夏井涼

私は本作を読んで、改めてエッセイとは何かということを調べました。 特定の形式にとらわれず、筆者が思うこと考えたこと感じたことを書くもの、とありました。 日記と違うのは、人に読ま…続きを読む

雅也……お前……と、ついニヤついてしまいました。 こういう無口な男の扉が、何と言うか少しずつ開いていくさまってのは、男の私から見ても何かいろいろ期待してしまいますね。 まだ始ま…続きを読む

平易な表現でとても読みやすい作品だと思います。 私には、満点の星空を背景にして、黒い影となった丘の上で静かにはしゃぐ姉妹のシルエットが目に浮かぶようでした。 短編で完結済みとし…続きを読む

転生したら冒険者ギルドに登録して、魔物狩って素材売ってウェーイという、いわゆるテンプレ的な展開ではありません。 主人公のスガワラは、異世界に来てもお客さん相手に名刺を差し出す、ビ…続きを読む

命令一つで、人の命を躊躇いもなく狩る、人造人間。 ある願いのもとに生み出された彼女たちは、皮肉にも圧倒的な力で死体の山を築くことに。 国を二分する内戦の最中、ギルダは負傷し、思…続きを読む

トラックに轢かれたり、ブラック勤めが祟って過労死したり……してません。 作中の言葉を借りれば、「魔法なし、道具なし、記憶なし、仲間なし、神様の加護なし、チートなし」と言う、ないな…続きを読む

冒頭、最初の一文でいきなりくすりとさせられました(笑)。 さらに「ギルド」「板前」「ジョニー」「サイタマ」と、一体自分は何を読んでいるんだと、若干脳をバグらせられながらも物語は進…続きを読む

理不尽なリストラの憂き目に遭い、自暴自棄になっていた主人公が迷い込んだのは、しゃべる動物の世界。 ある場所で主人公が肉と野菜ゴロゴロなシチューを振舞われるのですが、動物の国で出さ…続きを読む

のっけからノリのいい会話文で始まる本作。 ちょっとメタい発言も混ざりつつ、テンポの良い会話を中心にして高校生たちの物語が進んでいきます。 かなりアナログな名称が飛び交っていて、…続きを読む

完全にフィクションでも語り口のウマさで臨場感抜群の人もいますが、どうもこちらの話は実体験が元になっているらしくて……妙にぞわりとします。 今はまだ、主人公が動画配信者になる最初の…続きを読む

こんなでかでかと表示されるところを間違えるはずがないから、きっと別の意味があるのだろうと思いつつ……読む。 これは面白い。 主人公が変に高潔ではなく、欲に忠実というかさらけ出し…続きを読む

とても面白い発想だと思いました。 主人公たちの名前も、ああなるほどと、よく考えられているように感じます。 自分の個性に違和感やコンプレックスを抱えている人たちが、交わっていくこ…続きを読む

昔、浦島太郎のアニメか何かを見ていて、すごく怖かったことを思い出しました。 竜宮城で太郎がめっちゃもてなされている場面で、お刺身食べてたんですよね。 えっ……マジ？　って、思い…続きを読む

これは、あらすじにも書かれていますが、別の二つの話の主人公が、彼らの過去を振り返って語られる物語です。 私はタイトルだけで読み始めてしまったので、後から知りました。 それでも、…続きを読む

聖邪のぶつかる世界。 漢字文化を持つ国。 砂漠を旅する自由の民。 弟に敗北して以降、嵐のような運命に翻弄される始めるカシュウ。 タイトルが示すポージーと六番目の賢者とは何なのか…続きを読む

本作は、本編「あらたまの恋　ぬばたまの夢」のサイドストーリー。 本編の方もそうですが、雅で繊細な筆致で物語は紡がれていきます。 700年代の話なので、難しそうな印象を持たれるかも…続きを読む

私、本作の主人公の前世がヒグマだったのかと思い込んでいました。 作者様のお名前でした。大変失礼いたしました。 これはヒグマ……ではなく、ごく普通の、一般的なサラリーマンの男性が…続きを読む

理不尽な上司のパワハラによって？、過労死に追い込まれた主人公。 閻魔様の提案を退けて、彼が選んだ職業は何と「防具職人」！ どうして？ でも受け入れられた！ 好きに生きろと放…続きを読む

人間と悪魔と天使が住む高層ビル。 しゃべるエレベーター。 見習い天使カミュアと彼女のパイセンが向かうのは教会。 一体どんな話なんだ？ と、少しでも興味をひかれた方はぜひ読んでみ…続きを読む

そして想いとは……。

ある王が建てた不思議な箱庭の世界での出来事が、淡々と語られていきます。

読み終わって、誰しも幸せであってほしいと……しんみりとした気持ちになりました。

言葉遊びの妙と言うか、ああなるほどそうなるのかそういう意味なのかと唸らされるところが多い、結構壮大な物語です。 全152話と、話数はとても多いのですが、一話一話を読みやすい量に収…続きを読む

なるべくネタバレをしたくないので、何を書こうかと本当に悩んでいたのですが……ずばり「愛」ですかね(照)。 しかも、一途な愛と言っても過言ではないと思います。 そしてそれぞれの人た…続きを読む

誰にでもあったであろう、「あの頃」の「初恋」が、丁寧な筆致で描かれています。 読んでいると、作中の情景がくっきりと色鮮やかに脳内で像を結ぶように思えました。 読み終わった後、何…続きを読む