奏会で、翠の予想通り朱雀が発病、同時に彩葉は赤色を認識できるようになる。しかしそれを朱雀に告げられないまま、朱雀は東京へ去り、代理講師として朱雀の姉・瑠璃がやって来る。瑠璃
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