糸乃 空

　急速に進展する人口減少に対処すべく、日本国政府はクローン技術による「ヒューマンリプロダクションプロジェクト」を発表する。人間と変わらぬ外見と能力を持つクローンたちが、社会に送り…

※ネタバレ注意 ＜キャラクター設定＞ キャラクター①　朝烏　美空（あさがらす　みく） ・小学五年生の十歳の少女で、本作の主人公。 ・魔法使いの西尾に魔法で助けられ、西尾の弟子と…

薮坂さま https://kakuyomu.jp/users/yabusaka と一緒に書いている恋愛小説です。 一人娘として大切に育てられた周防夏帆は、小学五年の時、東京から…

未来を舞台に描いた十一の短編を集めたものです。 どれも独立した話で、時代も背景もバラバラですが、できれば掲載順通りに読んでいただくと作者としては幸いです。 ※　陰鬱な話も含まれ…

とある大学生男子は、カワウソに出会った。 たぶん、カワウソ。 カワウソ祭り用、番外編かつクリスマス仕様。 ※　かわうそ祭り！ 参加者一覧（五十音順） 安佐ゆうさん　「カ…

ある日、いきなりあらわれたオレンジ色の訪問者。 毛がふさふさで、小さくて、調子っぱずれのカワウソ（もどき）が私に告げる。 「ウソはついちゃダメ！」 「は？」 妖怪？　神様？　…

　人を蝕む黒い影は、現代も夜の裏で静かに息づく。 　影を払うのは、影縫いと呼ばれる者たちだ。 　各々が専用の縫い具を手に、人知れず影を始末していく。 　そんな影縫いの一人、烏丸…

投稿を始めてから書いた短編を、一つにまとめようと考えました。 ジャンルも長さもバラバラです。 せっかくいただいた感想が非公開になりましたが、元も消さずにとってあります。 既に読…

　高圧電線の鉄塔が景色を横切っていく。そんな光景の意味を考え、この情緒を感じることは、人類の敗北でもあり、また希望でもある。一匹の白猫が、ガードレールを器用に飛び越え、そして視界…

ネコが死んでるのを見たら、あなたはどうします？

いつものあいつに会いに、今日も。

喧嘩を題材にしたショートショートです。 ３分ほどで読めますので、勉強や仕事の合間に目を通してみてください。 後悔はさせません。じっちゃんの名に懸けて（誰？）

　記憶は人の中に宿るというよりは、むしろ景色の側にある。そして毎年、夏になると、それは記憶ではなく現実の風景として彼の前に現れる。 ――自分で自分の影を踏んでみると良いことがあ…

平凡な高校生がトラックに撥ねられた。 そこからはじまる異世界ファンタジーー！ ※元ネタ＝古典落語『頭山（あたまやま）』

　災厄の如く襲う”変位”現象は、国に無数の穴を空け、いくつもの廃棄都市を生んだ。 　その都市を根城にして、ゾーンと呼ばれる変位地を巡るのが、追跡屋＜チェイサー＞である。 　狂血と…

＜注意＞ 拙作が書かれたのは、まだスマホが登場する前のことです。 よって、当時の社会背景が色濃く反映されています。 現代の考え方や規則とズレがあることも、時代背景としてご理解頂け…

　特殊能力があふれる近未来。 　 　ショウは、献体試験で食いつなぐ低能力者だ。 　そんな彼の前に、サヤと名乗る少女が現れた。 　 「あなたの力を貸してほしい」 　少女は廃人とな…

朝の来ない街。 夜に閉じ籠った街。 半球の殻に閉じ込められ、長い長い時を過ぎた街は、外を、朝をすっかり忘れてしまった。 主人公、ジウが、一冊の記録書と出会ったことで、街の止ま…

得体のしれないジンクスに囚われた主人公、浅桐秀。 彼に告白して断られると、100％恋人をゲットできる！？ 受験生だってのに、キューピッド役を押し付けられて大迷惑。 こんな彼に、…

《凪乃組リレー小説　第二弾》今からきっかり１００年後の未来――西暦２１１９年。世界は「陸」と「海」に二分され、争いは続いていた。高度な科学技術の文明社会を維持するものの、資源の枯…

注意欠陥・多動性障害（ADHD）に悩む瑠璃（るり）は、中学二年で不登校になってから約二年の間、近くの図書館で絵を描いて過ごしていた。 そこで出会った一人の男性。 今まで会った事の…

《凪乃組リレー小説　第二弾》今からきっかり１００年後の未来――西暦２１１９年。世界は「陸」と「海」に二分され、争いは続いていた。高度な科学技術の文明社会を維持するものの、資源の枯…

アスコラクシリーズですが、この作品だけでもご覧いただけます。 『アスコラク‐聖痕の娼婦‐』の主人公・シャクヤの妹の物語。 絵に魅了され、絵に集い、そして暗躍する影。 果たしてアス…

「♪♫～お風呂が沸きました！」ガス給湯器の音楽。 運動会のかけっこのテーマ。 ゴミ収集車が流していく曲。 自治体が時報代わりに流す曲。 生活の中に溶け込んでいるあらゆるクラシック…

いつも笑顔の彼女は街の人気者。 今日も若草色のドレスの裾を翻して貸本屋さんに出かけます。 だけど彼女には『友達』が一人もいません。 ある日彼女の前に現れた『笑わない』少年。 た…

先輩面の事務所スタッフ。 江戸っ子気質の遊説車運転手。 ちょっと頼りない熱血候補者。 どうしても勝ちたい対立候補。 彼らを見守る有権者。 そして、得体の知れないウグイス男子。 …

二一〇〇年の春。大和タケルは、一年振りに会ったアーレンス遥に恋文《ラブレター》を手渡す。 彼女の瞳から流れる涙。これは、その恋文《ラブレター》までにたどり着くまでに人類が要した、…

もしくは 「君とは創作の方向性が違うようだ！　失敬！」 と、憤慨してボクが席を立ちます（逆ギレ ※カクヨム3周年記念選手権⑩参加作でした カクヨムのイメージキャラク…

大学生活を目前に控えた巻月潤は、隣人を救おうと火事現場へ飛び込んだ直後、気を失って倒れる。 再び目覚めた彼へ、ライトと怒鳴り声が浴びせられた。 「初期震動《プレシバリング》を確…

最低な別れ方をした女性が、その日のうちに素敵な出会いがなかった。 そんな話です。私にとってコレは恋愛小説！（っと思いたいｗ）

聖痕を生まれつき持った一人の幼女は、娼婦宿に売られた。 しかし、彼女は国を売り、国を背負った。 そして彼女の守護天使こそ、アスコラクだった。 『アスコラク‐首狩り天使‐』の新シ…

「あと三分」とアナウンスが流れる。 私はこれまでの事を思い出していた。 カクヨム3周年記念選手権　６日目お題「最後の３分間」

カクヨム3周年記念選手権　7日目

カクヨム3周年記念選手権　6日目

野球をまったく知らない彼女に彼氏が、頑張って説明するお話です。

大石家の飼い犬マカロンは今日もご主人の健人君に連れらて散歩に出かけている。 健人君は散歩の途中で顔を合わせるクラスメイトの内川さんのことが好きだった。密かに応援するマカロンだった…

カクヨム3周年記念選手権参加作品 お題「ルール」

時間に終わりがあるのだろうかと考えた時、たぶんそれは「生」の終わりを考えている。 実感はあるけど実体がない、それが僕たち人間にとって、時間というものの本性だ。

カクヨム3周年記念選手権　4日目

カクヨム3周年記念選手権参加作品 お題「切り札はフクロウ」

カクヨム3周年記念選手権参加作品 お題「二番目」

カクヨム3周年記念選手権参加作品 お題「シチュエーションラブコメ」

誰かの痛み。わかろうとすれば、わかるものだと思っていた。 痛みがわからないことを知って、人と距離をおくことにした。 目をそらして考えないようにしてきたけど、ずっと残してあったもの…

秋田に住む十六歳の大石ふた葉は、東京に住む青年、下條青汰から招待を受ける。 きっかけは、二年前に亡くなったふた葉の曾祖母の遺言状。 「二番目のひ孫のふた葉を、青汰の婚約者にしてほ…

カクヨム3周年記念選手権　3日目

西川美咲と六条聖司は恋人同士。先月のバレンタインデーから付き合っている。 結城香菜は西川美咲の親友で、六条聖司の幼馴染だ。 冬の終わりの放課後に、三人は廊下ですれ違う。 心の中…

カクヨム3周年記念選手権　2日目

北乃ガラナは、カクヨムコンテストで７作の物語を失った……。 これは敗北を意味するのか!?　 否！　はじまりなのだ！！ 売れっ子作品に比べ、我が作品のPVは３０分の１以下である…

僕は大切なものを失って、山の中の工房にフクロウを彫りにやってきた。そこで、出会った女子大生と一緒に木彫りのフクロウを作ったってだけの話。 僕らはこれからの人生をどう歩んでいけば良…

カクヨム３周年記念イベント作品とこれまでの自分の短編をまとめてみました。 今後も更新予定。