スキル『マクロ』で術式自動化して定時上がりしていた聖女ですが、サボりと誤解されて解雇されました。後任の方は倒れたそうですが、若き宰相様に愛されて、秘書として好待遇で働いているので戻りません

　現在を生きる忙しい現代人たちにとって最も必要かもしれない固有スキルを持つヒロインが、自分の世界で活躍する異世界ファンタジー小説です。

　多少の勧善懲悪的要素と魅力的なヒロイン、そして独特のスキルの組み合わせが興味深く感じられ、適切な分量のエピソードと適度な叙述および描写は、この小説を面白いと感じさせるには十分だと思います。

　“マクロ”ってきっとあれやんね、文系で疎い私にもぼんやりわかる“マクロ”（ぼんやりかい）

　これに魔術式を登録していくことで、仕事をサクサク終わらせる主人公はシゴデキさんです。そう、だからサボりでない！

　タイトルを繰り返しているようですが（苦笑）、シゴデキさんなのに、シゴデキさん故に、妬みや色んな思いからサボりと思われる。物語も現実も理不尽なことが多いですな！

　でも、そんな彼女を神様はちゃーんと見ていました！　次は良い職場、良い上司、が待っていたのです！

　そんな、恋も仕事も掴む、賢い彼女のお話を皆さんもぜひ！

1話めから面白いです。
話はスピーディに進んでいき、にっくき神官長の末路には……スッキリ！

主人公のヒロインが、賢く、精神が強く、良い意味でさばさばしているので、読んでいて、気分が良いです。

ほんのりラブロマンスもあり、男女幅広く、おすすめできる物語です。

読後感も爽やかですよ！
ぜひ、ご一読を。

マクロという、魔法の術式を、効率よく使えるスキルを持つミランダ。

前は5人でやっていた仕事を、スキルを使い、1人でさくっと終わらせていました。

しかし、彼女が膨大な数の仕事をこなしていたのを、分かっていない神官長は、彼女が仕事をサボっていると勘違いして、解雇してしまいます。

仕事も、帰る場所もなくなり呆然とするミランダですが、有能な彼女は、すぐに新しい仕事につくことになります。しかも、ブラックな教会とは違い→高待遇。

読んでいて神官長には、本当に痛い目にあって欲しい……！　と、何度も思いました。
ただ、この物語は、ざまぁ要素が入っていますが、胸が痛くなるような、つらい内容ではありませ…続きを読む

聖女の力　見誤り
黒い職場は　使い捨て
追放された　その先で
真の力が　活かされる

宰相様が　目をかけた
彼女の”技”は　無限大


マクロという、聞き慣れた現代の言葉が、
ファンタジー要素である魔法として見事に組み込まれており、
冒頭から、世界に惹き込まれていきました。

明るく前向きなヒロインが、その持ち前の才覚とスキルで、
目の前に積み上げられた、問題を次々に解決してしまう様は、読んでいて爽快です。

ほんのり甘い恋愛要素を隠し味に、じっくり味わっていただける傑作です。
ぜひ、あなたの仕事効率化のためにも、一読をオススメします！

魔術式を登録して自動化するスキル【マクロ】を使える聖女ミランダは、ある日その職をクビにされる。理由は多くの人々を救っていたにもかかわらず、神官長から「サボっている」と思われたせいである。
聖女とは、ひとりひとりの手を取って治癒を施すのが役目、と考える神官長。
しかしミランダはそのスキルを屈指し、辞めてしまった五人の聖女が行っていた仕事を、効率を重視し、多くの人々を同時に治療することで解消していたのだ。

クビにされてしまった後、なんとか冒険者ギルドの事務職として再就職を果たしたミランダ。彼女はその手腕を認められ、宰相の秘書にまで上り詰め、さらには教会の触れてはならない秘密に気付いてしまい・・…続きを読む

有能な聖女が活躍するお話です。
聖女様は例に漏れす苦労している所から始まりますが、この聖女様は、小さな事は気にしません！
そう、器のおーきーな方なんです！
この物語は、楽しくスッキリ読めるお話しです。

マクロという発想、素晴らしいです。
文章も読みやすく、物語に入り込みやすいです。

読んで損は無い素晴らしい作品だと思いますので、是非読んでみてください

初見でしたが、作品を完結まで
サクサクとテンポよく読めました。

　最初はブラックな職場で、パワハラ上司にクビにされてしまうけれど、そこから主人公がどんどん上昇していくさまが、気持ちいいです。
　するっと読めて、すとん、といい所に着地してくれる、王道恋愛作品。
　頭がよく性格もいい主人公ミラが、ハッピーになると、あなたも一緒にハッピーになれるよ。

ただ単にチート能力を与えられただけでは、賢いとは言えません。
それを活かす知識と努力が必要なのです。
マクロを組んだり、バッチファイルを書いたことがある人ならきっとお分かりいただけることと思いますが、本作のヒロインのそういうところも読んでいただきたいポイントです。

冒頭からテンポよくサクサクと読み進めていける聖女ミランダの物語、あなたも読んでみてはいかがでしょうか。