概要
夜に閉じ籠った街で、少年たちは光を目指す
朝の来ない街。
夜に閉じ籠った街。
半球の殻に閉じ込められ、長い長い時を過ぎた街は、外を、朝をすっかり忘れてしまった。
主人公、ジウが、一冊の記録書と出会ったことで、街の止まった時が、再び動き出す。
主人公:十八歳
朝読小説賞キャッチ:大人になることと諦めることは違う。朝を取り戻す少年の物語。
夜に閉じ籠った街。
半球の殻に閉じ込められ、長い長い時を過ぎた街は、外を、朝をすっかり忘れてしまった。
主人公、ジウが、一冊の記録書と出会ったことで、街の止まった時が、再び動き出す。
主人公:十八歳
朝読小説賞キャッチ:大人になることと諦めることは違う。朝を取り戻す少年の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!静かに、そして悲しく美しく語られる冒険譚
仲のいい同級生との語らいという日常。
あることがきっかけで非日常に叩き落される。
この街の裏側を垣間見たのと時を同じくして手にした一冊の本。
その内容は驚愕のものだった。
信じがたい記述に誘われるように、少年たちは冒険をはじめる――
全体を通し優しい語調で淡々と物語は進みます。まるで昔話や絵本を読んでいるかのよう。これは作者の人柄がそうさせるのでしょう。
少年たちの掛け合いもとても可愛く、読んでいてほっこり、クスリとさせられます。
終盤からは打って変わって物語の大きなうねりの中で翻弄される姿をみてハラハラ、流れもどんどん急流に。その頃には読む手を止められませんでした。
読後はすっき…続きを読む