しっかりと構成された世界観、それを説明してくれる丁寧な舞台背景の説明、それらが読み手を迷わず話の中へと導いてくれます。
話の中心になっている双子のリィンとネーヴェの兄弟愛や幼さの残るやりとりは、思わず笑みがこぼれるほどの愛嬌をみせてくれて、話の流れにいい緩急をつけてくれてます。
その一方、戦闘が絡む場面では鮮明かつ綺麗な描写で緊張感や臨場感といったものを伝えてくれていて飽きさせません!
最初から出てくる『霧』が何をもたらし、その後の話にどのような展開をもたらすのかも興味が尽きない作品だと感じました♪
今からでも遅くないので、是非ご一読頂きたいと感じた作品でした!
……などと言われたことは、私は実際にはありません。
でももし……と考えると別に何とでもなりそうな、思いの外相当なダメージを受けそうな、何とも絶妙な罰だと思いました(笑)。
これはとても落ち着いて、ほっこりした?場面で出てきた台詞なのですが、この少し前には息をもつかせぬバトルが繰り広げられていたのです。
詩的で透明感のある文体。
それでいて様子が目に浮かんでくるような迫力のある描写でした。
物語自体は、まだ五話までということで、始まったばかりです。
それでも「霧」「原初の神焔」「神子」そして「遺跡都市《セーレム》」など、謎に満ちた言葉が目白押しで、今後の展開に否が応でも期待がふくらみます。
タイトルからはいろいろな想像が出来そうですが、今は素直にこれからの物語を楽しんで追っていこうと思います。