【挿文5】幽霊(??)

美人サキサキ(本名:唯野ゆいの三崎)

――21歳:女 ??


 新人作家の登戸の家に住み着いた幽霊。記憶を無くしていたが、登戸との会話で自分が『俺がオレに恋する訳ないし、オレが俺に告白するなんて嘘だろ』の作者であることを思い出し、登戸の元から……失踪。

 本名が『三崎』なので、『サキサキサキ』としようと思ったが、読みにくいし、自身が美人でもあることから、『美人サキサキ』にした。本人は、語感がいいと自賛している。


 一時期SNSに幽霊の個人情報が洩れ、本名が流出した事件があり、登戸はそれで幽霊の本名もペンネームと同時に知った。


 なぜ幽霊になったのか、なぜ筆を折ったのか。今はまだ、謎に包まれている。

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