三河三可

　なぜ話しかけた・話しかけられたんだろう？　そんな経験は誰しもあると思う。 　五月末になれば走り梅雨が始まり、気温が下がる日が出てくる。五月病に梅雨の冷たい雨は、不安な気持ちに拍車…続きを読む

　ファンタジー世界なので、地球と同じではないかもしれないが、太陽は東から西へ。従属魔法で縛られた魔女は、日の沈む西にいる。 　魔女の光魔法で操るフェニックス。それが強さのバロメータ…続きを読む

　似たような作品があったかもしれない。クリアしても、また１面に戻されてしまうゲームのようでもあり、終わりは見えない。 　でも、エンドロールを見る為に、また１面から始める。彼女の両親…続きを読む

　仮初めの縁結びや、種族の長との関係性など、設定てしてはよくある。ただユニークなのは、それが天狗であるというと。怒っても強がっても、赤い天狗の顔では、表に出難いだろう。 　それでも…続きを読む

　亡くなった人の分まで席や食事を用意することは、よくある話。ただそれが、コーヒーとの取り合わせであるということ。 　コーヒーから想像するのは「苦い」・「成長」・「変化」。大人になる…続きを読む

　時代によって変わる街並みや風景。あったはずのものは直ぐに壊され、新しく生まれ変わる。もう見ることの出来ない景色だったはずだが、技術の進歩により再び昔の面影を感じさせてくれる。 　…続きを読む

　飛ばした西瓜の種が、芽吹くこともある。しかし時期を考えれば、西瓜として美味しく成長することは難しい。ただそんな西瓜に求めるのは、全く違った価値観。勢いよく遠くに飛ばした種ほど、主…続きを読む

　時には神の使者、時には人を化かす狡猾な妖怪。狐の持つ二面性について考え、調べてみると意外に面白い。「そんなの人が勝手に決めたんだろ」と狐の方はボヤいているに違いない。

　ファンタジー世界なのだろうが、少し不思議なだけの未来にも見える。終焉の地で、満月の日に踊る影が見れたなら、それは絶滅してしまったはずのニホンオオカミ。姿形を変えて、元気にやってい…続きを読む

「ぶた」汁と呼ぶのか、「とん」汁と呼ぶのか？　理屈や学術的な見解や地域の伝統と、拘り始めればキリがない。ジャガイモやサツマイモ、里芋だって何だって構わない。食べてくれる人がいる、そ…続きを読む

　静と動に、シリアスな世界観とコミカルなキャラクター達。そして物語の大きなテーマとなる「霧」は、冷たさを強く印象付ける。 　しかし「霧」が出るからこそ、ハッキリと目に見えるものがあ…続きを読む

大人になれば、自然と何かを演じてしまい、ニュートラルではいられない。仕事に、家庭にと、それが波風が立たない方法だと知ってしまったから。 息苦しくて、耐えられなくなった時。最悪を考え…続きを読む

新撰組とは、登場人物達には血の繋がりはない。ただ言葉には、文字には、関係ないものを繋ぐ力があるのかもしれない。開かれてしまったパンドラの箱には、だんだらの繋ぐ物語がある。

　パンが未知の生物となった不思議な作品だが、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚と五感をふんだんに刺激する。不思議なようで、計算された世界なのではないかと思う。 　さらに、それが上手く短篇…続きを読む

　金魚玉を外から見る世界と、中から見る世界。それに一時でも知らない者が満たした息の中、その中に閉じ込められるのはストレスでしかない。 　でも何が正しいかは誰にも分からず、入ってみれ…続きを読む

　個性的な四字熟語の世界。意味は分からずとも、画数だけで個性が出る。もし四字熟語が人だったならば性格や容姿は、画数に影響されるかもしれない。好きな四字熟語や、クセのある四字熟語を勝…続きを読む

　激しく降る夕立や驟雨もあれば、涼や恵みの雨もある。もちろん雨は、川へと流れ込み海へ。そして、再び上昇気流に乗り雨となる。暑ければ暑いほど、循環サイクルは早くなる。 　それは自然だ…続きを読む

　子供の頃の親友の記憶は、劣化して擦りきれるビデオテープのよう。ただ擦りきれ劣化するからこそ、それを補うために、新しい記憶を補完する。デジタル化された現在では、起こり得ない世界観。…続きを読む

　一般的にも定義がある。一般的な家庭である為には、常に成長を捨てる必要があり、カテゴリーから外れれば容赦なく捨てられてしまう。 　新生や成長を示す蛇の脱け殻だが、どれだけ脱皮を繰り…続きを読む

七十二候をエピソードタイトルにした挑戦に★。ただ力を持った言葉を、上手く活かすには難しさを感じる。 大体の作品が似たような世界。それでも人気のあるものと、そうでないものがある。たっ…続きを読む

何となくは覚えている程度で、作品タイトルは思い出せない。あ行から順番に呪文のように呟いてみれば、他のものを思い出したような気もして、また横道にそれる。探している時間。それはそれで楽…続きを読む

防犯カメラやマイナンバーカードと、監視された社会。その中でも見落としてはいけないものがある。その１つが人感センサー。人を感知するセンサーは、何を感知している？　温度なのか音なのか、…続きを読む

近い将来、宇宙旅行が出来る。月に住むことも可能になるかもしれない。しかし、まだ地球上には未開の地が多い。深海の奥底、地殻の先のマントル……そして不気味に掘られた穴のある場所。完全犯…続きを読む

音は聞こえなくても、まだ曲は終わっていない。家々な灯りが灯り始めれば、また曲は始まるのだろう。物語は、続いてゆく。

神獣である龍は、霖旱を司り命を育む。時代の変化とともに、神獣である龍も棲みかを変える。それは仮想空間であるゲームの中。人によって産み出されたものではなく、神によって創造された世界だ…続きを読む

葉の色は、どこからが紅葉となるの？　秋風は、どこから凩となるの？　「子供」と「大人」、「○」か「✕」、「表」と「裏」の二面性では語れない。まだ「裏」ではないと思うからこそグレーゾー…続きを読む

りんご飴は不思議な存在。縁日で食べるには少し厄介で、美味しさも期待出来ない。しかし、今も残り続ける稀有な存在。りんご飴が物語のキーとなれば、大抵は上手くいかないはず。それでも読みき…続きを読む

誰でも背伸びしたくなることがある。でも「背伸び」と「つま先立ち」は、大きく違う。成長の中で、少しの失敗を経験することは必要で、それを忘れなければ良い。それと、地に足をつけさせてくれ…続きを読む

　どこからが伝統なのか？　所詮は、受け継がれる験担ぎ。レモンも、画数の多い漢字より、スタイリッシュなカタカナが好きなはず！

ゆでガエル症候群とは言うが、実際は分からない。だって、蛙ではなく人の事を言ってるのだから。どんな気持ちで、枝蛙は棒で突かれる？

嘘をつくことの罪悪感と、ズキリとした痛み。それが皸となり、体を痛めつける。性善説ではなく性悪説で、裂けた傷の下から見えるのは後ろ指。 でも、自分を守る嘘もあれば、人を守る嘘もある。…続きを読む

サンタの家にクリスマスがあるならぱ、表記は「X」masに違いない。家で待つ孫にとっては、いつ帰ってくるかは未知のクリスマス。 温かい家庭ではあるが、降誕祭と相反して孫一人で、帰りを…続きを読む

平年値は過去30年の平均値で、それが先の10年に適用される。だから新しいものの平年値は、最低でも30年は必要。 ベストなチーズの伸びの平年値を出す為には、30年の時間が必要になる。…続きを読む

「皆振動で出来ている」という言葉があった気がする。どんなものにでも必ず振動があり、それが各々の個性となる。 この作品は全体を通して、「振動」がテーマだろう。ライブの楽器やスピーカー…続きを読む

常に同じであり続けるものはない。同じに見えて、少しずつ何かは変わっている。同じに感じるならば、それこそが成長なのだろう。 ずっと同じであり続けてい存在の、「赤いきつね」と「緑のたぬ…続きを読む

紅葉は幹や枝が、葉に蓄えた養分を吸収すること。鮮やかに色付いた紅葉の時より、葉が落ちたばかりの木々の方が持つエネルギーは大きい。 見えているものだけで、真実は分からない。深く知れば…続きを読む

何かが変わったわけではない。白いダウンに赤のニット帽と靴から、少しだけ背伸びさせてくれる。僅かな視点の変化は、少しだけ新しい景色に気付かせてくれる。そうなった時、ぎゃふんと言ってい…続きを読む

後宮で蠢く陰謀に、謀略の数々。そんな世界に転生させられた主人公の蓮花。名前が似ていたからなのか、それとも医者としてのスキルなのか？ 転生した世界に欠けたピースは、ほんの少しの刺激。…続きを読む

中学生の頃の修学旅行の手記。 色褪せたままの記憶もあれば、鮮明によみがえる記憶もあるだろう。中学生の頃に感じた思いが、大人となり何を想うのか。 どのような文字で、どのように書かれて…続きを読む

作品冒頭の掴みが最高。この発想を見つけただけで、面白いのは確定している。 チートやご都合主義が合わさっても絶対に勝てない、「バグ」というパワーワード。そして、言葉の効率の良さ。規格…続きを読む

過去に事件にあい、心に癒えぬ傷を抱えた主人公の物語。少しテーマは重く感じるが、１話の文字数は短くテンポ良く物語が進み、それほど重さは感じない。 人目を避けひっそりと生きることを選ん…続きを読む

何でも願いを叶えるマガタマと、それを持つ高校生。ただ、願い叶える対価は善行すること。しかし、高校生が国家機密のマガタマを所有しているのか？　隠された謎は多く、闇は深いはず。 ただ、…続きを読む

呪われるビデオから出来てきた怨霊も、まさかの異世界転生。そして、異世界の神でも除霊出来なかった怨霊。神でも対処出来ないのだから、最強でしかなく勝てるわけがない。 赤子の時から付け狙…続きを読む

なぜ、ネット小説に投稿するのだろうか？ 幾つもある理由の一つの答えが、この作品なのだと思う。たった一文、たった一つの言葉で、世界観が変わってしまうことがある。 言葉の力を知ったから…続きを読む

現代ファンタジーなのは、間違いないと思う？ スポーツものと言われれば、そうなるのだろう？ もしかしたら、ラブコメなのか？ 簡単に表現は出来ない、そんな境界線にいる作品。 日本語で…続きを読む

落ちこぼれの少年が、崖から落ちて始まる成長の物語。 落ちた先は魔獣が争う世界。そこには助けてくれる人は誰もいない。冒険ファンタジーによくあるチート世界ではなく、厳しい生存競争が繰り…続きを読む