Artificial Intelligence War

　高校一年生の結城陸斗は、部活動を行っている時にある異変に巻き込まれる。
　さっぱり状況を呑み込めない少年が自前で製作した人工知能・セレナに相談してみるとどうやら部室に穴が開いて地下空間に落っこちたらしい。
　だけど見た事ない生物もいるし高速で動く怪物もいるし、これは一体どういう事だ⁉
　そんな中で、見つける。
　白い髪の美しい少女を。

「あったぞ、セレナ」
『これなら何とかなりそうですね、ボス』

　そしてパンドラの箱を開く。
　彼女は開口一番こう言ったのだ。

「……にゃあ。ご主人様、いっぱいわたしを可愛がってほしいにゃあ」

　さて、では議論の時間にお付き合いいただこう。

　知能があるのが生命なのか。
　生命があるのが人間なのか。

　―――これは、人工知能を巡る戦争の物語。