王子で婚約者が他の女性との浮気を目的した事で、自分に不利な婚約破棄を付き付けられる恐れを回避したく、友人の公爵邸に匿ってもらい、その間同邸の使用人として、友人や彼女の兄の話し相手や世話を焼く助けを担った。尚、ヒロインは幼き頃、実家所有の避暑地の別荘で、親が招待した病気療養の某貴族の子供の元へ様子伺いをする内に親しくなり、外の花畑に行く約束をしながら叶わず別れた相手が学園入学日見掛けた同級生と思い込み、二人は親しくなり親友として慕っていたが、彼女が幼き時より身体が丈夫であったと言われ、幼き時病弱な子供は実は親友の兄と知り、その彼は、あれからずっとヒロインに懸想していたと。その事実を知り自身も男女の性別の間違いはあれど、親愛の感情は当時より持ち続けていた為、彼の求婚を受け入れるという、素敵な作品であると思います。