概要
彼は口うるさいネコマタ、マタヲにつきまとわれているのだ。
マタヲはトモキのパートナーだといい、つぼみがついた花の入ったビンを持っていて、これは『だちだちの花』だと説明する。
「『だちだちの花』が咲くとき、ぼくはネコマタとしてパワーアップすんねん」
二人の友情パワーが高まると花は咲くというが……
突然やって来たマタヲのせいで、トモキの日常は理不尽なことばかり。
こんな奴、出て行ってほしい!!
そんなとき、妖怪が見えるという転校生が現れて……?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本作は安倍晴明の生まれ変わり、前田リンちゃんの大活躍ストーリーです☆彡
読み方は自由。私は常々そう考えています。
作者様には、『こう捉えてもらいたい』という流れというか、物語の核みたいなものがあるのでしょう。
しかし、読者には、その読者なりの読み方があるのです☆
そう、読者の数だけ、物語の解釈の仕方がある!
私のように、作者様の意向を100%汲み取れる読者はむしろ稀であろうと存じます☆
ご紹介が遅れてしまい、申し訳ございません★
前田リンちゃんの使い魔、魔女っ子★ゆきでございます☆
本来であれば、使い魔の立場から見たご主人様の大活躍シーンを、徹底的に紹介したいところなのですが★
それをやると、ネタバレになってしまいますゆえ、自粛致します★
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!小学生男子が主人公のコメディ、しかも心温まるハートフルコメディ
普通の小学生トモキにひょんな事からネコマタのマタヲがつきまとってきます。
このマタヲ、怖くはないのですが鬱陶しいことこの上ない。
しかもマタヲが見えるのはトモキだけ。
ある日、トモキのクラスに女の子の転校生がやってきます。
自分を安倍晴明の生まれ変わりと称するちょっと変わった女の子、前田リン。
彼女は妖怪が見えると主張するけど……。
そしてトモキの周りの人たちも実に個性豊かで存在感があります。
親友のカズヤ。
マドンナの白浜ユメ。
カッパの弥平。
彼らがいてトモキはより大きくなることができました。
笑えるのはもちろん、読後に心が温かくなる良質のコメディでした。 - ★★★ Excellent!!!おっさんで関西弁でモッフモフの妖怪ネコマタ。その名はマタヲ。
小学五年生のトモキくん。彼には大きな悩みがある。
ご先祖さまに恩があるとかいうネコマタのマタヲがあらわれ、勝手にパートナーにされてしまったのである。恩返しのためだと、あれこれ世話を焼こうとするマタヲ。
しかしこのマタヲ。ふつうの人間には見えません。そのせいでトモキくんは日々理不尽に見舞われます。口うるさいし、注文多いし、おっさんだし。そりゃあね。トモキくんだっていい加減キレますよ。読者としては憎めないマタヲのウザさが楽しいんだけども。笑
個性的なクラスメートたちや、カッパの弥平さんなど、サブキャラも魅力的なハートフル(ドタバタ)コメディ。読むだけで元気になれます。ぜひご覧くださ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!居候は、おっさんのような猫又!?
小学生の男の子、トモキくんの家には、ちょっと変わった居候がいる。それはマタヲという名前の、妖怪猫又です。
猫又と聞いて、可愛いニャンコを想像しましたか? ですがごめんなさい、マタヲは可愛いというよりは、おっさんみたいな猫なのです。
モトキ君以外の人は、マタヲの姿を見ることができません。声も聞くことができません。
だというのにマタヲってば、事ある毎にモトキ君の側で、ギャーギャー大騒ぎ。反応したら変なやつって思われそうだけど、スルーするにはあまりにうるさすぎる。こんな居候、もうイヤだー!
だけど元気出してトモキ君。君にはいざという時に味方になってくれる、素敵な友達がいるから。
ウザ可愛い猫…続きを読む - ★★★ Excellent!!!友情パワーで花は咲く? 口うるさい猫又のいる毎日
小学五年生のトモキくんのところにやって来た、猫又のマタヲ。彼は友情パワーで成長する『ダチダチの花』を持ち、トモキくんと共に育てていこうとしています。
これはそんな、男の子と猫又の友情物語。
……と言っていいとは思うのですが、終始爽やかな展開かと思っていると大間違い。勝手にやって来て口うるさく、しかも他の人には見えないことによる弊害まで。こんなので二人の関係が上手くいくはずもなく、ケンカばかりの毎日が。
もうひとつの見所は、個性豊かなトモキくんのクラスメイト。
トモキくんの親友で、これぞ小学生男子と言いたくなるようなやり取りを見せるカズヤくん、安倍晴明の生まれ変わりを自称する転校生の前田さ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!やって来たのは、猫型ロボット。ではなく、ネコマタ妖怪
小学5年生のトモキくんのところにやって来たのは、ネコマタのマタヲ。
ネコマタパワーを上げるために、『ダチダチの花』を持参してやってきたのですが……。
トモキくん以外、マタヲの姿が見えないせいで、トモキくん、ピンチ!
こんなやつ、早く出ていってほしい!
そう思っていたのに……!?
というお話なんですが……。
このマタヲのキャラ造型が良い!
なんだろう、これ。すごいおっさんなんですよ。それなのに、良い味出してるんだよなぁ。
そして、必見が後半部分。
トモキと友人のカズヤのドタバタ劇(おっと失礼)。
これがもう……。
小学生男子っぽくて笑います(笑)
誰かの言葉を信じること。
誰かの話に…続きを読む - ★★★ Excellent!!!モッフモフのネコマタ、マタヲ。中身はおっさん。
このマタヲがですよ、まぁちょっとイラっとすることもあるんですけども。お前ちょっと空気読めよ!とかね、ちょっとはしおらしくしろや!とかね。
でも憎めない。
何か不思議と憎めないのです。
ある日突然ネコマタのパートナーになってしまった小学生のトモキ君が、中身がおっさん(しかも関西弁)のマタヲに振り回される――といった内容になってるわけですが、
これぞ小学生男子!な親友に、
自分の魅力を知り尽くしている美少女、
ちょっと変わり者のツンデレ女子が出て来ましてですね、
ちょっともどかしい気持ちになりつつも、ハラハラどきどきなわけです。
しかもあれですよ。
出ますから!アレが!
カッパが!!
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