概要
黒パンとひよこ豆のスープに機関銃を添えて。
敵国人に殺された親友の復讐を誓う少女シャラーレフは、弱小国である祖国のために最新式の銃を買い付けて密輸をしようとしていた。
武器運搬の護衛を依頼したキャラーグ商会はジゴロ風経営者のルト、無口なガスマスクの男サーム、そして美形だが愛想が悪い青年キルスの三人だけのこじんまりとした民間軍事会社。
現実の戦争を知るキルスに「戦争を知らない大馬鹿」と言われ馬鹿にされても、シャラーレフは理想をあきらめない。
北国の森と草原を舞台にした、武器商人を目指す少女と戦争を憎む傭兵の青年の旅物語。
※小説家になろうなどにも別のタイトルで掲載しています。
武器運搬の護衛を依頼したキャラーグ商会はジゴロ風経営者のルト、無口なガスマスクの男サーム、そして美形だが愛想が悪い青年キルスの三人だけのこじんまりとした民間軍事会社。
現実の戦争を知るキルスに「戦争を知らない大馬鹿」と言われ馬鹿にされても、シャラーレフは理想をあきらめない。
北国の森と草原を舞台にした、武器商人を目指す少女と戦争を憎む傭兵の青年の旅物語。
※小説家になろうなどにも別のタイトルで掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!戦争なのに、おいしそう
晩御飯をたっぷり食べてから挑みましたが、だめでした。読んだあと、おなかがすきました。完敗です。
とにかく食事シーンの描写が美しく、おいしそうです。それほど一品一品に執着して描写しているわけではないのに登場する食べ物に興味が湧くのはなぜでしょう。また立ち寄る宿や村のそれぞれになんともいえない旅情があり、シャラーレフの瞳を通して異国の地に想いを馳せる自分がいました。
でもこれ、戦争の話なんですよね。
物語は主人公の抱いた決意と背負った使命によって展開します。彼女の道行きは常に戦争と、不穏な未来の影がさしているのです。
しかし主人公のまなざしは、常にその大きなテーマに向けられているわけではな…続きを読む