概要
君を守る。ただそれだけ。【完】
2005年 平成17年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて彼女の明るさに影がかかっていく。あれから五年後。夏の日、中学三年生となった彼女■■はある怪異と遭遇。その怪異と遭遇した後、男性に助けられる。彼は直文と名乗り、持てる力を持って彼女を守ろうとする。(1章)
2011年 平成23年5月。
名無し事件が終えた後。向日葵少女の田中奈央は一人の男子生徒から告白を受けて呆然。理数系が苦手な奈央は高校生活勉強一筋で行く為、告白を断る予定。
翌日の登校時、怪談『時駆け狐』と仮面の男に遭遇。時駆け狐の力により、彼女は過去の葵区へタイムスリップしてしまう。
飛ばされた時代は江戸時代。
2011年 平成23年5月。
名無し事件が終えた後。向日葵少女の田中奈央は一人の男子生徒から告白を受けて呆然。理数系が苦手な奈央は高校生活勉強一筋で行く為、告白を断る予定。
翌日の登校時、怪談『時駆け狐』と仮面の男に遭遇。時駆け狐の力により、彼女は過去の葵区へタイムスリップしてしまう。
飛ばされた時代は江戸時代。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!謎が謎を呼ぶ現代怪異退治ファンタジー
怪しい神社にお参りをしたら、名前を奪われてしまった主人公、通称はなびちゃん。
名前を多く呼ばれるであろうメインキャラが、名前を失ってしまうという切り口を新鮮に思いながら読み進めました。
怪異を追っている直文さんと協力することになるのですが、イケメンとひとつ屋根の下というシチュエーションにオカルトとは違ったドキドキ要素が取り入れられていて、いい味を出しています。
柘植矢さんみたいな怪異が今後も出てくると思うと、怖いもの見たさで気になります。
はなびちゃんの名前を奪ったものの正体は何なのか、名前は戻ってくるのか、序盤から読ませる力が強い作品だと思いました。
以上、1-1章読了時点のレビューと…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現代の怪談、都市伝説系ホラーを夜中に一人で読んでるあの感覚
「1ー1章」まで読んだ感想です。
主人公の名前は■■■■。
文字化けではありません。彼女は不思議な存在に「名前を奪われた」のです。周りの人間は今まで通り彼女の名前を認識していますが、彼女自身だけは、自分の名前を呼ばれても書かれても認識できない、口に出そうとしても何と言ったらいいか分からない・・・。
もうこの時点で私の大好物です!このなんとも言えない不安になる不思議な感覚。ネット上の都市伝説系怖い話を読み漁っていた時を思い出します。そういうのが好きな人には刺さること間違いなしです。
続く話も、最初からかなり恐ろしい都市伝説に主人公が襲われます。都市伝説の紹介の回だけでも1本の作品を読んだ…続きを読む