概要
――『霧』の刻には青き焔を灯せ―― 決して白き闇に近付いてはならない
全てを呑み込む《虚無の霧》に、故郷を呑まれた双子の兄妹リィンとネーヴェ。
彼等は以前、リィンの剣の師であるノアから何かあれば頼るようにと、その場所が記された紙と一通の手紙を渡されていた事を思い出し、二人はその場所が記された地へ身を寄せることを決意する。
その地の名は――遺跡都市《セーレム》――
今だ“生きた”遺跡が数多く残るその地へと紆余曲折あり無断入国した双子は森で、得体の知れない存在に出くわし一人の女性を助ける事になる。
そして、安寧の地を求め《セーレム》へとやって来た筈の双子は、助けた女性シエルの兄を捜す手助けをしていく内に《セーレム》に渦巻く問題にその後、巻き込まれていく事になる――。
これは、剣の師が残した一通の手紙から始まる、『霧』の世界の秘密を解き明かす物
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