溶鉱炉に魅せられた友人の残したものとは?

読み手によって、感じ方は様々あると思う。

何でもそつなくこなす友人にとっては、日常は全てが想定内のつまらない世界。そして、死を選んでしまう。
葬式に参加した主人公誠一は、悲しみの中ではあるが、いとこのあやめと結ばれてしまう。昨日までは嫌だった世界が変わって見える誠一。
それは、友人にとっては想定内だったのだろうか? 枕元に立ち、世界を変えたとしたり顔なのか、それとも想定外と苦笑いなのか?

私は苦笑いしていると思う。

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