概要
こころの雨は止むもんか。
僕は心の雨にただただ、洗い流されていた。
周りの人たちみんなが汚した心は、いつまでもいつまでも綺麗にはならない。
心の雨と、志の雨。
君がいてくれるだけで、僕は幸せだ。
周りの人たちみんなが汚した心は、いつまでもいつまでも綺麗にはならない。
心の雨と、志の雨。
君がいてくれるだけで、僕は幸せだ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!君の「志」に恋い焦がれ、憧れた。今もまだこころの雨は降り続ける――。
主人公の雨斗は、隣の席の志に恋をする……。
しかしある夏の日に、忽然と姿を消してしまったのだ。
君の「志」にただ憧れ、恋い焦がれたというのに。
そんな君が、いなくなってしまった。
全てがどうでもいいと、志の亡くなったあの川へ行き、そこで自分も死んでしまおうと思った雨斗。
しかし、そこでそれを止める少女の声が聞こえた。
その声は、いつかの日に隣りにいた、あの子と似ている声だった。
―――
ってな感じなんですが、もう最高です。
描写が素晴らしい……! 雨斗くんの切ない気持ちとかがすっごく細かく描写されていてすごいです。見習いたい……!!
そしてこの物語は最後が感動します。
最後の台…続きを読む - ★★★ Excellent!!!雨が紡ぐ感情の物語。静けさと心の揺れが共鳴する一作
『こころの雨』は、雨が心の奥深くに触れる一作です。作品全体に漂う静けさと切なさが、読者の心を引き込んでいきます。雨音や景色の描写がとても細やかで、読むだけでその場の空気が伝わってくるみたいや。登場人物たちの心情が、雨という自然現象と見事に調和して描かれていて、その奥深さに驚かされると思います。特に、この作品は読む人の心情によって印象が変わる、そんな味わい深さが魅力です。テーマとしては「孤独」や「再生」が絡んでくるけど、深刻になりすぎず、どこか穏やかに進むのもええところやなぁ。誰にでも勧められる、心に響く物語やで!
この作品の講評会では、雨というテーマを中心に、いろんな視点からの意見が飛び交…続きを読む