夏井涼

梅雨が明けて、いつのまにか蝉の声が聞こえてくるようになりました。 ちょうどYoutubeで、美しい風鈴の音がエンドレスで流れるASMR動画を流している時に、本作に出会いました。 現…続きを読む

めっちゃ暑いですけどね(笑)。 自分には、短歌とか俳句とかの才能が全くないようなので、専門的なことは分からないのですけれど、どうしてこの作者様の言葉選びのセンスと言うか、詠み方と…続きを読む

何と言いますか……本作には七人の兄弟姉妹が登場するのですが、彼らの名前が何とも雅やかと言うか、美しいのです。 主人公は末っ子で、概要に書かれている通り別物語にも登場している人物です…続きを読む

これ、作中の説明によると「うるせっ」と言う意味だそうです。 はえ～勉強になるなあ、と。 ちなみに「言痛む（こといたむ）」から「言い痛む（こちたむ）」という流れのようで……。 奈良…続きを読む

……などと言われたことは、私は実際にはありません。 でももし……と考えると別に何とでもなりそうな、思いの外相当なダメージを受けそうな、何とも絶妙な罰だと思いました(笑)。 これはと…続きを読む

この作者様の作品には、（多分）必ず冒頭に万葉集から引用した歌が示されます。 どれも物語にとってきちんと意味があるわけですが、本作は二話で完結しているせいか、その効果がとてもダイレク…続きを読む

読み方は「かみななりそね」です。 第一話の冒頭で出てきますが、最初にこの歌が載せられている意味に、読了して気付きました。 （あくまで私の解釈ではですけれど……） とても甘い、い…続きを読む

作中で、何故か心に刺さったフレーズです。 ひと昔前であれば、遥か遠い未来の話なのでしょうけれど、今の世の中を見ているといつ、こんな場面が訪れても不思議ではない――そんな気にさせら…続きを読む

作者様に確認してないのですが、多分「たつはかなゆみもちひかりかがやく」と読むと思います。 （違ってたら教えてください） 作品に題名をつけるのは、簡単なようでとても難しいものです。…続きを読む

私の感情を振り回してくれるものです。 私が感情移入しやすいタイプだということは自覚していますが、冷静に拝読しようと思ってもいつしかコロコロと掌の上で転がされているのです。 作者様…続きを読む

正直なところを申し上げますが、私は一度、本作のレビューをかなりの長文で書き上げた上で消し、今改めて書き直しています。 本作の魅力をアピールしようと書いていたのに、いつの間にか私自身…続きを読む

本作の場合はきっと「あるものに心を奪われて理性を失うさま」でしょう。 先ほど最新話を拝読して、「うわあ……ああ……」と思わず声がもれてしまいました。 この物語の舞台や背景はきっと…続きを読む

せっかく作者様が素晴らしい言葉遊びをしているのに、私がここに駄文を連ねては無粋の極みです。
とにかく読んでみてください。

そのままです。 細かなことは作者様が本作中で説明されれていますので、どうぞご覧ください。 ちなみに登場人物一覧や用語集のようなものは、本編「あらたまの恋　ぬばたまの夢　〜未玉之戀…続きを読む

本格的な冒険はこれから始まるというところなのですが、いわゆる剣と魔法の世界のお話です。 何だいつものか、と思われるかも知れませんけれども、十把一絡げにされるようなものとは一線を画し…続きを読む

十五にして、恋愛に達観してしまった少女、千夜。 ある意味男女関係の真実に至った彼女は、それでも、大好きなチョコレートと同じくらい好きになれる相手を出現を願っています。 そんな彼女…続きを読む

とにかく読んで！

……と言いたいです。

この作者様の構成力、発想力には、いつも本当に驚かされます。

どうも。 「あらぬば」広報担当の夏井です。 嘘です。すいません。 またひとつ、本編「あらたまの恋　ぬばたまの夢　〜未玉之戀　烏玉乃夢〜」の登場人物のスピンオフの物語が始まりました…続きを読む

最初にひとつ、言っておくべきことがあるとすれば、この作品は冒頭の散文詩だけでも優れたものであるということでしょうか。 それをストーリー仕立てにしたことで、そこに含まれている「もの…続きを読む

お前、この作者様のシリーズが出ると、いつもレビュー書いてるだろとか言われそうですが(笑)、はい、書いてます。 そのくらい、魅力的な物語なのです。 今作も一話完結なので内容に触れ…続きを読む

いやホント、らしくないアオリを書いたことは自覚しております。 作者様、ホントにすみません。 絵文字を使うの、初めてなんです……(汗)。 私は恐らく、女心とか乙女心とかには非常にニ…続きを読む

この作者様の紡ぐ物語は、拝読し終わった後に、どういうわけか「他の人にもぜひ読んで欲しい」という気持ちにさせられます。 タイトルを目にとめて読まれた方が、読後にどんな思いを抱くのだ…続きを読む

とてもタイトルからは想像できないエンディングに、思わず唸ってしまいました。 作者様の他の作品でも感じられることですが、何と言ったらいいのでしょう……一筋縄ではいかない感じ、でしょ…続きを読む

皆さんは「姫」と聞いて何を思い浮かべますか？ 作者様のあらすじに、とても意味深長な言葉が連なっています。 なるほど……姫と言ってもいろいろなんだな、と。 短編集なので、内容には…続きを読む

作者様のあらすじにもあるように、ある一人の女子高生が主人公の物語です。 第一話の中盤、ある仏教絵画が登場する辺りから、何と言うか不穏な空気が漂ってきます。 描写の思い切りがいいと言…続きを読む

これは、26歳のある一人の女性の物語です。 少なくとも、今はまだ。 先が読めないと言うより、どうなっちゃうんだろうこの子は、みたいな目の離せなさと言うべきかもしれません。 どうや…続きを読む

ただ単にチート能力を与えられただけでは、賢いとは言えません。 それを活かす知識と努力が必要なのです。 マクロを組んだり、バッチファイルを書いたことがある人ならきっとお分かりいただけ…続きを読む

全七話＋あとがきの物語の、第一話目しか上がっていないのにレビューを書いてしまうのってどうなの？　と言われそうですが、そんなのは全く気になりません。 むしろ、その間に本編読めてラッキ…続きを読む

まあ闇鍋にもスリルとかの面白さはありますから、決して否定はしません。 けれど、本作は好きなものを全部入れてみた！的な全部乗せと言った方が的を射ていると思います。 と言っても、まだ私…続きを読む

読後に湧き上がるこの感情は何でしょう…。
虚無感、無力感、愛惜、哀惜、寂寥感……どれも当てはまるような気もするし、しっくりこない気もします。
ただ、哀しいのかも。

私、正直なところを申し上げて「R.Bブッコロー」なるミミズクのキャラクターのこと、あんまり興味がなくてずっとスルーしていたところ、この作者様が二次創作コンテストに乗っかると知って試…続きを読む

そういう人たちは、等しく報われて欲しい。
心の底から、そう思います。

今も昔も、男って言うのは変わらないなあと思います(笑)。 いや突然何の話と思われるかも知れませんが、ひとこと紹介の通り万葉集のことです。 この作者様は冒頭に万葉集から歌を引用される…続きを読む

一話完結の短編なので、内容には触れません……が。 とにかく読んでいただきたい。 朝っぱらから泣かされてしまいました。 頭を掻きむしりたくなるような、哀しさでした。 タイトルがとて…続きを読む

物語は何やら不穏なシーンから始まります。 まずはちゃんとこのことを覚えておいていただきたいです。 この後すぐに、学園もののシーンに移りますから、忘れちゃだめですよ。 その学園はか…続きを読む

美濃という言葉にかかる枕詞（まくらことば）らしいです。 意味はよく分からないそうです。 まあ、大昔の歌ですからね……。 この言葉も含めて、難しい言葉にはちゃんと説明がありますので、…続きを読む

ちゃんとしたレビューになっていないかも知れないのですが……今日、これで泣かされたの、三回目になります。 それでもレビューします。 他の皆さんにもぜひ、読んで欲しいから。 一話完結…続きを読む

ひとこと紹介の台詞が何なのか、怪訝に思われた方もいらっしゃるでしょう。 ……奈良時代に「わは───い！」？、と。 一話完結の短編ということもあり、内容について多くは触れられませんが…続きを読む

私はまだ第二章の途中までしか拝読していないのですが、あまりに面白いので、最新話まで待てません。 途中ですけれどレビューさせていただきます。 ストーリーについては、私が下手にまとめ…続きを読む

すみません、ひとこと紹介でちょっとふざけてしまいましたが、最新話まで読んだ私の本心です。 織田信長さんは、もう何と言うか、手垢がつくどころじゃないほど題材として取り上げられてらっ…続きを読む

こころのみちしるべ……私はこのタイトルが大好きです。 本来、人は出来ることなら心の思うままに振る舞いたいものです。 でも時には、行くべき先を示してくれるような何かを欲する時もあり…続きを読む

ひとこと紹介の言葉は、主人公「らいかんさん」のあるエピソードでの台詞です。 そして、本作を読んで私が偶然吐いたセリフでもあります。 もちろん、いい意味で。 基本ほんわかしてるんで…続きを読む

マッチョメン――こんなタイトルのユーロビート、昔ありましたよね……？ もし私がこの都に住んでいたとしたら、私は恐らく相当に罪深い科人(とがにん)だと思います。 筋なる肉よ、どう…続きを読む

花や宝石のように、果物にも誕生果とか果物言葉というものがあるそうなんです。 とあるくだもの屋を舞台に、店長とバイト、二人の物語が紡がれていくようです。 一話が140字ほどに収め…続きを読む

正直申し上げれば、本作は人を選ぶと言うより、例えばゲームとかアニメとか、そういうものとは違い、あまり身近ではないトピックを扱っています。 ですから、少々とっつきにくい印象は否めない…続きを読む

最初に思ったのは、飼い犬より「お野良」の方が格上なんだな、と言うこと。 どっちが幸せなのかはともかく、野良から見れば飼い犬は「首輪なんかに繋がれやがって！」ってところなのでしょう…続きを読む

本作を読み始めてふと、あるウェブアニメを思い出してしまいました。 冒頭の数話で、主人公の症状についてクソ真面目に話す医者とのやりとりに、ちょっとくすりとしてしまいました。 よく…続きを読む

全七話の予定とのことで、ちょうど中盤ぐらいまで読んだ段階でのレビューです。 いやあ、私は男なのですが、何と言ったらいいのか……こういう妖精（ネズミ）なら欲しいかも、とちょっと思っ…続きを読む

人間と人型の機械。 今となってはテーマとしてそれほど突飛なものではありませんが、それだけに身近と言うか、割と近未来に実現しそうな舞台なので、つい自分だったらどうする？　みたいに考え…続きを読む

短編だから当たり前なのでしょうが、たったの二話だけなのに……驚きと切なさと安堵と、いろいろな感情を引き出されてしまいました。 私は話を短くまとめることがとても苦手なので、こうした…続きを読む