五歳から聖女として親元を離れ魔獣の出現を抑える為に祈りを続け、その間第一王子と婚約をし将来が約束されていたヒロインであったが、妹が婚約者を奪い、聖女の地位も婚約者であった第一王子が妹に据えると告げられ、お役御免のヒロインに国外追放を宣言。無一文のヒロインは実家を戻るも両親は彼女を追い出し、空腹で住う所も無い彼女は、聖女の力である治癒魔法を施す事で対価を得ようと画策し、外傷を負っていた少年を治癒。その少年の発案から下校中の児童に声掛けして身体の不調箇所を治していき、とある児童が魔獣を襲われ大怪我を負った兄を治療して欲しいとの願いに応え、その兄を復活させた、しかもその兄がヒロインの顔貌に絆され一目惚れで求婚。紆余曲折を得て結ばれる、というストーリーには感動しました。ヒロインが聖女として活躍していた二十三年の間身内や元婚約者、当然本人も自身の容姿は妹に比べ劣等感を抱いていたが、世間では爆上がりの評価と聖女として崇高されていたことを知るシーンには驚愕した次第です。
只、私的には登場人物が突飛過ぎており、その点で星二つとさせて頂きました。