強いってなんだ。空手のレジェンドと呼ばれた男が壁にぶつかり、そう自分に問いかけます。一度は頂点に上り詰めた男でさえ、問い続ける「強さ」というもの。何枚のメダルを取っても、どれだけの名声を得ても、問い続けることをやめない。そうしてまた殻を破って一つ上のステージへ登る。強い人たちが強くあり続けるのってこういうことなのかなって考えさせられました。かっこいいお話です♪
『ヤクザ映画を見たあとは肩を怒らせて歩くようになるとよく言われるが、まさにそんな気分だった』……『コブラ(寺沢武一、集英社、敬称略)』に、そんな主旨の言葉があった。細部の違いはご容赦願いたい。 その伝でいくと、読んだあと思わず拳を構えてしまいたくなる物語だ。 試合の経過や技の描写一つ一つが、ほとばしらんばかりの熱気に溢れている。簡にして要を得るとはこのことだろう。 そして、物語を貫くもう一つの主軸。こちらは敢えて詳細を割愛する。是非とも直接読んで実感して欲しい。 必読本作。
かっけえじゃねえかこんちくしょう!ムカつくほど憎たらしいカッコよさなんだよ、マジムカつく。なんだよなんでこんなにカッコイイんだよチクショウ!あー腹立つ! すげえかっこいい! バカみたいにカッコイイ!あのな、「梧桐彰? 何それ美味しいの?」って思ってる人、まずこれ読め。ムカつくくらいカッコいいから。そんで絶対惚れるから。あーーー腹立つ!ちくしょーかっけえ!!!!うぎゃあああああ!
登場人物の語りが上手い、言葉が耳に染みるように文字が目に入る。実際に登場人物を前にして話を聞いていると錯覚するかのような文字で生きている人物を作り上げたかのようなお話でした。
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